チェンソーマン死亡キャラ一覧！死亡シーンについてもわかりやすく解説【チェンソーマン】

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『チェンソーマン』は、衝撃的で予測不可能なストーリー、そして容赦のないキャラクターの死で多くの読者を惹きつけてきた作品です。

藤本タツキ先生によるこのダークファンタジー漫画では、主要キャラであっても突然命を落とすことが珍しくなく、その一瞬一瞬が強烈な印象を残します。

本記事では、そんな『チェンソーマン』に登場する死亡キャラクターたちを一覧で紹介し、それぞれの死亡シーンや背景、物語への影響についてもわかりやすく解説。

メインとなる主要人物から、公安メンバー、悪魔たちの壮絶な最期まで…。

「誰が、どう死んだのか？」を丁寧に振り返りながら、作品の持つ狂気と切なさにもう一度迫っていきましょう。

ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

葵
葵

ネタバレ注意です

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チェンソーマン 死亡キャラ一覧

チェンソーマンマキマの画像
引用：チェンソーマン公式サイト

まずは死亡したキャラクターを紹介します。

公安の死亡キャラ一覧

公安のキャラ死亡シーン

マキマ / 11巻96話

マキマはデンジに食べられるという最期を迎えています。

長い戦いの末、デンジはついに彼女の支配から解放される決意を固めました。

彼はチェンソーの悪魔「ポチタ」との約束を胸に、マキマを殺すためではなく、“彼女と一体化したい”という歪んだ愛情を選んだのです。

デンジはマキマを殺す手段として、彼女の肉体を細かく切り刻み料理して食べています。

それは戦いでも憎しみでもなく、彼なりの“愛”と“受容”の形だったようです。

支配の悪魔として君臨しようとしたマキマが、デンジの手によって“マキマ”という存在が日常の中へ溶けていく描写は不気味な静寂を残しています。

デンジの心には、恐怖と愛情、そして救済が同時に存在し、彼は「支配」ではなく「共に生きる」ことを選び、その結果としてマキマは完全に終わりを迎えました。

早川アキ / 9巻74話

早川アキはマキマが仕組んだ罠にかかり、デンジによって死亡しました。

“未来の悪魔”の最悪な予言を変える方法を知りたいと考えたアキは、”天使の悪魔”と一緒にマキマの元に向かいます。

しかしアキの選択は、皮肉にも彼自身の破滅を招く引き金となりました。

マキマは「アキのすべてを差し出すなら力を貸す」と囁き、支配の悪魔として彼の意思を奪い取ります。

その結果、アキはマキマと“銃の悪魔”の戦闘に巻き込まれた挙句、死亡。

さらにアキの死体を銃の魔人が乗っ取るという最悪の事態になりました。

そしてその姿のまま早川家を訪ね、デンジの前に現れたアキ。

胸騒ぎを覚えながらもドアを開けたデンジの目に映ったのは、もはや人ではないアキだでした。

彼は無差別に人々を撃ち殺しデンジの呼びかけにも応えません。

最後にデンジが選んだのは、仲間を自らの手で終わらせるという地獄の決断でした。

パワー / 11巻91話

パワーはマキマと戦い、死亡しました。

デンジの誕生日に、パワーはケーキを抱えてマキマの家に向かいます。

そしてパワーが到着した瞬間、マキマの指鉄砲で撃たれ死亡。

しかしポチタの血で生き返りマキマと戦うものの相手になりません。

戦うことを諦めたパワーは、マキマ側につくことに決めます。

ところが最後の最後にデンジを裏切ることができず、瀕死の重傷を負いながらもデンジと逃げ出します。

逃げ切ったもののパワー治す方法がなく、生まれ変わることができたらまた見つけてくれと言い死亡しました。

姫野 / 3巻25話

姫野はサムライソードに撃たれ、さらに幽霊の悪魔に自分のすべてを与え死亡しました。

中華料理店で食事中、デンジたちは謎の“サムライソード”と“蛇の悪魔の使い手”に襲撃されます。

胸を撃たれて瀕死の状態となるものの、アキを守ること、刀を使わせないことを優先させた姫野。

その結果、自身が契約していた“幽霊の悪魔”にすべての体を与えてしまうのです。

姫野が“幽霊の悪魔”に自らの肉体と命を差し出したことで完全な姿を現し、”蛇の悪魔”と戦闘。

しかし、”蛇の悪魔”の一噛みで一瞬にして粉砕され、同時に姫野自身も霧のように消えてしまいます。

残されたのは、姫野の服や眼帯だけでした。

荒井ヒロカズ / 3巻23話

荒井ヒロカズは東山コベニを庇って死亡しました。

公安対魔特異課が何者かの集団による襲撃を受けた際、街中で突然、銃声が。

まだ新人だった荒井は恐怖に震えながらも、咄嗟に隣にいた同僚・コベニを庇おうと身を乗り出します。

その瞬間、銃弾が彼の胸を貫き、血が宙に散りました。

荒井は自分が撃たれたことにすら気づかないような表情のまま、静かに地面へ崩れ落ちます。

彼を撃ったのは公安を狙う刺客で老婆に扮していたため、二人は油断したのです。

コベニは絶望と恐怖に押し潰されながらも、荒井の亡骸のそばで反撃を開始しています。

荒井はただ“仲間を守りたい”という一心だけで命を落としました。

伏 / 3巻23話

伏はサムライソードの仲間に撃たれ、死亡しました。

彼は公安に所属するデビルハンターであり、作中ではIQ134という高い知能を持つことが明かされています。

新人歓迎会で自身のIQを誇らしげに語ったあとは、目立ったシーンはありません。

さらに、この知性が物語で活かされることもなく、サムライソード一派の襲撃に巻き込まれて死亡しています。

安藤マサキ / 6巻46話

安藤マサキはレゼの爆弾によって死亡しました。

彼は公安退魔2課の一員としてレゼ編に登場。

その死は“理性と命令遵守”の限界を象徴しています。

安藤は敵であるレゼに遭遇した際、発砲許可を得ようと手続きを踏みますが、その間にレゼの爆発能力によって死亡しました。

制度への忠実さが、皮肉にも彼自身の命を奪う結果となったと言えます。

野茂・副隊長・田辺・加藤 / 6巻46話

野茂・副隊長・加藤・田辺はレゼの爆弾に巻き込まれて死亡しました。

公安退魔2課の野茂、副隊長、加藤、田辺は、いずれもレゼの襲撃によって命を落としたメンバーです。

彼らはデンジの護衛任務のために現場へ派遣されたものの、レゼの圧倒的な強さの前に何もできませんでした。

結果的に全員まとめてレゼの爆弾で死亡しています。

スバル・黒瀬・天童 / 7巻55話

彼らはアメリカ三兄弟の発砲で死亡しました。

スバル、黒瀬、天童の三人は京都公安所属のデビルハンターであり、マキマからデンジ護衛の指令を受けていました。

しかし任務遂行のため東京へ向かう途中、アメリカ三兄弟による不意の襲撃に遭ってしまった3人。

突然発砲を受けて反応する間もなく即死し任務は開始されず、結果として、彼らはデンジを守ることなくその生涯を閉じました。

中村 / 7巻60話

クァンシの攻撃によって死亡しました。

中村は公安に所属するデビルハンターで突如として登場。

冷静な表情を浮かべ、素早く印を結び”狐の悪魔”を召喚する様子を見せました。

彼のその動作や台詞は、一瞬“有能な助っ人”のような存在感を感じさせたほどです。

しかし、状況は一変し中村が術を発動するより早く、クァンシが凄まじい速度で攻撃を仕掛けます。

彼女の攻撃は誰にも反応させる間を与えず、瞬く間に中村の首を切り飛ばしたのです。

中村の身体はそのまま力なく倒れ込み、狐の悪魔の呼び声も虚しく途切れて死亡が確認されました。

日下部 / 8巻65話

召喚した”石の悪魔”が”闇の悪魔”に負けたため、日下部も石化したことで死亡しました。

日下部は自らの血を用いて地面に陣を描き、“石の悪魔”を呼び出します。

しかしその悪魔の力をもってしても、闇の悪魔の圧倒的な力には太刀打ちできませんでした。

石の悪魔は瞬く間に石に変化し、契約者である日下部もその影響を受けて全身が硬化。

抵抗する間もなく彼の身体は完全に石と化し、彼の命は静かに途絶えました。

玉置 / 8巻65話

玉置は闇の悪魔により死亡しました。

彼は、日下部の相棒として行動していた人物です。

日下部と同様に、経験豊富なハンターとしての冷静さを備えており、かつては敵対していたクァンシと一時的に協力関係を結びます。

そして闇の悪魔に立ち向かうなど、優れた戦術眼を発揮。

しかし、闇の悪魔の圧倒的な力には抗うことができず、身体を切り刻まれ絶命しました。

サメの魔人(ビーム) / 8巻65話

サメの魔人は闇の悪魔によって死亡しました。

公安に所属していた魔人であり、チェンソーマンに対して異常なまでの崇拝心を抱いていた人物です。

その敬愛は時に滑稽なほど純粋で、デンジ本人が引いてしまうほどの熱量を見せていました。

無垢で忠誠心の強い性格から、飼い主を慕う忠犬という印象を与え、作中でも癒しの存在として支持を集めていたほどです。

しかし刺客編では、地獄へと落ちた際に闇の悪魔に両腕を奪われ、圧倒的な力の前に敗北。

最期の瞬間、デンジを復活させるためにチェンソーを引くという献身的な行動を見せた直後、闇の悪魔によって無惨に体を引き裂かれ命を落としました。

暴力の魔人(ガルガリ) / 8巻65話

暴力の魔人は闇の悪魔によって死亡しました。

公安に所属していた暴力の魔人は、その名に似つかわしくないほど穏やかで優しい人物でした。

常にペストマスクで素顔を隠し、どこか不気味な印象を漂わせていたものの、内には“愛と平和”を掲げる信念を秘めていたのです。

地獄編では、闇の悪魔という圧倒的な存在を前にしても怯むことなく、マスクを外し本来の力を解き放ちます。

しかし、その勇気も空しく強大すぎる闇の力に全身を砕かれて絶命しました。

蜘蛛の悪魔(プリンシ) / 8巻66話

マキマを召喚したことにより死亡しました。

プリンシは蜘蛛の悪魔でありながら、マキマに従う公安所属の魔人として活動していました。

刺客編では地獄で闇の悪魔に挑むも圧倒的な力に圧され、四肢を失うほどの損傷を負います。

その後、マキマの命令で自身の身体を媒介に地獄への召喚を実行し、彼女を呼び寄せるという決定的な役割を果たしました。

しかし力をすべて使い果たしたプリンシは戦闘後に死亡しています。

天使の悪魔(エンジェル) / 9巻74話

天使の悪魔（エンジェル）はマキマに支配されたあとは行方不明になりました。

公安に所属していたこの悪魔は、人間の寿命を吸収し、それを武器へと変換するという特異な能力を持っていました。

中盤以降は早川アキのパートナーとして行動を共にし、任務では冷静かつ的確な判断力を発揮します。

悪魔でありながら人間に対して理解を示す柔和な性格で、アキやデンジ、パワーらとの関係にも温かさを感じさせる存在でした。

アキが仲間を守りたいと願った際には、彼の望みを叶えるためマキマに助力を求めますが、結果的にそれが彼自身とアキの破滅を招くことになります。

マキマの支配の力で二人は意志を持たなくなり、力を搾取される形で従属させられてしまいます。

その後、天使の悪魔の姿は物語から消え、死亡したのか、あるいは支配下のまま存在を失ったのかも明示されていません。

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デンジたちの敵・悪魔と魔人の死亡キャラ一覧

デンジたちの敵・悪魔と魔人の死亡シーン

コウモリの悪魔 / 2巻8話

コウモリの悪魔はチェンソーマンと戦い死亡しました。

パワーの愛猫であるニャーコを利用し、自らの目的を果たそうとした悪魔は、狡猾な策略をもってデンジを罠にかけました。

彼はニャーコを人質に取り、パワーの感情を操ってデンジを誘い出し、その血液を奪うことで自らの力を増幅させるという計画を実行します。

そして血を取り込んだことで一時的に著しく強化され、外見も凶悪さを増した彼は、圧倒的な自信を持ってデンジとの戦闘に臨みました。

しかし、チェンソーの悪魔として覚醒したデンジの攻撃の前では、いかなる力も無力。

圧倒的なスピードと破壊力によって瞬時に体を粉砕され、抵抗する間もなく死亡しました。

ヒルの悪魔 / 2巻8話

ヒルの悪魔は”キツネの悪魔”に食べられ死亡しました。

コウモリの悪魔と深い関係にあったとされるこの悪魔は、恋人を奪われた悲しみと怒りを抱き、その復讐心をデンジに向けました。

彼女にとってデンジは、愛する者を失った原因であり、その存在を消すことが唯一の報いだと信じていたのです。

デンジはその時、度重なる戦闘と出血により極度の貧血状態に陥っており、まともに戦える状態ではありませんでした。

彼女はその隙を突き、残忍かつ執拗に攻撃を仕掛け、デンジを追い詰めていきます。

しかし、絶体絶命のその瞬間、早川アキが召喚した狐の悪魔が介入し、彼女を一瞬で捕食。

復讐の念に突き動かされながらも、圧倒的な存在の前に呆気なく命を落とすという最期でした。

レゼ(ボム) / 6巻52話

レゼは天使の悪魔の攻撃により死亡しました。

レゼは「レゼ編」の中心人物として登場し、初めは謎めいた少女としてデンジの前に現れます。

彼女の正体は、デンジの心臓を奪う任務を帯びたソ連のスパイであり、「爆弾の悪魔」としての能力を秘めていました。

学校に通ったことのないデンジと過ごす日々の中で、彼女は次第に本来の穏やかな一面を見せ、互いに不器用ながらも青春のような時間を共有します。

しかしレゼ自身もまた、教育の機会を奪われた実験体“モルモット”として育った悲しい過去を持っていました。

デンジとの激闘の末、相討ちのような形で戦いは終わります。

逃亡を選んだ彼女でしたが、結局デンジへの想いを捨てきれず引き返す途中、マキマに捕らえられ、天使の悪魔の力で命を奪われます。

その後、マキマの支配下で復活しチェンソーマンと再戦しますが、最終的な行方は明らかにされていません。

ゴキブリの悪魔 / 12巻102話

ゴキブリの悪魔はチェンソーマンに引き裂かれて死亡しました。

この悪魔は、人間と車を盾に取ることでチェンソーマンを追い詰められると考え、優位に立ったつもりでいました。

しかしその思惑は一瞬で崩れ去ります。

デンジは人質への配慮を見せることなく冷静に状況を見極め、隙を突いて反撃を開始。

そして圧倒的な速度と攻撃力で悪魔の身体を切り裂き、抵抗の暇も与えずに葬り去りました。

永遠の悪魔（2部）/ 13巻118話

永遠の悪魔はアサによって死亡しました。

この悪魔は第1部にも登場した存在で、第2部ではアサとデンジの水族館デート中に再び姿を現します。

閉鎖空間を支配する能力を用い、二人を水族館の内部に閉じ込め、出口のない絶望的な状況へと追い込みました。

永遠に続くかのような閉鎖と恐怖の中で、アサは思考を転換し、水族館全体を武器として構築するという奇抜な発想に至ります。

その結果生まれた「水族館槍」によって悪魔は貫かれ、あっけなく絶命しました。

この一連の展開は、アサの覚醒と発想力の象徴であり、恐怖の連鎖を断ち切る瞬間として印象的に描かれています。

民間ハンター及び世界各国からの刺客の死亡キャラ一覧

民間ハンター及び世界各国からの刺客の死亡シーン

沢渡アカネ / 巻37話

沢渡アカネは”蛇の悪魔”に首を斬り落とされ死亡しました。

沢渡は”蛇の悪魔”と契約を結んだ民間のデビルハンターで、公安を敵視する過激な思想を持つ人物として登場。

冷静沈着で計算高い性格ながら、その内にはマキマへの敵意と執着が潜んでいました。

彼女は公安襲撃の首謀者の一人として多くの犠牲を生み出しますが、最終的には自殺とも取れるような最期を迎えます。

“蛇の悪魔”が何らかの理由で沢渡の首を切り落とし、沢渡は死亡しました。

クァンシ / 8巻70話

クァンシはマキマに頭部を破壊され死亡しました。

元公安所属のデビルハンターであり、岸辺の元相棒として知られるこの人物は、「最初のデビルハンター」と称されるほどの実力者です。

デンジの心臓を奪えと命じられ、4人の魔人（愛人でもある）の部下たちを率いて日本へと侵攻します。

圧倒的な戦闘能力で公安の精鋭を次々と葬り去りますが、”地獄で闇”の悪魔に遭遇し、あまりに強大な力の前に敗北。

しかしサンタクロースとの激突の際には、デンジと一時的に手を組むという意外な展開を見せました。

完全な協力関係ではなかったものの、状況に応じて利害が一致し、結果的にコスモの力を戦略的に活用することで勝利をつかむことになったのです。

しかし、マキマと対峙した際には抵抗せず降伏を示すも、無慈悲に頭部を切断され死亡します。

マキマの支配下で復活を遂げ、まるで彼女に心酔しているかのような姿を見せたものの最終決戦ののち、その存在は物語から忽然と消えます。

クァンシが最終的にどのような運命をたどったのか、あるいは彼女がどこかでなお生きているのかについては、作中で明確に描かれていません。

そのため、その後の彼女の存在は謎のままであり、読者が自由に想像を巡らせる余地を残しています。

ピンツィ / 8巻68話

ピンツィは”闇の悪魔”に切り裂かれて死亡しました。

クァンシの愛人の一人であり、蛇のようにうねる特徴的なポニーテールが印象的で、仲間内では統率役を担う存在でした。

冷静で判断力に優れ、他の愛人たちをまとめる姿からもリーダー的な立ち位置がうかがえます。

刺客編の地獄で、彼女は“闇の悪魔”の圧倒的な力の前に無残に敗れ、その身を引き裂かれて命を落とすことになります。

しかし、死の終わりは安らぎではなく、サンタクロースの能力によって再び操り人形として現世に引き戻されるという、皮肉な形での復活を果たすことに。

意思を奪われ、かつての仲間に牙をむく悲劇的な存在へと変貌しました。

ロン / 8巻68話

ロンも”闇の悪魔”に切り裂かれて死亡しました。

クァンシの愛人の一人であり、頭部に伸びる角が目を引きます。

ピンツィと同じく冷静沈着な性格を持ち、戦闘時には的確な動きを見せていました。

刺客編における地獄での一幕では、ロンは“闇の悪魔”という絶対的な存在と対峙することになります。

闇の悪魔の力は常識を超えるほど強大で、ロンは抗うことすら許されませんでした。

その結果、ロンの身体は引き裂かれ、無惨な最期を遂げることになります。

しかもサンタクロースの能力によって人形として再び動かされ、仲間であったはずの者たちに敵対するという、皮肉で残酷な最期となっています。

コスモ / 8巻70話

コスモはマキマに身体を切断され死亡しました。

この魔人もクァンシの愛人の一人で、常に「ハロウィン」としか口にしない奇妙な存在です。

その不可解な言動には、「宇宙の魔人」という事実が隠されていました。

膨大な宇宙の知識を他者の脳内へ強制的に流し込むという強力な能力です。

しかし、その圧倒的な力もマキマの前では通じず、クァンシとともに一太刀で身体を両断されて命を落とします。

ツギハギ・・・8巻70話

ツギハギもマキマに身体を切断され死亡しました。

クァンシの愛人の一人で、名前の通り体中に縫い跡が刻まれた異様な外見を持つ魔人です。

物語を通して一切言葉を発することがなく、その出自や能力も謎に包まれたままでした。

彼女は常にクァンシの傍らに控え、無言ながらも強い忠誠心を感じさせる存在として描かれます。

最期はクァンシとマキマの前に立ちはだかり、抵抗する間もなく首を切断されて絶命。

静かに登場し、静かに散っていきました。

人形の老人 / 8巻63話

人形の老人は生贄にされて死亡しました。

表向きは謎多き刺客サンタクロースの正体と見なされていた人物です。

しかし実際にはトーリカの師匠によって操られていた人形にすぎませんでした。

彼自身には自我や目的はなく、すべては師匠の計画を遂行するための駒として利用されていたのです。

最終的に“地獄の悪魔”を現世へ呼び出す儀式の生贄として命を捧げ、その存在は簡単に消えました。

サンタクロース(トーリカの師匠) / 8巻70話

サンタクロース(トーリカの師匠) は、宇宙の魔人により精神崩壊して死亡しました。

サンタクロースは、トーリカの師匠であり、同時に”人形の悪魔”としての本性を持つ存在でした。

彼女はマキマを超える力と、自身の短命という宿命を克服する術を求め、禁断の存在である闇の悪魔と接触します。

その代償として人間性を失う代わりに、”闇の悪魔”の力を得て無限の再生能力と人形を自在に操る支配力を獲得。

圧倒的な能力でデンジやクァンシを相手に死闘を繰り広げました。

しかしデンジの命を懸けた反撃により追い詰められ、さらに宇宙の魔人コスモの能力で膨大な知識を脳内に流し込まれたことで精神が崩壊。

「ハロウィン」と叫び続けながら燃え尽き、静かにその生涯を終えました。

トーリカ / 8巻66話

トーリカはマキマに生贄にされて死亡しました。

刺客編でデンジの心臓を奪うため派遣されたトーリカは、師匠と行動を共にする若き刺客として登場しています。

冷静で任務に忠実な一方、師匠への信頼は絶対的でした。

が、その師匠こそが人形の悪魔の本体であり、トーリカ自身もその能力によって人形へと変えられてしまいます。

自我を失った彼は操り人形として戦場をさまよい、かつての理想も意思も完全に奪われていきました。

やがて戦いの舞台が地獄に移ると、彼は師匠に見捨てられ、利用価値を失った存在として放置されます。

最期はマキマが闇の悪魔の領域から脱出する際、現世への帰還に必要な“生贄”として命を強制的に捧げさせられ、悲惨な最期を遂げました。

アメリカ三兄弟 / 7巻57話

アメリカ三兄弟は長男、次男は死亡、三男は行方不明となっています。

刺客編でアメリカから派遣された三兄弟の刺客は、デンジの心臓を回収するという極秘任務を担い日本に潜入しました。

彼らはまず京都の公安である黒瀬たちを殺害し、契約していた「皮の悪魔」の力でその姿に成り代わり、公安内部への潜入を試みます。

策略は順調に進行しているかに思われましたが、思わぬ事故が彼らの運命を一変させました。

コベニの車を無謀に運転していたパワーの暴走により、黒瀬に擬態していた長男がデンジと共に轢かれ死亡。

状況を理解できず混乱した次男も、吉田ヒロフミが操るタコの奇襲によって命を落とします。

唯一生死が確認されなかった三男は、その後消息を絶ち、三兄弟の計画は唐突かつ無惨な結末を迎えました。

チェンソーマン　あらすじ　わかりやすく チェンソーマン最新話までのあらすじをわかりやすく解説【チェンソーマン】

第2部に登場した死亡キャラ一覧

  • コケピー・・・12巻98話
  • 田中先生・・・12巻98話
  • 委員長・・・12巻98話
  • ユウコ・・・13巻111話
  • ナユタ・・・19巻170話

第2部に登場したキャラの死亡シーン

コケピー / 12巻98話

コケピ―はアサの下敷きになって死亡しました。

コケピーは「鶏」という存在に対する人間のわずかな恐怖から生まれた悪魔です。

その影響力の弱さゆえに戦闘能力はほとんど持たない、非常に無害な存在でした。

外見や仕草もどこか愛嬌があり、通っていた学校ではクラスメイトたちからマスコットのように可愛がられていました。

特にアサにとっては、唯一心を許せる存在でもあったといえます。

しかし、その穏やかな日常は突然の事故によって終わりを迎えることに。

アサがクラス委員長に足を引っかけられて転倒した拍子に、偶然下敷きとなり、そのまま圧死しました。

田中先生 / 12巻98話

田中先生は「田中脊髄剣」に変えられ消滅しました。

表向きは熱心で生徒思いの教師として振る舞っていたものの、その裏では倫理を欠いた行動を取る人物でした。

女子生徒に手を出し、さらにアサに対しても好意を寄せるなど教育者としての一線を完全に踏み越えています。

その歪んだ愛情と自己中心的な行動は、やがて自らの破滅を招く結果となりました。

アサの内に宿る“戦争の悪魔”ヨルの能力によって、彼は人間でありながら「田中脊髄剣」という名の武器へと変えられてしまいます。

その瞬間、肉体も魂も無機物へと変質し、存在そのものが消滅したのでした。

委員長 / 12巻98話

委員長は田中脊髄剣による攻撃と手榴弾により死亡しました。

委員長は田中先生と身体の関係を持っており、彼の関心がアサへと向けられていることに強い嫉妬を抱いていました。

その歪んだ感情と執着が彼女を“正義の悪魔”との契約へと導き、自らの欲望を正義として正当化しようとします。

悪魔の力を得たことで圧倒的な優位に立ったかに見えましたが、皮肉にもその行動がさらなる悲劇を招くことになります。

アサの内に宿る“戦争の悪魔”との戦いの中で、彼女は武器化された「田中脊髄剣」の一撃で致命傷を負いました。

さらに手榴弾の爆発と剣の攻撃によって体を粉砕され、命を落とします。

ユウコ / 13巻111話

ユウコは偽者のチェンソーマンに襲われ死亡しました。

ユウコは、孤立していたアサに最初に心を開き、彼女にとって数少ない「理解者」となった存在です。

優しく明るい性格で、周囲から距離を置いていたアサにも積極的に関わり、友情を築いていきます。

しかし、いじめを止められなかった自分への罪悪感と、アサを守りたいという純粋な思いから“正義の悪魔”との契約を結び、その力を得た結果、外見は魔人のように変化してしまいました。

それでも彼女の本質は変わらず、アサに対しては最後まで友情を示したユウコ。

彼女は別れの言葉を残してその場を後にしますが、その直後、チェンソーマンによく似た謎の存在に襲撃されます。

抵抗する間もなく首を斬り落とされ、命を落とすという衝撃的な最期を迎えました。

ユウコの最期は、純粋な善意が暴力と誤解によって踏みにじられる結果となったのです。

ナユタ / 19巻170話

ナユタはバルエムに首を斬られて死亡しました。

ナユタは、前世であるマキマの転生体として生まれ変わり、デンジと共に慎ましくも穏やかな日々を送っていました。

彼女はデンジにとって家族であり、かつ心の拠り所でもあった存在です。

しかし、その平穏はチェンソーマン教会の副総帥バルエムによって無惨に壊されます。

バルエムは表向きにはナユタを人質としてデンジを操ろうと画策。

その真の目的は彼を絶望に追い込み、理性を失わせて再び“チェンソーマン”として暴走させることにありました。

彼は「ナユタに会わせてやる」と告げてデンジを誘い出し、回転寿司店で彼女の首が皿の上を回るという残酷な光景を見せつけます。

その瞬間、ナユタは非業の死を知ったデンジは深い喪失と狂気に包まれました。

彼女の死は、デンジの心を完全に崩壊させる決定的な引き金となったのです。

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公安や悪魔・魔人以外の死亡キャラ一覧

  • デンジの父親・・・物語が始まった時点で故人
  • サムライソードの祖父(ゾンビの悪魔)・・・1巻1話
  • 早川タイヨウ・・・2巻13話

公安や悪魔・魔人以外のキャラの死亡シーン

デンジの父親

デンジの父親の死亡シーンは、『チェンソーマン』の物語の根幹に関わる重要な出来事です。

死因は自殺、と語られていますが、実際はデンジ自身の手によって殺されていたことが後に判明します。

父親は借金に苦しみ、幼いデンジにまで返済を押し付けていました。

極限状態の中で暴力を受け続けたデンジは、ついに耐えきれず父を殺害。

その事実をマキマによって暴かれることで、デンジの心が崩壊するきっかけとなります。

サムライソードの祖父(ゾンビの悪魔)

サムライソードの祖父であるヤクザの死亡シーンは、『チェンソーマン』第1話で描かれる、物語の始まりを象徴する残酷な出来事です。

デンジが幼い頃から借金返済のためにコキ使われていた相手こそ、このヤクザの祖父でした。

デンジはポチタと共に悪魔退治を手伝い、必死に借金を返そうと働きます。

しかし、ヤクザたちは裏でゾンビの悪魔と契約し、さらなる力を求めてしまいます。

その結果、彼らはゾンビ化し、人間としての理性を失ってしまうのです。

デンジは襲いかかるゾンビの群れに殺されかけますが、ポチタの犠牲によって復活し、チェンソーマンとして覚醒。

復讐の刃を振るい、ゾンビとなったヤクザの祖父や手下たちを容赦なく切り裂きます。

このシーンは、デンジが“普通の少年”から“悪魔の狩人”へと変貌する原点であり、彼の悲惨な運命の幕開けを示しています。

早川タイヨウ

早川アキの弟・タイヨウの死亡シーンは、『チェンソーマン』におけるアキの復讐心と運命を形づくる悲劇の始まりです。

幼いアキとタイヨウは雪の降る田舎町で仲良く遊んでいました。

アキに手袋を取りに行ってくる、と家に帰った直後、日本に上陸したのが銃の悪魔。

凄まじい破壊とともに家も町も一瞬で吹き飛び、アキの目の前で家族は全員死亡。

タイヨウの小さな手を握る間もなく、跡形もなく消えてしまいます。

このシーンは派手な描写ではなく、静寂と虚無の中で描かれており、アキの「銃の悪魔を殺す」という強烈な動機を生み出した瞬間として多くの読者の心に深く刻まれています。

葵
葵

色んな死亡シーンがあるんだよね

チェンソーマンは死亡するキャラが多すぎ？

チェンソーマン姫野の画像
引用：チェンソーマン公式サイト

『チェンソーマン』は、他の少年漫画と比べても異常なほどキャラクターの死亡率が高い作品として知られています。

しかしそれは単なる残酷描写やショック演出ではなく、物語の根幹にある「現実の不条理」を象徴していると言えるでしょう。

藤本タツキ先生の描く世界では、正義も悪も関係なく、どんなに努力しても、どんなに優しい人間であっても、死は突然訪れます。

この“死の理不尽さ”は、私たちが生きる現実にも通じるテーマです。

誰もが望まなくても失う痛みを経験し、その中でどう生きるかを問われる。

作中のキャラクターたちは、死に抗うのではなく、死を受け入れながらも生きる意味を模索していきます。

また、『チェンソーマン』では“死”が物語の推進力として機能しています。

誰かの死が新たな憎しみや覚悟を生み出し、次の行動を生む。

マキマの死、パワーの喪失、アキの最期など、死は常にデンジの心を変化させる契機として描かれてきました。

つまり、この作品における死は「終わり」ではなく、「変化」の象徴でもあるのです。

多くのキャラクターが命を落とすのは、読者に“生きる痛み”と“生の儚さ”を突きつけるため。

そしてその中で、なおも笑い、食べ、前に進むデンジの姿こそが、この作品の最も人間的で、そして最も希望に満ちた答えなのではないでしょうか。

葵
葵

奥深いストーリーなんだよね

まとめ

チェンソーマン早川アキの画像
引用：チェンソーマン公式サイト

今回は、チェンソーマン死亡キャラ一覧と死亡シーンについてもわかりやすく解説しました。

『チェンソーマン』は、その衝撃的なストーリー展開と予測不能なキャラクターの死によって、多くの読者に強烈な印象を残しています。

誰がいつ、どんな理由で死ぬのか分からない世界の中で、それでも登場人物たちは懸命に生き、戦い、そして散っていきます。

彼らの最期は決して無駄ではなく、それぞれが物語を前へと進める重要な意味を持っていました。

死は悲劇であると同時に、生の輝きをより鮮明に映し出す鏡でもあります。

『チェンソーマン』は残酷なまでにリアルな“生と死”を描きながらも、そこに確かに存在する人間の強さと儚さを伝えてくれるのです。

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