銃の悪魔は死亡?能力や正体・目的についてわかりやすく解説【チェンソーマン】

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『チェンソーマン』の中でも特に強烈な存在として描かれる「銃の悪魔」。

その圧倒的な力と恐怖は、物語全体の象徴とも言える存在です。

本記事では、そんな銃の悪魔の正体や能力、そして最期(死亡の真相)についてわかりやすく解説します。

なぜ人々がこれほどまでに銃の悪魔を恐れるのか? 

その恐怖はどのように生まれ、どんな目的で動いていたのか? 

デンジたちの運命を大きく変えたこの存在の裏側を、原作の描写をもとに丁寧に紐解いていきます。

葵

見た目も怖いんだよね…

チェンソーマンアニメキャラ「銃の悪魔」とは?

『チェンソーマン』に登場する銃の悪魔は、人間が“銃”に抱く恐怖から生まれた悪魔です。

わずか数分で世界中の人々を何百万人も殺害したとされ、その圧倒的な破壊力と速度から、人類史上最も恐れられる存在となりました。

銃社会や戦争など、人間の暴力への恐怖を象徴しており、物語の中では公安や悪魔たちがその力をめぐって争う重要な鍵を握る存在です。

まさに「恐怖の化身」と呼ぶにふさわしい悪魔といえます。

銃の悪魔のプロフィール・特徴

項目詳細
名前銃の悪魔(じゅうのあくま)
身長不明
強さ作中で最強レベル
外見頭が拳銃の銃口を思わせ、背と腕には数えきれないほどの銃器が張り付いたように見える異様な姿

初登場は「アニメ1期第5話」※漫画では2巻の12話~15話

銃の悪魔の初登場は、アニメ第1期の5話「銃の悪魔」で、漫画では2巻の12話~15話です。

マキマデンジに銃の悪魔の話を聞かせています。

「銃の悪魔を殺せたらデンジの願いをマキマが叶える」と言われたデンジが舞い上がるシーンです。

完全に姿を現すのは、9巻75話「9.12」となっています。

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銃の悪魔の目的は?何がしたかった

恐怖を増大させること=存在を維持し続けること

目的は単純に「人間を殺すこと」ではなく、人間社会そのものが抱える“恐怖の連鎖”を拡大することにあります。

『チェンソーマン』の世界では、悪魔は人々の「恐怖」から力を得る存在です。

つまり、人々が銃を恐れれば恐れるほど、銃の悪魔は強くなる。

銃の悪魔はまさにその構造の中で、恐怖の増幅装置として機能していたのです。

物語の中では、世界中で起きた大量殺戮によって人々の心に「銃=死の象徴」というイメージを刻みつけました。

これによって銃の悪魔は一気に強大化し、各国政府はその力を利用しようと、悪魔の肉片を回収・取引するという異常な状況に陥ります。

つまり、銃の悪魔の存在は「人類が自ら作り出した恐怖を崇拝し、利用しようとする皮肉」でもあるのです。

また、作中では銃の悪魔が誰かを個人的に憎んでいるという描写はほとんどなく、感情や意志を持つというよりも、恐怖の概念そのものとして動いています。

いわば「破壊と死をもたらす自然災害」のような存在。そこに善悪の判断はなく、ただ“恐怖”というエネルギーを得るために殺戮を繰り返すのです。

このことから、銃の悪魔の真の目的は「世界を支配すること」でも「人類を滅ぼすこと」でもなく、恐怖を増大させること=存在を維持し続けること。

アメリカ大統領に確保されていた

物語が中盤に差し掛かる頃、支配の悪魔として本性をあらわにしたマキマを止めるため、アメリカ大統領らしき人物が究極の選択を行います。

彼は国民全員の寿命を1年ずつ差し出すという、常識を超えた代償を支払い、銃の悪魔を日本へ向かわせるという決断を下しました。

この描写から、銃の悪魔はすでにアメリカ政府の管理下にあり、極秘裏に封印・保持されていたと考えられます。

おそらくマキマのような特級悪魔に対抗するための、国家の最終兵器として温存されていたのでしょう。

悪魔との契約は、強大な力を持つほど見返りも重くなります。

国民全員の寿命1年分…合計すれば約3億年という桁外れの代償は、銃の悪魔の常軌を逸した強さを物語っています。

さらに、大統領が銃の悪魔と“電話で会話する”場面があることから、この悪魔は言語を理解し、人間と交渉できるほどの知性を持つ可能性が高いです。

登場時の姿は完全な悪魔形態であり、人間のような形を取る姿は未だ描かれていません。

つまり銃の悪魔は、人類に従属しているようでいて、実際には制御不能な恐怖の象徴として存在していたのです。

葵

銃に対する恐怖は消えないよね

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銃の悪魔の印象深い名言・エピソード

銃の悪魔の名言はないため、印象深いエピソードを紹介します。

銃の悪魔が各国に11月18日午前10時に現れてからの上陸時間と被害者数

  • 日本:26秒間上陸→ 死亡者数:57,912人
  • アメリカ:124秒間上陸→ 死亡者数:548,012人
  • カナダ:7秒間上陸→ 死亡者数:8,481人
  • ハワイ:0.4秒間上陸→ 死亡者数:780人
  • 中国:37秒間上陸→ 死亡者数:316,932人
  • ソ連(当時):210秒間上陸→ 死亡者数:155,302人
  • メキシコ:2秒間上陸→ 死亡者数:6,088人
  • インド:15秒間上陸→ 死亡者数:29,950人

合計被害(推定)

世界全体での犠牲者数:約1,118,457人以上

全上陸時間合計:約421.4秒(約7分間)

このわずか数分間で100万人以上の命が奪われたという設定は、『チェンソーマン』世界における恐怖の象徴としての銃の悪魔の圧倒的な存在を示しています。

葵

たった7分で100万人以上を…

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銃の悪魔は死亡したかどうかについての考察

銃の悪魔が死亡したのかについて考察していきます。

銃の悪魔は死亡した(完全体)

様々なキャラから語られてきた銃の悪魔という存在。

しかし、9巻でマキマが驚きの真実を明かしました。

それは、「すでに銃の悪魔は倒され拘束されている」というものです。

物語の幕開け時点で、銃の悪魔はすでに壊滅状態にあり、その肉片は各国が分け合う形で保管していました。

アメリカが20%、ソ連が28%、中国が18%、その他の国々で4%、そして残りは悪魔たちが保持している…そうマキマは語ったのです。

また、銃の製造は国際法で厳しく制限され、特定の職業以外では銃を所持することさえ不可能。

不法な手段で手にした者のほとんどが“銃の悪魔と契約して手に入れた”とされていました。

でもそれらはすべて虚構であり、マキマが作り上げた情報操作による偽りの事実だったのです。

本当のところ、銃は悪魔の力ではなく、国家が裏で製造し密かに市場へ流していました。

しかし、それを明かすことはどの国にとっても致命的です。

そこで人々は口をそろえて、「銃の悪魔と契約して手に入れたのだ」ということにしたのです。

その一言が、売る者にも買う者にも、最も都合のいい“嘘”でした。

銃の悪魔を倒せるのは?

銃の悪魔を倒せるかもしれないキャラとして名前が挙がっていたのは、マキマとポチタです。

まずポチタだと考えた場合、デンジが公安に入り、最初の任務で永遠の悪魔と遭遇したのは都合が良すぎる流れに思えます。

しかもその悪魔は銃の悪魔の肉片で力を得ており、デンジの心臓を狙っていたというのも出来過ぎではないでしょうか。

まるで永遠の悪魔が彼の到来を知っていたかのような印象を受けます。

そうなると、マキマが倒したと考えるのが最も自然です。

その理由を理解するには、まずチェンソーの悪魔=ポチタの力を知る必要があります。

彼の能力は、倒した悪魔を“この世から消す”という恐るべきもの。

食べた悪魔の名前や存在そのものを完全に消し去ることができ、作中でも「ナチス」や「核兵器」が世界から消滅した描写があります。

もしポチタが銃の悪魔を倒していた場合、「銃」という言葉も、「銃への恐怖」も人々の記憶から消えていなければなりません。

ですが、実際には銃の悪魔による事件が語り継がれ、肉片も現存しています。

つまり、銃の悪魔は“倒された”わけではなく、“支配された”のです。

支配の悪魔であるマキマは、自らの支配能力によって銃の悪魔を制御し、彼の力を一部使えるようになったと考えられます。

あの「指鉄砲」がその証拠と言えるでしょう。

マキマなら肉片を利用して何らかの策略を巡らせていたとしても不思議ではありません。

永遠の悪魔がデンジを襲ったのも、マキマ自身が意図的にその肉片を他の悪魔へ渡し、デンジたちの前に敵として出現させたと考えるほうが自然でしょう。

そう捉えるなら、あの戦いはマキマによって用意された、デンジを成長させるための“試練”であったとも解釈できるのです。

アメリカ合衆国によって銃の悪魔が討伐された

作中では「アメリカ合衆国によって銃の悪魔が討伐された」と説明され、その後、各国が肉片(銃の悪魔の破片)を分割所有していることが明かされています。

しかし、ここで重要なのは、“完全に死亡した”とは一度も明言されていないという点です。

「討伐」=「死亡」ではなく、「分断」や「封印」だった可能性も十分にあります。

銃の悪魔の存在が残っている?

銃の悪魔の肉片は、依然としてこの世界に実在しています。

しかも、それらの欠片は互いに引き寄せ合い、再生を目指す性質を持っています。

これは「完全な死」ではなく、「分裂した状態での生存(あるいは潜伏)」を意味していると解釈できます。

何より、チェンソーの悪魔・ポチタが“食べた悪魔”は、その名前も恐怖の概念も完全に世界から消滅します。

しかし、銃の悪魔の場合、「銃」という存在も恐怖も、作中世界に明確に残っています。

つまり、ポチタ(チェンソーマン)によって消された形跡がないため、銃の悪魔は「消滅」していないと考えられます。

マキマは後に「銃の悪魔」を操り、デンジと対峙します。

その際、銃の悪魔の肉体を利用して人間を媒介にした“擬似的な復活”を実行しているように見えます。

ここから考えられるのは、マキマが銃の悪魔の魂や力を完全に破壊できなかったため、利用できる形で支配したという可能性です。

結論として、銃の悪魔は「肉体としての破壊」は受けたものの、“存在そのものの死”には至っていないと考えられます。

悪魔は人間の「恐怖」から生まれ、その恐怖が存在する限り、完全には死なない存在です。

ゆえに、「銃」という概念が人間の心にある限り、銃の悪魔は完全には死にません。

これが物語全体に通じる深い示唆なのです。

葵

絶対に死なないなんて怖い…

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銃の悪魔に関するよくある疑問・共感ポイント

正体は?

銃の悪魔とは、『チェンソーマン』の世界において最も恐れられる存在の一つであり、「銃」という現実的な恐怖を象徴する悪魔です。

この世界では、人々が恐れるものほどその悪魔は強力になります。

つまり、銃の悪魔は“銃という道具が生む恐怖”を糧にして誕生し、戦争・犯罪・殺人など、人類が抱く暴力への不安や恐怖心がそのまま力の源となっています。

作中では、わずか数分間で全世界で百万人以上を殺害するほどの圧倒的な破壊力を見せつけ、国家間の政治的な駆け引きにまで影響を与える存在として描かれました。

各国は銃の悪魔の“肉片”を所有し、その力を兵器のように扱っていましたが、実際にはマキマの支配の下にあった可能性が高いとも示唆されています。

また、銃の悪魔は単なる怪物ではなく、人間社会の「暴力依存」と「支配構造」を象徴する存在でもあります。

つまり、人間が銃を恐れ、同時に頼ってしまう限り、銃の悪魔は決して滅びることがない。

それが本作における最大の皮肉であり、恐怖の根源でもあるのです。

早川アキが銃の悪魔人間になった理由と経緯

早川アキは、未来の悪魔から受けた死の予言を回避すべく、天使の悪魔を伴いマキマへ助言を求めました。

その際、マキマは次のように提案したのです。

「私と契約しよう。あなたの全てを差し出すなら、力を授けてあげる」というこの提案は、支配の悪魔としてのマキマによる、早川アキへの“支配契約”の誘導であったと解釈できます。

また、アメリカが放った銃の悪魔(出力20%の個体)はマキマとの戦闘に敗北しています。

おそらくその過程でアキに取り込まれたと考えるのが自然です。

したがって、マキマが銃の悪魔の心臓、あるいはその力の源を掌握していた可能性が高いと言えます。

早川アキはその“力”を与えられる代償として、自身のすべて、肉体・精神・自由意志までもマキマに明け渡しました。

その結果、彼は完全に支配下の存在となり、もはや自らの選択で生きることすら叶わなかったと推測できます。

戦争の悪魔の子供?

18巻176話で、銃の悪魔は戦争の悪魔から生まれたことが判明しました。

チェンソーマンとの壮絶な戦いの末、戦争の悪魔であるヨルは両腕を失うという深い傷を負いました。

さらに、かつて彼女と同じ「恐怖の系譜」にあった口の悪魔もチェンソーマンによって食べられ、世界から“口”という概念自体が消えてしまっています。

そのため、ヨル自身も言葉を発することすら困難な状態となりました。

しかし、戦争の悪魔としての本能はまだ失われていませんでした。

長い沈黙の後、ヨルは再びその力を取り戻します。

かつては他者を名前で呼ぶことでしか武器化できなかったものの、力が戻った今は自分の所有物であれば名前を口にせずとも武器に変えることができるまでに回復していたのです。

そして、ヨルは失った両腕の代わりに、自らが生み出した“子”である二体の悪魔…銃の悪魔と戦車の悪魔を選びました。

戦争から派生した二つの象徴を、彼女はそれぞれの腕に宿し、戦いのための“武装”として融合させたのです。

右腕には銃の悪魔が宿り、無数の銃口が彼女の意志と共に敵を狙う。

左腕には戦車の悪魔が融合し、圧倒的な推進力と装甲を備えた“戦の具現”として蘇りました。

こうしてヨルは、失ったものを“自らの戦争の血”で再生させ、再び戦場に立つ存在へと進化を遂げたのです。

その姿はまるで、戦争そのものが自己再生するかのよう。

武力と破壊を生む恐怖がある限り、戦争の悪魔・ヨルは決して滅びないということを体現しているのです。

銃の悪魔が意外なところで登場し、読者を驚かせました。

葵

意外な繋がりが発覚したよね

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まとめ

今回は、銃の悪魔は死亡したのか、能力や正体・目的についてわかりやすく解説しました。

銃の悪魔は『チェンソーマン』の中でも、恐怖そのものを象徴する存在です。

作中で肉体は分断され、マキマに敗北したとされますが、完全に「死んだ」とは言い切れません。

なぜなら、人間が銃を恐れる限り、その概念は消えることがないからです。

銃の悪魔は単なる怪物ではなく、人間の心に巣食う暴力と恐怖の象徴。

その意味で、彼は今も世界のどこかで息づいているとも言えます。

マキマの支配を超えてなお、「恐怖」という名の悪魔は決して滅びない、それが『チェンソーマン』が描く恐怖の本質なのです。

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