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『チェンソーマン』は、藤本タツキ原作の、ダークヒーロー漫画です。
個性豊かな登場人物や迫力ある戦闘シーン、衝撃的な展開を見せるストーリーなどが人気を呼んでいます。
当たり前のように悪魔が存在する世界で、主人公のデンジが仲間と出会い成長を遂げる姿が共感を呼びました。
2024年12月現在で19巻まで発売され、劇場版もています。
この記事では『チェンソーマン』の19巻までと、レゼ篇をわかりやすく解説します。

『チェンソーマン』は、”チェンソーの悪魔”の力を手に入れたデンジの様々な活躍が描かれています。
デンジはポチタ(チェーンソーの悪魔)と一緒にデビルハンターとしていた時に、ヤクザに裏切られます。
その際に怪我をしていたポチタと知り合い、デンジから「お互い助け合う」という契約を交わしました。
ある日デンジはヤクザに裏切られ、今度はポチタから「自分の心臓をあげるからデンジの夢を見せて欲しい」と契約を持ちかけます。
そして”ゾンビの悪魔”を倒した直後、マキマと知り合いデンジの運命が変わりました。
チェンソーマンとして生きる道を選んだデンジの、壮絶な人生の始まりです。

デンジは真っ直ぐな少年だよね
チェンソーマン 第1部「公安編」原作1巻 / 1話~5話・アニメ第1話~3話

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!
引用:集英社公式サイト
デンジは”チェンソーの悪魔”と融合し、”ゾンビの悪魔”を倒した後でデンジはマキマに飼われることになりました。
色々と優しいマキマに、デンジは好意を抱きます。
マキマは鼻が利くため、デンジの中でポチタは生きていると確信します。
その言葉を信じたデンジは、早川アキや”血の魔人・パワー”たちと一緒に戦うことに。
アキの家で同居し、人間らしい生活を手に入れたもののデンジは物足りなさを感じます。
デンジはパワーとペアになるものの、わがままで虚言癖な彼女に振り回されっぱなしです。
そんな時にパワーに「胸を揉ませる」という条件をエサに、パワーの飼い猫・ニャーコ救出に向かいます。
しかしパワーの本当の目的は、”コウモリの悪魔”にニャーコと引き換えに食事となる人間を渡すことだったのです。
デンジは裏切られたことを知っても”コウモリの悪魔”を倒し、ニャーコを取り返します。
さらに新たに”ヒルの悪魔”が現れますが、アキたちが到着し事件は解決。
この一件を通して、アキはデンジと歩み寄ろうと考えます。
アキはマキマの判断で、デンジとパワーの3人で共同生活を始めることが決まりました。
その流れでデンジは、「胸を揉む」という夢を叶えたのです。
しかし思い描いていたものと全然違ったため、がっかりしてしまいます。
そんなデンジに、マキマはそういう行為はまずお互いを知ることが大切だと諭しました。
さらに「ある条件を達成したらデンジのいうことを何でも1つ聞く」と約束しています。

パワーはインパクトのあるキャラだよね

チェンソーマン 第1部「公安編」原作2巻 / 6話~16話・アニメ第4話~第6話

「胸を揉む!!」その圧倒的欲望を原動力に、コウモリの悪魔と激闘を繰り広げるデンジ!! 戦いの果てに掴むのは、胸!? それとも…!? そして、マキマが語る人類の敵「銃の悪魔」とは!? 公安の犬・デンジの戦いは新たな局面へ!!
引用:チェンソーマン集英社公式サイト
マキマから「”銃の悪魔”を倒したら何でも望みを1つ叶える」と聞かされたデンジは、安易に”銃の悪魔”討伐を決めます。
13年前、世界中が”悪魔対策”と称して、銃で儲けようと躍起になっていた時期がありました。
その影響なのか、銃が出回ったことで銃を使った凶悪事件や暴動、内戦が増加します。
そして世界中で銃に関する事件のニュースを頻繁に報道したことで、人々の銃に対する恐怖が増大する結果に。
『チェンソーマン』の世界では「全ての悪魔は名前を持って生まれ、その名に対する恐怖が悪魔の力に直結する」とされています。
“銃の悪魔”は世界共通で恐れられてしまったことで、最強の存在になってしまいました。
デンジが”銃の悪魔”を知った後で、アキたち公安対魔特異4課は森野ホテルに向かいます。
“銃の悪魔”の肉片を持っている悪魔が潜伏していたからです。
そこでデンジは、姫野や東山コベニたちと合流します。
全員の士気を高めるために姫野はご褒美のキスを提案し、最初は断ったデンジですが姫野の言葉でやる気を見せます。
あっさり見つけた悪魔は、幽霊の悪魔と契約している姫野とパワーが倒しました。
ホッとしたのも束の間、公安対魔特異4課は8階から出られなくなってしまいます。
どうするか考えていると悪魔が現れ、「デンジを差し出せば他の人間は助ける」と取引を持ち掛けてきました。

究極の選択を迫られたね

チェンソーマン 第1部「公安編」原作3巻 / 17話~25話・アニメ第6話~第9話

空間を封鎖し「デンジを殺せ」と迫る、謎の悪魔!! 追い込まれ、次第に分裂する特異4課のメンバー。そんな極限状況下でも、ごほうびのキスを諦めないデンジが閃いた、地獄のような作戦とは…!? 人と悪魔の特異点・デンジをめぐる大抗争、勃発!!
絶体絶命の状況にコベニは動揺しトイレの水を飲もうとして、姫野に気絶させられました。
そして閉じ込めていたのは”永遠の悪魔”だと判明し、コベニが恐怖を感じるせいで巨大化してしまいます。
アキは”狐の悪魔”とコンタクトが取れず、8階は悪魔の「胃」で「心臓」は別の場所にあることを知りました。
さらにアキは刀を使おうとしますが、姫野は刀を使うとアキの寿命が大幅に縮むことを知っているので反対します。
もう契約する以外助かる方法はないと知り、デンジを差し出す流れになっていきます。
しかしアキがそれを止めたため、コベニや荒井ヒロカズの恐怖心が高まり悪魔がさらに力を増幅。
アキたちはデンジをどうするかで揉め始めた挙句、コベニがデンジを刺そうとしたのをアキが庇い刺されてしまいます。
“銃の悪魔”を倒せる可能性を秘めているのが、デンジだと考えていたからでした。
デンジはパワーにアキの止血を頼み、初めて姫野が動揺したのを見て”永遠の悪魔”と戦うと決意。
そして”チェンソーの悪魔”になり、”永遠の悪魔”と死闘を繰り広げ倒すことに成功しました。
“銃の悪魔”の肉片も手に入れて事件は無事解決、アキも回復しています。
その後公安を辞めると言い出した、コベニと荒井を引き留める口実の飲み会をすることに。
アキはマキマも呼ぶと言い、姫野もマキマを酔わせてデンジの正体を聞き出そうと考えていました。
飲み会が始まり、マキマはデンジの正体を聞くアキに「飲み比べで勝ったら教える」と言います。
しかしマキマの圧勝で、アキと姫野は酔い潰れてしまいデンジの正体は聞けませんでした。
しかもマキマの前で、姫野とゲロまみれのキスを経験してしまったゲンジ。
飲み会が終わりデンジはなぜか姫野の部屋に行ったものの、結局未遂に終わっています。
デンジのポケットにはマキマからもらった、チュッパチャップスのコーラ味が入っていました。
場面は変わって中華料理屋で食事をしていたデンジたちは、銃を持った男に襲われます。
その男はデンジが殺したヤクザの孫でデンジは頭、姫野は胸を撃たれてしまったのです。
デンジたちを撃った男は”刀の武器人間・サムライソード”で、アキは刀を抜いて”サムライソードを倒しました。
そこに沢渡アカネが現れて”サムライソード”を復活させ、アキは斬られてしまったのです。
しかし、デビルハンターのスーツのおかげでアキは死なずにすみました。
姫野は自分の出血量から、長くは持たないと悟ります。
そして「自分の全部をあげるからゴーストの全部を使いたい」と新しい「契約」を提案します。
その提案を受け入れた”幽霊の悪魔”は、姫野の命を懸けた「契約」で全身を出現させました。
“幽霊の悪魔”が”サムライソード”に攻撃を始めると、「契約」によって姫野の体が少しづつ消えていきます。

姫野の覚悟は辛かったよ・・・

チェンソーマン 第1部「公安編」原作4巻 / 26話~35話・アニメ第9話~第11話

デンジの心臓を狙う謎の一味の襲撃により、大打撃を受けた公安特異課には、不穏な空気が漂う。一方、デンジとパワーは最強のデビルハンターの元、頭のネジもぶっ飛ぶ「死」の特訓を開始するが…!? シリアスとクレイジーが交錯し、反撃の狼煙が上がる!!
アキが重傷を負いパワーは逃げ出し、姫野や荒井たちは銃で撃たれて死亡。
さらにデンジも”サムライソード”に斬られてしまいました。
新幹線内でも公安襲撃があり、撃たれたはずのマキマは「撃たれなかった」と嘘を吐きます。
そしてデンジたち東京の公安も襲撃された、と聞かされます。
マキマは、終身刑以上の犯罪者を30人ほどと標高の高い神社を貸し切るよう要請しました。
場面が変わり、死亡したデンジを運ぼうとしたヤクザたちが次々とあり得ない死に方をしていきます。
沢渡はマキマの仕業だと判断し、マキマの生存確認をさせますが出来ませんでした。
マキマは京都にいながら、終身刑以上の犯罪者を使いヤクザたちを襲撃したのです。
東京ではデンジの遺体を回収しようとするヤクザと、コベニが対峙していました。
そしてコベニは”サムライソード”の腕を切り落とすことに成功。
また場面が変わりマキマが東京に戻ってきます。
京都の公安の黒瀬と天童は指導係として、マキマと一緒にやってきました。
アキは病室でコベニと円以外は死亡したと聞かされた後、”呪いの悪魔”から自分の寿命を尋ねます。
“呪いの悪魔”から寿命が「2年だ」と知ったアキは、姫野の死を悲しみ泣き出してしまいました。
さらに岸辺の特訓を受けることになったデンジとパワーは、地獄の特訓を受けることになります。
アキは”サムライソード”を食わせたせいか”狐の悪魔”に嫌われてしまい、新たな悪魔との契約を結ぶよう言われます。
その悪魔とは”未来の悪魔”でした。

マキマの不気味さが増したよね
チェンソーマン 第1部「公安編」原作5巻 / 35話~39話・アニメ第11話~第12話

かつて姫野が使役していた悪魔と対峙するアキ。復讐の炎に身を焦がす男の脳裏を過るのは…!? 一方、デンジは再びサムライソードと激突!! チェンソーvs刀、血飛沫舞う死闘の行方は果たして!? デンジの心臓争奪戦は、想定外の方向へと加速する!!
アキは姫野の契約悪魔だった”幽霊の悪魔”と戦うことになりました。
新たに手に入れた「未来視の力」で戦うものの、窮地に追い込まれるアキ。
しかしとどめを刺すことなく、”幽霊の悪魔”は代わりに煙草を差し出したのでした。
パワーとデンジは敵と戦うのですが、強敵と戦いたくないパワーはゾンビを選びます。
残ったデンジを待っていたのは、”サムライソード”でした。
電車内で戦うデンジは乗客を庇い、両腕を切り落とされてしまったのです。
しかしデンジは、足から生えたチェーンソーで”サムライソード”を確保します。
そしてアキに「大会を開く」と宣言し、「姫野を撃ったんだからコイツの玉も撃っていいだろ」と言ったデンジ。
警察が来る前に1番大きな悲鳴を上げさせた方が勝ち」というものでした。
捕まえた沢渡は、”蛇の悪魔”によって死亡しています。
そしてパワーは血の飲み過ぎで変化が起き、血抜きが必要となりました。
その間デンジのバディとして登場したのは”サメの魔人”で、デンジを崇拝しています。
ある日デンジは雨に降られ、電話ボックスで雨宿りをしていたデンジは1人の女性と出会います。
その女性はデンジを見て笑ったあと、泣き出してしまいました。
アキは姫野の後任として選ばれた”天使の悪魔”と、バディを組むことになります。
“天使の悪魔”は、手で触った相手の寿命を吸い取って武器に変える能力の持ち主です。
一方のデンジは、レゼのバイト先である「二道」に通うようになっていました。
ある日レゼはデンジに「夜の学校を探検しない?」と誘い、夜の学校に忍び込むことに。
その頃デンジの心臓を狙う殺し屋がおり、その殺し屋は”台風の悪魔”と契約しているようでした。
しかし夜の学校でレゼを狙った殺し屋は、返り討ちにあってしまい死んでしまいます。
そして”台風の悪魔”はレゼを知っているようで、レゼに罰として服従するよう言われていました。

タバコに書かれていたメッセージが泣ける・・・

チェンソーマン 6巻・レゼの誘惑篇(劇場公開予定)

「遠くに逃げよう」…レゼの思いがけない言葉に心揺れるデンジの、純情の行方は──。そんな甘いひと時から急転直下、吹き荒れる爆殺の嵐! 恋も欲望も、人間も悪魔も全てを巻き込むド派手な血戦で、デンジとレゼは何を確かめ合う!?
レゼはデンジに「公安を辞めて一緒に逃げよう」と提案しました。
そしてレゼはデンジにキスをするのですが、その直後レゼはデンジに襲い掛かります。
レゼがデンジに近づいたのは、デンジの心臓を狙っていたからです。
“サメの魔人”が助けに来るものの、吹き飛ばされてしまいます。
デンジたちは、たまたま通りかかったデビルハンターがレゼと戦っている隙に逃げ出しました。
そして対魔2課の訓練施設にいたアキたちと合流しますが、そこにレゼが現れます。
公安が攻撃するとレゼは、自身の頭を吹き飛ばしてしまったのです。
アキと”天使の悪魔”は、デンジと”サメの魔人”を連れて逃げようとしていました。
しかしあっさりレゼに追いつかれ、アキが戦うことを決めます。
苦戦するアキの助太刀に入ったのは”暴力の魔人”でした。
有利になるかと思われましたが、そこに”台風の悪魔”が現れます。
強風が吹き荒れる中、デンジは”サメの魔人”に乗って”台風の悪魔”を倒すことに成功。
まともに戦ってもレゼには勝てないと考えたデンジは、海中に引きずりこむことにします。
チェーンで自身とレゼを拘束し、海に飛び込んだのです。
場面は変わり、デンジは「二道」でレゼを待っていました。
レゼと一緒に逃げようと、デンジは全ての荷物を持ってきていたのです。
しかしレゼは任務を放棄して逃げるつもりで、新幹線乗り場にいました。
ところが新幹線には乗らず、デンジの待つカフェに向かったのです。
もうすぐデンジに会える、というところまで来たレゼは大量のネズミに囲まれてしまいます。
ネズミを使ってレゼを殺したのは、マキマと”天使の悪魔”でした。
レゼを待つデンジの前に現れたのは、血抜きを終えて復活したパワー。
デンジの恋は、本人の知らないところで終わっていたのでした。

デンジの本気の恋はマキマが葬ったんだね

チェンソーマン 7巻

その姿が「恐怖!! デンノコ悪魔!!」としてTVで報道され、全世界に存在が知られることとなったデンジ!! イカれた凄腕の刺客達が、各国から東京に集結する中特異課は戦力を総動員し、デンジ防衛作戦を敷くが!? ルール無用で襲い殺し合う、地獄のカオスが渦を巻く!!
レゼの一件が終わりマキマから江の島旅行に誘われ、デンジとアキは喜びます。
しかしレゼの騒動で、デンジの存在が世界中に知れ渡ってしまう事態になっていました。
デンジのような”武器人間”は希少価値があるため、アメリカや中国が狙うだろうと予測できます。
旅行は延期、完全に世界から狙われる存在になったデンジは警護対象となったのです。
中国から来た刺客は”クァンシ”という眼帯をした女性で、岸辺が認めるほどの強さを誇っています。
マキマからは、特に気を付けるべき刺客は”ドイツのサンタクロース”だと聞かされました。
デンジの護衛部隊には宮城公安対魔2課の日下部・玉置と民間の吉田ヒロフミと、東京公安対魔特異4課の早川アキ・”天使の悪魔”が選ばれました。
さらに京都の公安からも黒瀬たち3名が追加されることも決まっていましたが、突然現れたアメリカの3兄弟の襲撃で全員死亡。
長男は悪魔の能力で、黒瀬になりました。
デンジが昼食を食べていた時にトーリカと師匠がデンジに接近し、さり気なく”呪いの悪魔”の釘をデンジに刺します。
“呪いの悪魔”の釘に4回刺されると、確実に死んでしまいます。
デンジは師匠によってその釘を3回刺されており、4回目はトーリカを試すために残していました。
偽者の黒瀬はデンジたちと合流し、話し込んでいたところにコベニの車を強奪したパワーが突っ込みます。
デンジは頭を負傷し、偽者の黒瀬は吹っ飛ばされ後頭部を強打するのですがここで異変が起きます。
偽者の黒瀬の顔が、3兄弟の長男顔に戻ってしまったのです。
その頃クァンシが日本に到着しており、今度は3兄弟のアルドが黒瀬に化けます。
さらにマキマは、人形の出現からサンタクロースも日本にやって来たことを知りました。
マキマは”サメの魔人”にデンジを助けなさいと命じて、”蜘蛛の悪魔”にもデンジだけは助けるよう伝えています。
同時に「可能な限り仲間の死体だけは回収するように」とも命令しました。
人形たちの前に”天使の悪魔”が現れるほどの事態になっており、事の重大さが伺えます。
さらにクァンシは公安のデビルハンターを全て倒した上に、アキを1撃で気絶させてしまいました。
しかし”蛸の悪魔”と契約している吉田だけは、何とかクァンシと戦っています。
そこに岸辺が現れ、クァンシの安全を保障すると持ち掛けマキマ抹殺の協力要請をするのです。

クァンシは敵だけどかっこいいよね
チェンソーマン 8巻

クァンシと特異課の間でデンジをめぐる攻防が続く中、不気味なサンタクロースが、真の目的へと動き始める!! 凶気と悪意に満ちた禁忌の契約が結ばれる時、悪魔さえも恐怖する、絶望の世界への扉が開く──。ドス黒い闇夜に、デンノコ悪魔の絶叫が響き渡る!!
デンジとパワー、岸辺と吉田、”サメの魔人”やクァンシなどが入り混じっての大乱闘となっていました。
その戦いの最中に、釘を踏んでしまったデンジ。
それは4回刺されると死んでしまう釘で、既に3回踏んでいるデンジは”呪いの悪魔”に動きを封じられてしまったのです。
するとトーリカの師匠が、本当の姿・サンタクロースになりました。
師匠はサンタクロースをやっていた老人の心臓とその養子たちの命を使い、デンジたち全員を地獄に連れて行きます。
地獄に行ったデンジたちの前に”闇の悪魔”が現れ、次の瞬間全員の両手が切り落とされました。
トーリカは”闇の悪魔”に、「チェーンソーの心臓を持ってきたのでマキマを殺す力をください」と懇願します。
“闇の悪魔”が差し出した肉片を、トーリカの師匠が食べたことで契約が成立。
日下部が”石の悪魔”を使っても歯が立たず、”サメの魔人”はデンジをチェーンソーに変えた瞬間バラバラにされてしまいます。
仮面を外した”暴力の魔人”ですら、”闇の悪魔”には勝てません。
そこにマキマが”蜘蛛の悪魔”に「私を呼びなさい」と言い、地獄にやって来たマキマ。
マキマはトーリカを利用して犠牲を払って、デンジたちを現実の世界に戻したのでした。
現実の世界では、デンジが”闇の悪魔”と契約したサンタクロースと戦っていました。
苦戦するデンジの元に、サンタクロースに仲間の魔人を殺されて怒りに満ちたクァンシが現れます。
それを見たサンタクロースは、顔と手が弓矢で覆われた魔人になっていました。
闇に対抗するなら光になればいいと、デンジはガソリンを被って火を付けます。
呆れるサンタクロースですが、しぶといデンジに恐怖を感じ始めていました。
そして車をぶつけられ、サンタクロースは大爆発に巻き込まれ瀕死に陥ります。
そんなサンタクロースの息の根を止めたのは”宇宙の魔人”です。
“宇宙の魔人”の能力のせいで、サンタクロースはハロウィンのことしか考えられなくなりました。
クァンシはマキマに負けを認め、魔人は助けてほしいと頼みます。
しかしマキマは容赦なく、クァンシと魔人を斬ってしまいました。

闇の悪魔が一番怖いんだって

チェンソーマン 9巻

先の戦いで多くの仲間が傷つき、命を落とした──迫り来る銃の悪魔との決戦を前に、アキの心は揺れる。マキマが明かす、銃の悪魔をめぐる驚愕の真実、アキが見た“最悪の未来”──全てが重なる時、悪夢のような運命がデンジたちを蹂躙する…!!
サンタクロースを倒した数日後、地獄から戻ってきたデンジたちのダメージは相当なものでした。
日下部は”石の悪魔”と共に消え、”サメの魔人”と”暴力の魔人”も死亡。
デンジの腕はマキマの力で取り戻せたものの、アキは片腕しか戻りませんでした。
コベニは退職し、パワーは恐怖のあまりPTSDを発症しデンジから離れません。
“闇の悪魔”が見ていると怯え、トイレも1人で行けない状況です。
お風呂も一緒に入るのですが、「全然エロい感じがしない」とデンジは感じていました。
マキマはというと、1人で江ノ島旅行に行っています。
デンジも誘われたのですが、パワーが心配だからと断ったのです。
アキは北海道に、家族の墓参りに行くことにします。
10数年前に”銃の悪魔”によって、アキ以外の家族は死亡しました。
デンジとパワーが「一緒に行きたい」と言い出し、家族旅行のような形になります。
アキは何か思うところがあったのか、岸辺に4課を”銃の悪魔”討伐作戦から外すよう頼んでいます。
しかしアキの希望は通らず、マキマから呼び出しを受けました。
デンジたちは一時的に対魔7課と合流することになるものの、アキは参加しなくてもいい権利が与えられています。
しかしアキは、戦うことを選んだのでした。
“銃の悪魔”討伐の前に、アキは”天使の悪魔”の見舞いに病院に行きます。
“未来の悪魔”から聞かされた予言について、相談するためでした。
その予言とは、パワーとアキがデンジに殺されるという内容です。
“天使の悪魔”に「マキマなら何か回避できる方法を知っているかも」と言われ、2人でマキマの元へ向かいます。
アキは「どんな悪魔とでも契約するから力を貸してください」とマキマに懇願します。
その様子を見ていた”天使の悪魔”は、マキマに支配され村人の寿命を吸い取り武器にしてしまった過去を思い出しました。
“天使の悪魔”はマキマを倒そうとしましたが、再びマキマに支配されてしまいます。
その瞬間、銃の悪魔が現れたのです。
“銃の悪魔”は既に人間に拘束されており、本体の20%はアメリカ、11%は中国、28%はソ連が持っていると語るマキマ。
そんな中、マキマの力が強大になり過ぎたことをアメリカ大統領は懸念していました。
そこで全国民の寿命1年を渡すという条件で、マキマを倒してほしいと”銃の悪魔”に持ちかけたのです。
こうして甚大な被害と共に現れた”銃の悪魔”と、マキマの戦いが始まりました。
マキマは”未来の悪魔”や”天使の悪魔”など、いくつかの悪魔の力を使い戦います。
さらに、沢山の刃物を持った何者か(白い人形の集合体)を召喚しました。
場面は変わってアキの部屋になります。
アキの部屋では、デンジとパワーがアキの帰宅を待っていました。
玄関のチャイムの音と同時に電話が鳴り、電話をかけてきたのはマキマ。
「”銃の悪魔”を殺し損ねた、”銃の悪魔”はそばにあった死体を乗っ取って逃げた」と聞かされます。
さらに「そっちに行ったから倒して欲しい」とも言われました。
デンジとパワーは玄関を見つめ、デンジはパワーに逃げるように言ってから玄関のドアを開けます。
そこにいたのは”銃の魔人“になってしまったアキでした。
デンジは「アキに戻れ」と願いながら戦いますが、アキは戻りません。
しかもアキは戦いながら、故郷で弟と雪合戦をしている幻を見ています。
仕方なくデンジはアキを倒しアキは死亡、それは”未来の悪魔”が予言した通りの最悪の死に方でした。

まさかアキが死ぬなんて・・・
チェンソーマン 10巻

俺がアキを──決して拭い去れない絶望に脳が糞になったデンジは、マキマに救いを求める。だが、一時の安息は更なる悪夢の始まりに過ぎなかった…。デンジの心の禁断の“扉”が開く時、マキマの真の思惑とチェンソーの悪魔の秘密が交錯、血みどろ地獄と化す!!
アキが死んで数日経っていますが、デンジとパワーはショックから立ち直れずにいました。
アキは自分の貯金を、デンジと姫野先輩の遺族に半分ずつ相続させる手続きをしていました。
そしてデンジとパワーは引っ越し、仕事以外の日はゲームばかりする日々を過ごします。
夜中にアイスを買いに行くものの、アキと戦い倒した時のことをふと思い出しアイスを吐いてしまったデンジ。
そこにマキマが現れ、デンジに温かいお茶を飲む?と自分の家に連れていきます。
マキマの家で温かいお茶やケーキを出され、マキマの愛犬と触れ合いデンジは少し落ち着きを取り戻します。
そんなデンジにマキマは「叶えて欲しいことを教えて?」と言いました。
辛いことが多すぎて考える事をやめたデンジは、マキマの犬になりたいと答えます。
「私の犬になるのなら命令は絶対聞かなきゃだめ」とマキマに言われ、それを受け入れてしまったのです。
そしてマキマは、パワーを私が今から殺すから玄関を開けるようにと命令します。
考える事を止めたデンジは、命令通り玄関の扉を開けてしまったのです。
マキマは躊躇うことなく、マキマの家を訪れたパワーを殺しました。
パワーの死を目の当たりにして、精神崩壊寸前のデンジを見たマキマは大笑いします。
実はマキマは、デンジの心を壊そうと企んでいました。
デンジとポチタが交わしたのは、約束ではなく契約だったからです。
ポチタの心臓を開放するためには、デンジとポチタの契約を無かったことにする必要がありました。
デンジがポチタと契約する時の条件は、「自分の夢を見せる」というもの。
マキマは、デンジが単純な夢で幸せを感じているうちは契約は破棄できないと知っていました。
そこでデンジにアキやパワーと会わせ「家族」という最高の幸せを与えた上で、その幸せを壊したのです。
アキやパワーと一緒に生活させたのは、そういう意図があったからでした。
さらにマキマは、デンジの父親は自殺ではなくデンジが殺したんだと教えてしまいます。
デンジが夢で見ていた扉は、父親を殺した罪の扉でした。
マキマに裏切られたショックや、アキを殺したこと、パワー殺しに加担したこと、父親の死のことでデンジは完全に精神崩壊してしまいました。
公安はマキマを危険因子と判断し、マキマの家を襲撃しますがマキマは平然としています。
何度死んでも、マキマは生き返るのです。
岸辺と対峙したマキマは、「私に対する攻撃は全て日本国民の誰かの病気や死に変換される。」と明かしました。
そしてデンジの自我を無くしたチェンソーマンは、獣のように暴れています。
マキマはチェンソーマンのファンで、彼は「地獄のヒーロー」だと語りました。
助けを求められると現れて敵をチェンソーで切り刻むが、助けを求めた方も殺されてしまいます。
そしてチェンソーマンに食べられた悪魔はその名前が存在ごと消えてしまい、既に消された悪魔はマキマの記憶には残りません。
それを知っていたマキマは、チェンソーマンの力を支配してより良い世界を創っていきたいと考えていたのでした。
しかしマキマは自我を無くしたチェンソーマンと戦うことになります。
途中でコベニと再会するというギャグ回を挟んで、マキマの手下と思われる”武器人間ズ”も現れ、乱戦状態に突入します。
マキマとチェンソーマンの、壮絶な戦いが幕を開けてしまいました。

デンジはどうなっちゃうの?

チェンソーマン 11巻 【公安編完結】

残酷で無慈悲なマキマの支配が、デンジを追い詰める!! 大切なものを奪い尽くされ、糞詰まっていく心──そんなデンジの耳に響く“チェンソーマン”を呼ぶ声…!! かくしてデンジとマキマは血みどろの荒野で殺し合い、交わることなき“想い”の果て、衝撃の結末が炸裂する!!
“武器人間ズ”との戦いを終えたチェンソーマンは、コベニの元に戻ってきました。
そこに蘇ったマキマが現れ、その瞬間チェンソーマンは口から大量に吐血します。
デンジが活躍する姿を、「チェンソーマンの活躍」として、マキマがテレビ放送したからです。
悪魔は”恐怖”が力になるため、チェンソーマンをヒーローにすることでチェンソーマンの弱体化を狙ったのでした。
場面が変わり、マキマに殺されたパワーは暗闇の中で意識を取り戻します。
そしてデンジを助けてほしいとポチタに懇願され、快諾するパワー。
今のパワーは過去にデンジに飲ませた”血”が形になった状態で、このままだと消えてしまいます。
しかしデンジを助けると言ったパワーに、ポチタ(チェンソーマン)は自身の肉片を食べさせ”血の悪魔”として復活させたのです。
ところが”長い物には巻かれる”という性格のパワーは、マキマにチェンソーマンを差し出します。
しかしパワーにとってデンジは大切な仲間だと実感し、自身の命を引き換えにする覚悟でチェンソーマンを助けたのです。
意識を取り戻したデンジはゴミ箱の中にいました。
それは精神世界のような場所だと考えられ、目の前にパワーがいたのです。
パワーが再会を喜ぶ反面、デンジは既にパワーが死んでいると思っているので喜べません。
しかし悪魔は、現世で死んでも地獄で別の個体として生まれ変わるのです。
パワーは、「デンジに血をあげるから血の悪魔を見つけ出してパワーに戻せ」という契約を提案し、はそれを受けることにします。
そしてデンジはコベニと共に岸辺に連れられて、小さな路地裏の倉庫に行きます。
そんな時、マキマの差し金で「チェンソーマン」関連のニュースが流れます。
ヒーローになったチェンソーマンに、多くの人々が声援を送っていました。。
「普通の生活」を夢見てデビルハンターになったものの既に「普通」には飽きており、新しい夢を考えていたデンジ。
デンジは「今だからこそチェンソーマンになりたい!」と岸辺に訴えます。
しかしチェンソーマンになったら、マキマに見つかりまた戦うことになります。
マキマを倒さなければいけないことは分かっていても迷う自分に、まだマキマが好きなんだと再認識していました。
結局マキマと戦うことになるのですが、マキマは支配している「ゾンビの悪魔」のゾンビを使います。
数では負けているもののデンジは地面を抉り出して、ゾンビを倒してみせました。
しかしマキマには”武器人間ズ”がおり、一斉攻撃を食らったデンジは窮地に追い込まれてしまいます。
最終的に最後に残ったクァンシと相打ちになり、デンジはマキマを残して倒れこみました。
その様子を見たマキマは、自分の血をデンジに飲ませて復活させます。
マキマは、チェンソーマンと殴り合いをしたいと考えているようでした。
デンジはマキマの血で復活した瞬間、首をチェーンソーで切り落としますがすぐに復活するマキマ。。
殴り合いが続く中で、デンジが押され気味になり、拳で腹を貫かれてしまいます。
マキマは迷わず、デンジの心臓を引きちぎりました。
勝利を確信したマキマは”チェンソーマンの心臓”を大事そうに抱きかかえています。
そんなマキマの背後に誰かが忍び寄りますが、マキマは気付きません。
しかし”ヴヴーン!”というエンジンの駆動音が聞こえて、やっと振り向きました。
そこには、チェンソーを持ったデンジがいたのです。
デンジはそのままマキマの胴をチェーンソーで切り裂きました。
状況が理解できないマキマは、戸惑いを隠せません。
デンジはマキマから取り返した”チェンソーマンの心臓”を、自身の胸へと戻しました。
実はマキマが戦っていたのは、心臓から蘇ったチェンソーマンの本体だったのです。
心臓を失ったデンジはパワーがくれた血のおかげで死なずにすんでいました。
またデンジが使ったチェンソーも、パワーの血で作られたもの。
マキマは、体内に入ったパワーの血が邪魔をして再生ができず動けません。
そんなマキマに、デンジはチェンソーを向けました。
場面はデンジの家に変わります。
冷蔵庫には何かが大量に入っていて、その中から1つを選んで料理を始めるデンジ。
他者の命を犠牲にするため攻撃が通じないマキマへの対処は、自分と1つになることだと考えました。
そんなデンジが作った料理は、生姜焼きとみそ汁です。
料理を食べたデンジは、「これがマキマさんの味かぁ…」と呟いています。
色々な調理法でマキマの肉を食べきったせいか、マキマは復活しなかったことから死んだと判断されました。
そして岸辺は、1人の少女を中国から誘拐してきたと話します。
その少女は、輪廻転生して再び生まれてきた”支配の悪魔”だったのです。
岸辺はデンジに少女をデンジに託して、立ち去りました。
少女の名はナユタと言い、デンジはナユタと共に生きることを決めます。
その夜、夢の中でデンジはポチタと再会し、「誰かに抱きしめてもらう事」がポチタの夢だったと聞かされました。
デンジはナユタを抱き寄せて一緒に眠るのでした。

チェンソーマン 12巻 【学園編】

高校生活に馴染めず、組でも孤立する少女・三鷹アサ。彼女の日常は、とある“悪魔”との出会いで激変する!! 世界の新たな災厄となる、その“悪魔”の目的とは!? そして、神出鬼没のチェンソーマンの行方は…!? 血みどろの青春が炸裂する衝撃の第二部、開幕!!
第四東高等学校のクラスにやってきた、”鶏の悪魔”であるコケピー。
クラスの担任は、3ヶ月後にコケピーを殺して食べると言います。
目的は、生徒たちに命の大切さを知るべきだからだそうです。
コケピーの紹介が終わると、興味を持った生徒たちがコケピーを囲みます。
三鷹アサ(第二部の主人公の1人 )は、その様子を見て「死ね!」と一蹴していました。
アサは嫉妬に狂った友人に殺害され、自身の生き方を悔いながら死んでいます。
その際に「生きたい!」と強く願ったせいか、”戦争の悪魔”に体を乗っ取られました。
クラスに馴染もうとしないアサを追いかけてきたと思われる、クラスの委員長が話しかけます。
でもアサにとって友達は”いても意味がないもの”なので、他者と歩み寄ることはしません。
そして3ヶ月が経ち、コケピーを殺して食べる日がやってきます。
興味がないアサは、「やっとか」と考えていました。
しかしアサ以外のクラスメイトが立ち上がり、委員長が「クラス全員で話し合ってコケピーを食べないと決めました」と発言。
その「全員」にアサは入っていなかったものの、コケピーは生きることが決まりました。
生徒たちが出した答えに担任は感動し、数学の授業をサッカーに変更します。
日陰でその様子を見ていたアサに、担任や委員長、コケピーが話しかけていました。
コケピーに「三鷹アサちゃん」と呼ばれ、、コケピーが自分の名前を覚えていたことに驚いてしまいます。
アサが顔を上げると、自ら距離を取り関係を築いてこなかったクラスメイトたちの姿が。
これまで自身の心を占めていた負の感情が、クラスメイトに対する「嫉妬」や「羨望」だったことにアサは気付きます。
そこで今までの考えや態度を変えて歩み寄ることにし、アサはコケピーを抱いて走り出します。
しかしアサは何かに躓き、転倒してしまいました。
走っているアサに抱えられていたため、アサの全体重が加わってしまいコケピーは圧死。
事故とはいえ、クラス人気者だったコケピーを死なせてしまったアサは、ショックで気絶します。
その日の夜、アサはクラスメイトの目とコケピーの死を思い出し自室で悩んでいました。
そこ担任の田中と委員長がやってきます。
田中と委員長が先に歩くのですが、信号が赤だったためアサは立ち止まりました。
すると委員長が、良い子ぶっていたアサが気に入らなかったんだと告白します。
実は委員長は田中と体の関係があり、田中がアサに好感を抱いていることが気に入らなかったのでした。
嫉妬にまみれた委員長は”正義の悪魔”と契約して、その指示通りに動いていたのです。
そしておぞましい姿になった委員長は、アサを襲います。
その結果アサは、”正義の悪魔”となった委員長のより短い人生を終えました。
委員長に顔を潰され、眼が飛び出てしまったアサ。
瀕死のアサが見たのは歩行者用信号機の上にいた、毛玉のダルマに見える悪魔でした。
その悪魔が「死にたくないなら体を貰う」と言った瞬間、死んだはずのアサが復活します。
そしてアサが「田中脊髄剣」と言うと、田中の頭部を脊髄ごと引き抜き剣にしてしまいました。
さらに毛玉のダルマに見えた悪魔の名は、”戦争の悪魔”だと判明します。
”田中脊髄剣”で”正義の悪魔”の腕を斬った”戦争の悪魔”は、その腕を”手榴弾”に変えました。
そして”正義の悪魔”を”田中脊髄剣”で斬り落とし、手榴弾を投げつけます。
手榴弾が爆発する寸前、”正義の悪魔”と”戦争の悪魔”の武器になった田中はキスをして爆死しました。
アサは”戦争の悪魔”となり、「待ってろチェンソーマン、必ず核兵器を吐き出させてみせる」と呟いています。
“戦争の悪魔”に脳を半分残した状態で、生きることになったアサ。
そして”戦争の悪魔”はチェンソーマンを探すために、学校に行くことにします。
“戦争の悪魔は、チェンソーマンに倒された悪魔が第四東高校の制服のボタンを持っていたことを知っていました。
そこでチェンソーマンが正体を隠し、高校生として生きていると考えたのです。
しかしアサは、校門前で「学校に行きたくない」と言い出します。
アサはコケピーを、事故とはいえ死なせました。
そのため、クラスメイトに許されていないのではないかと不安になったのです。
しかし”戦争の悪魔”は、言うことを聞かなければアサの脳を全て奪うと脅します。
アサは脳が半分残っているから生きている状態で、”戦争の悪魔”に脳を全て奪われたら本当に死んでしまうのです。
しかし”戦争の悪魔”がどんなに脅しても、アサは入りたくないと頑なに言い続けました。
そこに現れたのが吉田ヒロフミで、「保健室まで行く?」とアサに言いますが断られてしまいます。
脳内では”戦争の悪魔”がチェンソーマンの正体を聞けと騒ぎ、とうとうアサを乗っ取ります。
吉田は「デビルハンター部にチェンソーマンがいるらしい」と答えました。
“戦争の悪魔”の能力は、自分のものを武器に変えるというものなので吉田を彼氏にしようとしますが断られています。
大勢の人間を魅了して武器をたくさん手に入れて、チェンソーマンと戦争をするつもりなのです。
アサは”戦争の悪魔”のことをデビルハンター部に相談することを考えますが、”戦争の悪魔”に止められます。
そして、「デビルハンター部に入ってチェンソーマンを見つける」と勝手に決めた”戦争の悪魔”。
アサは自分の体を返してほしい、戦争の悪魔はチェンソーマンを見つけて勝ちたいという理由で共存するのでした。
しかしデビルハンター部に入るには悪魔と戦える力が必要で、3人1組で1週間以内に悪魔の死体を持ってこなくてはいけません。
アサは吉田とユウコと組むことになり校内で悪魔を探しますが、クラスメイトから悪意を向けられてしまいます。
いたたまれなくなったアサは、自分がいじめの標的になったことを実感。
ユウコは裸足で歩くアサに、自分の靴を渡して去っていきます。
次の日借りた靴をユウコに返すと悪魔探しを提案され、街に行くことにします。
悪魔探しをしつつ2人は、親を悪魔に殺されたという共通点があることを知りました。
そんなアサに”戦争の悪魔”は、仲良くなったユウコを殺して武器にするよう言います。
アサはそれを受け流してパトロールを続け、悪魔を発見します。
それは”コウモリの悪魔”でした。
“戦争の悪魔”はアサが恐怖を感じていると体を乗っ取れないと明かし、バレないように逃げろと指示。
しかしアサとユウコはダッシュで逃げたため、あっさり見つかってしまいます。
逃げる際に足を負傷し動けないユウコを殺して武器にしろと”戦争の悪魔”はアサに迫ります。
そんんなアサが取った行動は、「ユウコを抱えて逃げる」でした。
しかしここでもアサは転んでしまい、2人は”コウモリの悪魔”に飲み込まれてしまったのです。
ところがその瞬間、”ゴキブリの悪魔”とチェンソーマンが現れ、2人は吐き出されます。
さらにチェンソーマンは、”ゴキブリの悪魔”も倒しました。
場面が変わり、世の中はチェンソーマンを支持する派と嫌う派に分かれています。
そこにある人物がTV局のインタビューに答えているのですが、それはデンジでした。
デンジはチェンソーマンを褒めまくり、誇らしげなデンジに吉田が話しかけてきます。
しかしデンジは吉田を覚えていませんでした。
そんなデンジに吉田は、「ある組織に所属しデンジを見張ることになった」と話します。
理由は「デンジに平穏な人生を送ってもらいたいから」です。
今のデンジは個人で動いているため、報酬は入りません。
それでも悪魔を倒すのは、デンジがチェンソーマンだとバレたいからです。
吉田がなぜかと聞くと「モテたいから!」と答えています。

デンジが再登場!
チェンソーマン 13巻

チェンソーマンだとバレたくて仕方がないデンジ。その欲求は、監視を続ける吉田をものともせず…!? 一方、負傷したユウコの見舞いに訪れたアサ。仲を深める2人は、“秘密”を告白し合うことになるが!? 悪魔が来たりて、少女たちの友情は地獄絵図と化す!!
“戦争の悪魔”をヨルと呼ぶようになったアサは、自室で悔しさを露わにするヨルをウザイと思っていました。
それは、チェンソーマンに助けられたからです。
さらに”戦争の悪魔”はチェンソーマンと戦ったことがあり、敗北したと語りました。
敗北し体の一部を食われ、弱くなったとも明かしています。
世界大戦以後戦争がなくなり、「戦争」はゲームや映画の世界の出来事になっていきました。
そして「戦争」への恐怖が薄れ、”戦争の悪魔”は弱まる一方になってしまったのです。
場面は変わり、学校で「10分10円」で女子生徒の椅子になっているデンジ。
相当お金に困っているようで、1万円払ってくれた吉田の椅子になっています。
「彼女が欲しいから正体をバラしたい」というデンジに、吉田は彼女作りに協力することを提案します。
そして吉田が思い浮かべた彼女候補は、アサでした。
場面が変わり、学校の屋上に吉田とデンジ、アサが並んでいます。
デンジはチェンソーマンの良さを語りますが、アサはデンジを熱狂的なチェンソーマンのファンだと認識。
とうとうデンジは「自分がチェンソーマンだ!」と言いますが、アサは全く信じませんでした。
デビルハンター部に入りたいヨルは、アサに悪魔を探せと言いますがアサは拒否します。
そしてユウコの見舞いに行ったアサは、ユウコから「人を殺した」と言われ秘密を共有する事になります。
アサもヨルのことを打ち明けるのですが、なんとユウコは”正義の悪魔”と契約していました。
そして自分の正義を力として使えると言い、「アサのいじめをなくすから」と宣言。
アサは、ユウコが”正義の悪魔”と契約したのは自分のせいじゃないかと考えていました。
ヨルは学校でユウコが”正義の悪魔”になったら、必ずチェンソーマンが出てくると踏んでいました。
もしチェンソーマンが出て来なくても、ユウコを倒せばデビルハンター部に入部できるとも考えています。
次の日学校に行ったヨルはユウコを煽り、戦いに持ち込みました。
校内では避難指示が出される中、ユウコはアサをいじめていた生徒を狙います。
ユウコは次々といじめをしていた生徒を殺し残り1人になった時、亜国セイギが立ちはだかりました。
さらに武器を持った、何人かのデビルハンター部の部員が現れます。
ヨルは、人数が増えたことでユウコが倒されないかと心配しています。
チェンソーマンが出てくる前に、ユウコが倒されたら意味がないからです。
しかしユウコは、罪のない生徒を殺せなくて手加減していただけでした。
それでも、1対複数で戦いを挑むデビルハンター部員を「悪者」と判断し反撃します。
ここでヨルはアサと入れ替わり、アサがユウコと戦うことに。
アサは自分の制服を制服強強剣に変えて、いじめは自分で解決するとユウコに告げます。
しかしユウコは聞き入れず、「今回のことでいじめがなくなるかも」とすら言いました。
さらに正義を盾に戦う自分も、チェンソーマンのような存在になれるとも考えていたのです。
ユウコが最後に残ったいじめをしていた生徒を殺そうとした瞬間、ユウコはバラバラになっていました。
バラバラにしたのは、制服強強剣だと判明しアサもヨルも驚きます。
制服は母が生前買ってくれたものだったので、それを武器にした罪悪感が大きな力に変わったのです。
動揺するアサに1人の少女が「助けたい?」と話しかけてきました。
アサが頷くと「妹の頼みだからいいよ」と言いますが、アサには何のことか理解できません。
謎の少女のおかげで巨大化して復活したユウコは、駆け付けた公安のデビルハンターをあっさり殺してしまいます。
そしていじめをしていた生徒にとどめを刺そうとした瞬間、デンジが現れました。
「本当は人前で正体をバラしたくないんだけどな」などと言いながら、チェンソーマンに変わります。
“正義の悪魔”は相手の思考が読めるので、チェンソーマンの思考を読むことにします。
しかしチェンソーマンの頭の中は、「ナチュラルに自分の正体をバラすこと」しかありませんでした。
ユウコはチェンソーマンに倒されて、騒動は終わっています。
アサはヨルと入れ替わっており、ヨルは鋭い眼差しをしながらチェンソーマンに呼びかけました。
そして自分を覚えているかと聞きますが、今デンジが興味があるのは下着姿のヨルです。
そんなデンジを襲おうとヨルが攻撃を仕掛けますが、”蛸の悪魔”の触手によって場所を変えられてしまいます。
正体をバラそうとしたデンジを、吉田がさらったのでした。
ユウコは正体がバレて、なんとか学校から逃げ出しますが悪魔になっています。
その姿のままユウコはアサの家に現れました。
アサに別れを告げるために来たユウコは、デビルハンターをしている親戚の元に向かうと語ります。
ユウコは”正義の悪魔”と契約したことで、正義なんかないという考えに辿り着いてしまったのでした。
これ以上いるとアサを食べてしまう、と感じたユウコは最後に忠告をします。
それは”正義の悪魔”がまだ学校にいるということでした。
アサと別れたユウコは、チェンソーの音に気付きます。
その後、チェンソーマンと思しき影と、ユウコの首が描かれています。
場面は変わり、登校したアサは「妹」と言った少女をヨルの知り合いかと尋ねますが知らないと答えるヨル。
そこに生徒会長兼デビルハンター部部長の伊勢海ハルカが現れます。
しかも何人かが一緒におり、その中に「妹」と言った少女もいました。
伊勢海はアサに、デビルハンター部への入部を許可すると伝えます。
ヨルがチェンソーマンの正体を聞くと伊勢海は、自身の胸にあるスターターを見せます。
それはデンジのものと全く同じではあったものの、この時点では真偽は不明です。
ヨルは意外にもあっさり引き下がり、アサに強い武器を手に入れるよう説得します。
理由は、ユウコに勝てなかったからです。
アサはヨルの願いを聞き入れたように見せかけて、実はヨルを消そうと考えていました。
武器にする人間を探していたアサは、ホームレスを騙していたデンジをターゲットに選びます。
そしてアサはデンジをデートに誘うのでした。

アサとユウコの別れは悲しかった
チェンソーマン 14巻

アサがデンジとのデートに選んだ場所は、水族館!! 自慢の魅力で惚れさせて、デンジを武器にしようと目論むアサと、どうしてもペンギンが見たいデンジ。嚙み合わない2人の前に、“あの悪魔”が現れる──!! 突破口なき悪夢のデートが迎える、意外な結末とは!?
アサは自分の容姿に自信があるのか、デンジを落とすのは簡単だとヨルに語ります。
しかし水族館デートに行った2人は、意見が対立してしまいます。
アサは自分のデートプランが完璧だと思っているので、そのプラン通りに動かないデンジが悪いと考えたのです。
そこに現れたのがデビルハンター部にいる女生徒、キガこと”飢餓の悪魔”でした。
自分は”戦争の悪魔”の姉だと名乗り、”戦争の悪魔”を連れ出してしまいます。
一方デンジはペンギンを見に行くと言っていたのですが、水族館から出られなくなったことに気付きます。
その理由に気付いたデンジは、「面倒なのが地獄から帰ってきた」と呟きました。
水族館から出られず焦るアサに、デンジは”永遠の悪魔”のせいだと教えますがアサは聞き入れません。
そこになぜか、伊勢海ハルカと吉田たちが現れます。
その中に東山コベニに似た部員がいますが、弟なのかは不明です。
アサは伊勢海こそが「チェンソーマン」だと思い出し、デンジを武器にしなくても水族館から出られるかもと考え始めます。
さらにヨルの目的はチェンソーマン殺害なのでここで伊勢海を殺害すれば、ヨルは自分から離れることに気付きました。
しかし自力で伊勢海殺害は無理だと判断し、伊勢海の指示通りに行動することにします。
付近の部屋が水槽に繋がっているので、水槽内の魚が食料になると判断。
デビルハンター部の1人がライターを持っていたので、調理もできます。
しかしアサは魚が食べられないと言い、空気の読めない人間性を見せてしまいました。
アサはふと、母親の携帯電話を持っていたことを思い出します。
そして伊勢海たちの前で自慢げに見せつけるのですが、ここでも転んでしまい携帯電話を破壊。
伊勢海から突き放され、落ち込んでしまいます。
しかも水族館の魚は全て腐っており、食料も無くなります。
伊勢海に携帯電話を壊したことを責められたアサは、「チェンソーマンなら何とかできるはず」と言い返しました。
ところが伊勢海は、重度のチェンソーマンマニアだと判明します。
胸のスターターは、手術でつけたものだったのです。
そして伊勢海は、大声でチェンソーマンに助けを求めます。
吉田はデンジに「助けてっていってるよ?」と言いますが、”永遠の悪魔”が出てこない限り倒せません。
森野ホテルの時と同じように、外部との接触ができない状態というのは確定のようです。
デンジは落ち込んでいるアサに話しかけ、励ましています。
そしてヒトデを差し出し、2人で加熱料理して食べることにします。
ヒトデを食べながらアサは、デンジがお金に執着するのはナユタのためだと知ります。
頭の良いナユタを、大学に行かせるための費用を集める必要があったのです。
さらに食べられない魚を騒ぎながら食べるアサに、デンジはパワーを重ねていました。
デンジと会話をしていたアサは、水族館から出られる方法があるかもしれないと言い出します。
その方法とはお金を集めるというもので、2人は100万円以上集めます。
アサはデンジにお金を自分に渡すよう言いますが、デンジはなぜか拒否。
しかしアサに「水族館から出られたらデンジのお願いなんでも聞く」と言われ、「どうぞ!」とお金を渡します。
そしてアサは、少し離れて目を閉じて耳を塞ぐようデンジに言いました。
100万円以上の金が入ったリュックを見つめ、「ここにある100万円で水族館を買ったのは私!」と宣言します。
水族館を自分の物にしたアサは、水族館を武器化して水族館槍(アクアリウムスピア)を手に入れました。
その結果、デンジは外に出ることに成功します。
一方アサは水族館槍を使って”永遠の悪魔”と対峙するのですが、戦闘能力に差がありすぎました。
そこに蛸の触手が現れ、その隙にアサとヨルは交代します。
ヨルは水族館槍で”永遠の悪魔”をあっさり倒しますが、伊勢海たちにはアサが倒したように見えていました。
その様子を”飢餓の悪魔”が見ており、それに気付いていたのは吉田のみ。
水族館を後にしてデンジはアサを家まで送り、お願いの件を持ち出します。
そのお願いとは、デンジとまたデートするというものでした。
アサとデンジがいい雰囲気になっていると思われた時、ヨルがアサと入れ替わります。
そして、デンジの頭を触って「デンジ脊髄剣」と唱えたのです。
しかし何度やってもデンジは武器化しません。
それどころかデンジは愉快そうに「「アサ脊髄剣!」」と言って帰っていきました。
ヨルは武器化できなかった理由を考えますが、アサに「私を好きじゃないってこと」だと言われてしまいます。
納得したのか、ヨルは話を変えます。
それは「”飢餓の悪魔”はイカれたヤツだから関わるな」というものでした。
アサはデンジに少しだけ好意を抱き始めていたので、武器化できなかったのがショックな様子を見せています。
しかしデンジにデートに誘われ、家でデートすることになりました。
デンジの家に行ったアサは、「俺の家以外のドアは開けちゃダメ」と約束させられます。
さらに「冷蔵庫は開けちゃダメ」、「ナユタの前ではデンジとイチャイチャしない」も追加。
デンジいわく、ナユタは「ヤバい性格の超問題児」なんだそうです。
しかしヨルがすかさず入れ替わり、デンジとキスをしてしまいます。
そこに犬の散歩から帰ってきたナユタが「泥棒」と言い、ヨルに向かって鎖を投げました。
その瞬間ヨルは犬になってしまったものの、食後に元に戻してもらっています。
犬にした理由は、自分の物(デンジ)に唾をつけたからでした。
しかも「毎日アイスを食べること」と「アサとは今後仲良くしない」という条件を出しています。
アサは嫌な匂いがするから関わるなと言い、アサの記憶を操作して嫌われるようにしたナユタ。
デンジに好かれていなかったんだ、と落ち込むアサに近づいたのが吉田です。
吉田はアサを、生徒会室とデビルハンター部の部室が兼用となっている教室に連れていきます。
勝手にドキドキするアサに、「デンジに関わらないで欲しい」とだけ言って出て行った吉田。
その頃デンジはナユタに悪魔退治に誘われますが、アサのことがショックでやる気が出ません。
しかし口の上手いナユタに持ち上げられ、やる気を出しています。
アサは落ち込みつつ帰宅していましたが、異変を感じたヨルが入れ替わります。
マンションのベランダから、ヨルを無表情で見つめている無数の人々がいました。
場面は変わり吉田は”飢餓の悪魔”と喫茶店で会っていて、「キガ先輩って呼んでね」などと会話中。
そして吉田は「”飢餓の悪魔”がやろうとしている悪事とノストラダムスの大予言が関連しているのではないか」と指摘します。
未来を知るために”未来の悪魔”と囚人30人に契約を結ばせたところ、23人が「1997年7月に命を落とす」と予言されました。
“飢餓の悪魔”が「後の7人は今週中に命を落とす」と言うと、吉田は曖昧に笑ってみせました。
さらに”飢餓の悪魔”は、「東区玉野集合団地に40秒前、悪魔が現れた」と言います。
その悪魔は、”根源的恐怖の名を持つ悪魔”だとも語りました。
一方でヨルは、自分の目の前でたくさんの人々が命を捨てていく様子を目の当たりにしています。
「定規剣」で対応しようとしますが、直後に現れた相手の正体を見て判断ミスだと察して逃げるのでした。

まだまだ悪魔が出てきそうだよね

チェンソーマン 15巻

飢餓の悪魔の言葉通りアサの前に現れた、根源的恐怖をその名に持つ“落下の悪魔”!! 人の心に潜む過去の傷を抉る、その残酷な力によりヨルを信じられなくなったアサは!? なす術なく“落ちて”行く人間たち…その先に待つのは、貪り喰らわれる地獄の美食フルコース!!
東区玉野集合団地に現れた根源的恐怖の名を持つ悪魔は、女性の遺体の頭を自身の頭に乗せました。
さらにコックの服を着て準備を整えた悪魔は”落下の悪魔”と名乗り、現世に来たのは「地獄の皆のリクエストです」と語ります。
ヨルは”落下の悪魔”が調理を始める前に、逃げようと考えていました。
しかし”落下の悪魔”が手を叩き何かを呟くと、過去の記憶を思い出したアサ。
母と死別したアサは、”台風の悪魔”から逃げる時に猫を助けていました。
そして猫と一緒に児童養護施設と思われる場所で暮らしていたのです。
しかし寮長は猫アレルギーの子がいるなどの理由を話し、アサは猫を手離すことになります。
アサは寮長に猫の名前はクラムボンだと教えて、幸せにしてあげて欲しいと伝えました。
しかしその後、同じ寮の子が「川にクラムボンに似ている猫が沈んでいた」と話します。
アサが寮長にクラムボンのことを聞くと、寮長に猫なんていなかったというような言い方をしました。
“落下の悪魔”の力で昔のトラウマを思い出したアサは絶叫し、なぜか体が”上”へと落下し始めてしまいます。
咄嗟に近くの柵を掴んだのでそれ以上の落下はしなかったものの、他の人々は夜の闇に向かって上空へと落下していきます。
そしてある程度の高さまでいくと、”落下の悪魔”の「前菜」として地獄へ落ちてしまうのです。
恐怖に怯え柵を掴むのがキツくなってきたアサは、上へと落下しそうになります。
ついに柵から手が離れた瞬間、ヨルは「爪ナイフ」と唱えさせました。
すると右手の人差し指が剥がれて、「爪ナイフ」に変化したのです。
アサは恐怖を超える痛みに叫びますが、アサの恐怖が一時的に薄くなったことでヨルは体の主導権を奪取します。
無事地面に着地したヨルは、現れた悪魔の名前を予想します。
月・トラウマ・自殺・重力など複数の名を挙げて、最終的に「落下」に辿り着きました。
さらに突然「根源的恐怖の名を持つ悪魔」が現れたのを、”飢餓の悪魔”の仕業だと考えます。
アサはクラムボンの姿を見せられ恐怖を与えられますが、ヨルが痛みを感じさせて阻止します。
しかしアサがヨルに恐怖を抱いてしまったせいで、再び上に落下を始めてしまったのです。
アサは完全に動揺して、ヨルの言葉も受け入れられない状態になってしまいました。
一方”落下の悪魔”はデビルハンターを使い、スープ「ラ・根・アテランタ」を完成させます。
台座にされた男性の上に、舌・耳・鼻が入ったポタージュが置かれています。
「地獄への扉」をくぐって、自ら悪魔の元へ行き給仕する”落下の悪魔”。
そして次の料理がメインディッシュ「アサ・根・ヨル」だと明かしています。
“落下の悪魔”は人々の耳と目をちぎって材料集めしていました。
「アサ・根・ヨル」には、耳が4個と目が10個必要だったからです。
残る材料は林檎で、”落下の悪魔”はスーパー「AJI」に行きます。
そして”落下の悪魔”は、人肉に合う林檎はあるかと店員に尋ねますが怯えてしまい答えられません。
その様子を見た”落下の悪魔”は「私に攻撃をしないなら貴方に危害は加えません」と話しました。
そして良い林檎を見つけたのか、”落下の悪魔”は立ち去って行きます。
“落下の悪魔”は、「アサ・根・ヨル」に使うソースに、男性の頭部が必要だったと思い出します。
そこに複数のデビルハンターが銃で狙撃を開始し、”落下の悪魔”の体は穴だらけになります。
血まみれになりつつ”落下の悪魔”は、体を再生させました。
そして、現在の人類が使う武器では私を倒すことはできないと言い放ちます。
それでも攻撃を続けたデビルハンターは、”落下の悪魔”の能力で建物ごと上へ打ち上げられます。
“落下の悪魔”は刃物状の腕を使ってすかさずデビルハンターの頭を切り、ソースの材料にしました。
材料を揃えた”落下の悪魔”がアサを調理しようとした瞬間、チェンソーマンが現れます。
チェンソーで”落下の悪魔”を斬り、「リンゴを万引きした」と指摘するデンジ
そしてデンジの首と胴を斬ったもののデンジは管で首を繋ぎ、”落下の悪魔”に噛み付きます。
“落下の悪魔”はチェンソーマンについて、噂程度には認知していると話します。
そして自身の狙いは、”アサを地獄に落とすこと”とも言いました。
しかしアサはデンジにとって元ではありますが、彼女候補だった女性です。
デンジは戦う理由ができたと考えて、再び”落下の悪魔”に戦いを挑むのでした。
チェンソーマンと戦うことが面倒だと考えた”落下の悪魔”は、デンジのトラウマを刺激します。
「落ちろ」と言われたデンジの脳内に、アキとパワーが現れました。
デンジは精神が落ち込み、上空へと浮かんでいきます。
それを確認し、アサの調理をしようとした”落下の悪魔”。
しかし一瞬でトラウマを消したデンジが、”落下の悪魔”に反撃したのです。
デンジは”精神攻撃をするタイプの敵”には、「自分の脳を斬りながら戦えばいい」という答えを見つけていたのでした。
デンジは「フレンチドックを食べたい!」と言い、自分の脳を斬りながら”落下の悪魔”の捕食を始めます。
あり得ない行動を取るデンジに”落下の悪魔”は「なんて馬鹿な子なのか」と驚きます。
料理人としての興味から少しの間だけ大人しく捕食されていた落下の悪魔は、飽きると同時に凄まじい攻撃を開始。
“落下の悪魔”の攻撃で、胴体を切断されたチェンソーマンは倒れてしまいます。
既に”落下の悪魔”を追いかける力は残されていませんでした。
デンジは死亡しますが、何者かが現れて自身の手を切り血を与えます。
そして、「まだ戦ってもらいます」と声をかけるのです。
その頃”落下の悪魔”アサに接近し、メインディッシュを完成させようとしていました。
落下しないようにと付近の物にしがみついて何とか耐えているアサでしたが、”落下の悪魔”が背後に現れアサの両頬を手で触りました。
アサは浮遊感や落下した際の衝撃、空の暗闇が怖いだけだと判断したのです。
“落下の悪魔”は、アサに目を瞑るように言いました。
その通りにすれば、アサは安らぎに包まれた落下ができるからです。
ヨルの叫びを無視して、ユウコやクラムボンの姿を思い浮かべたアサ。
言われた通り固く目を瞑って、落下する道を選んだのです。
安らぎを感じながら落下するアサには、「最後の後悔」がありました。
その後悔を語る直前に、チェンソーマンがアサの手を掴み落下を阻止します。
しかしアサは、その手を振りほどこうと暴れます。
生きていく中で辛いことをたくさん経験してきたアサは、生への執着を失ってしまったのです。
アサの言葉を聞いたチェンソーマンの気持ちも沈み、2人は夜の闇に落ちていきます。
しかしチェンソーマンは「楽しい事を考えるんだ!」と叫んで、色々な名前を出し和ませます。
そして自分だけではなくチェンソーマンも、辛い過去がたくさんあったことを知ったアサ。
どうやって乗り越えたのか聞かれたチェンソーマンは、「乗り越えてない!」と答えました。
チェンソーマンであるデンジは「楽しみにしてることがあるから生きている」とも語っていますが、それは「エッチをすること」です。
しかし「頭からチェーンソーが生えてるヤツとエッチしたい女なんかいない」と言われ、アサと共に地獄落ちしてしまったチェンソーマン。
そこには、メインディッシュ「アサ・根・ヨル」がありました。
チェンソーマンは地獄から抜け出すために、気絶したアサを抱えて走ります。
そしてついに地獄と現世とを繋ぐ”ドア”の前に辿り着きます。
しかし、そこには”落下の悪魔”がいました。
メインディッシュにチェンソーマンはいらないので、「アサを置いていけばあなたは帰す」と言う落下の悪魔。
しかしデンジはアサの尻を指して「このケツは持って帰っていいか?」と呑気なことを言います。
そんなデンジに”落下の悪魔”が「変態」と言い放ちました。
その瞬間、違う存在の”チェンソー”が”落下の悪魔”の腹を突き刺したのです。
突然現れた存在は、「”落下の悪魔”は料理を残した客を許さない」と言います。
さらに「客は”落下の悪魔”に殺されたくないので必死でアサを食べようとするはず」と続けました。
そして朝日が昇るまでに逃げろとも教えてくれました。
アサは本物のチェンソーマンと、”落下の悪魔”を刺した偽者のチェンソーマンを見て、「チェンソーマンが2人?」と戸惑います。
しかし、悠長に考えている暇はありません。
“落下の悪魔”の給仕を受けていた客から逃げるためです。
しかしデンジは客の攻撃を受け、倒れ込んでしまいました。
ヨルはチャンスとばかりに、アサにトドメを指すよう言いました。
しかも、アサを自由にするという条件をちらつかせます。
ところがアサは、自分の血をチェンソーマンに飲ませたのです。
ヨルは拗ねてしまいますが、アサはチェンソーマンに助けられたからと言い切ります。
そしてアサは、「助けてチェンソーマン!」と叫び、胸のスターターを引いたのでした。
復活したデンジは、アサを抱えて走り始めます。
背後から迫りくる客の触手は、デンジが逃げ込む先を破壊しまくります。
流石のデンジも「助けられないかも!」と弱音を吐くほどです。
そこでアサはバイクを指差し、「バイクを盗んで!」とチェンソーマンに頼みます。
しかしバイクに乗っていたのは女性だったため、デンジはアサの頼みを却下します。
そこでアサは、男性が乗っているバイクを見つけて再び「バイク盗んで!」と頼むのでした。
デンジは言われた通り、男性からバイクを盗みます。
バイクを奪ったものの、運転できないデンジたちに迫る触手。
するとアサが「スーパーチェンソーマンバイク!!」と叫びます。
その瞬間、デンジとアサが乗ったバイクはチェンソーが付いたマシンに変わったのです。
デンジはマシンを乗りこなし、客の触手を切っていきます。
デンジはスーパーチェンソーマンバイクで、順調に現世に向かって突き進んでいきます。
アサは「あの触手から逃げ切ったら助かるって偽者チェンソーマンが言ってた」と話題を変えました。
デンジは「偽者を信じるのかよ」と不満そうでしたが、アサは「でも私達を助けてくれた!」と言い返します。
そんな2人の前に、一棟のビルが”落下の悪魔”の能力で浮かび上がっていました。
ビルは”落下の悪魔”の合図をと同時に、デンジとアサの元へ落下します。
あたりには粉塵が舞い、何も見えません。
デンジはそれでも「スーパーチェンソーマンバイク」で走り続けます。
落下で破壊されたビルからデンジは飛び出しますが、そこには腹の口を大きく開いた客が待ち構えていたのです。
デンジたちは「スーパーチェンソーマンバイク」に乗ったまま、勢いよく客の口内に突っ込んでいきます。
“落下の悪魔”の能力で、デンジたちは客の口内へと落ちてしまいました。
前菜「ラ・根・ヴォンラ」から続いた “落下の悪魔”のフルコースは、これで終わっています。
“落下の悪魔”は、客に料理の味を尋ねました。
その瞬間客は、デンジたちを吐いてしまいます。
“落下の悪魔”は「愛情を込めて作った料理」が吐き出されたことに激怒。
そして”落下”の力で客を殺害してしまったのです。
客は死亡しデンジたちは気絶、偽チェンソーマンは消えていました。
そんな”落下の悪魔”が、「申し訳ございません」と謝った相手は、”飢餓の悪魔”です。
この一連の騒ぎの黒幕は、”飢餓の悪魔”だったことが判明しました。
“飢餓の悪魔”の「戻って」という言葉で、”落下の悪魔”は小さな人形に変わっています。
“落下の悪魔”の人形を持った”飢餓の悪魔”は、「どうやって吐き出させたのか」と誰かに聞いています。
いつの間にか”飢餓の悪魔”背後には、”支配の悪魔”であるナユタがいました。
ナユタは、客が人を食べたら糞の味になるように客の頭を支配したのです。
“飢餓の悪魔”はナユタにデンジたちを狙う理由を問われ、ノストラダムスの大予言について話し始めました。
地上に”最悪の恐怖”が下りてきて、もしそうなった場合は人の時代は終わって悪魔の時代になる」というのです。
「面白そう」と言うナユタに、”飢餓の悪魔”は「私は嫌」と返しました。
理由は「中華料理やピザが食べられなくなるから」で、ナユタもそれには同意しています。
しかし、”最悪の恐怖”は自分やナユタ、チェンソーマンでも止められないと語ります。
でも”戦争の悪魔”なら「勝てるようにすることができる」かもしれないと考えている様子。
“落下の悪魔”を使ったのは”戦争の悪魔”を”飢餓”に追い込んで自分の「手駒」にしたかったからです。
そして”飢餓の悪魔”はナユタに協力を持ちかけますが、「学校があるから!」と断られています。
場面が変わり、ナユタはクラスメイトと教室で給食を食べていました。
和やかなはずの給食の時間に、特殊部隊が突然教室に現れたのです。
公安所属のデビルハンターと思しき人間は、銃を構えてナユタを囲みました。
場面はまた変わり、病院に移ります。
悪夢から目覚め、”落下の悪魔”の被害者たちに囲まれて俯いているアサ。
病院にあるテレビからは、伊勢海ハルカの声が聞こえてきました。
伊勢海は「世界平和チェンソーマン協会」という、チェンソーマンに協力したい人を集めた組織の創設を提案。
しかし、番組に出演していた大人たちからは失笑されただけで終わりました。
伊勢海は番組が終わった後の控え室で、自身が笑い者にされたことに怒りを露わにしています。
しかし”飢餓の悪魔”は、「見下されること」が重要だったと言います。
矢面に立つのが伊勢海で、”飢餓の悪魔”は「世界平和チェンソーマン協会」の「頭脳」として動くようです。
またその場には伊勢海と”飢餓の悪魔”の他に、もう1人の謎の人物がいました。
一方デンジは吉田に表向きは「保護」という理由で拘束されており、ナユタと犬たちも同じように保護したと聞かされます。
デンジは拘束を解かれ、吉田と一緒に「チェンソーマンデモ」を見ることになりました。
デモ隊の主張は、「チェンソーマンは悪(魔)であるため、悪魔としてチェンソーマンを狩るべきだ」というもの。
そこにデモ隊と衝突する勢力、チェンソーマン教会の信者たちが現れます。
元々チェンソーマン教会に入会している人の多くは、悪魔被害者及びチェンソーマンのファンでした。
しかし今ではただの興味本意で入会する若者が増え、信者の数は2万人を超えています。
一部の政治家は教会の存在の大きさにに気付き、物資の支援などをするようになりました。
こういった経緯から公安は、チェンソーマンの立ち回りに対し危機感を抱かざるを得ない状況に陥ったのです。
その結果、「チェンソーマン」が社会に与える影響力は、デンジの一存で全てを決められる範囲ではなくなりました。
吉田は「2度とチェンソーマンにならないでくれ」と公安からの要求を伝えます。
デンジは明らかに嫌そうな顔を浮かべ、「ヤだ」と答えます。
すると吉田は、「チェンソーマンを続けるならナユタちゃんの死体を見ることになる」と言うのです。
さらにデンジの憧れた「普通の生活がチェンソーマンにならなければ叶うよ?」と。
しかし、「チヤホヤされたいからチェンソーマンになりたい」とデンジは言い返します。
吉田が「チェンソーマンになったらナユタちゃんは公安に処理される」と言ってもデンジは「それもイヤだ!」と言い続けます。
デンジは、「ナユタの命」と「自分の欲望」の選択を迫られても選べずにいました。
どちらかを選ぶよう吉田が促しますが、デンジは「両方選ぶ」と言って聞きません。
自分の話を受け入れないデンジに、吉田も呆れた表情を見せます。
しかし「保護」されていたはずのナユタが、デンジめがけて走ってきたのです。
ナユタを受け止めたデンジを見た吉田は、「まだ会わせるのは早い!」と同僚に怒鳴りました。
吉田は、デンジがナユタの命を選んだらナユタを解放するつもりだったのです。
「話は終わったな!」と言って、ナユタと帰ったデンジ。
チェンソーマン 16巻

「普通」の生活を続けるか、チェンソーマンとして生きるのか…? 突きつけられた究極の2択を前に、心が定まらないデンジ。一方、キガから衝撃の事実を聞いたアサは!? 拡大するチェンソーマン教会、デンジに近づく謎の女──思惑が入り乱れ、事態は混沌へ!!
ある朝登校途中のデンジは家電量販店にあったテレビで、チェンソーマンに対する批判の声を聞いていました。
学校に着くと、女子生徒が楽しそうにチェンソーマンの話をしています。
そして帰宅すると今度はナユタから「チェンソーマン教会」の話を聞かされます。
ドライヤーでナユタの髪を乾かしながら、放心状態に見えるデンジ。
デンジからの返事がないので、ナユタは「デンジ見て!」と声をかけます。
しかし「チェンソーマン教会」を「これはもう終わりだろ?」とデンジは言いました。
理由は、「俺がもうチェンソーマンにならないから」ということでした。
ナユタはそれを聞いて、「え?ならないの?」と聞き返します。
今の生活に満足していると話し、「普通が一番だよね」と言いながらもどこか寂しそうなデンジ。
そんなデンジに、普通が一番だって本気で思ってるのかとナユタは厳しく問い詰めます。
「そうだよ」と言い返すデンジですが、「そうだよな?」とも呟きます。
デンジ自身も、答えが分からないのでした。
夜になってデンジと同じように眠れない様子のニャーコがきて、デンジとニャーコはリビングでテレビを点けました。
チャンネルを変えていくデンジは、「チェンソーマン教会」が出演しているワイドショーを見つけます。
ワイドショーでは「チェンソーマン教会」が、デビルハンターのような活動をしていることに対し糾弾していました。
「デビルハンター教会」の「顔」として伊勢海が出演して、市と国防省に届け出を出したことを強調します。
さらに、「デビルハンター部」として実務経験があることも明かしました。
そんな伊勢海は、「チェンソーマンの教えに賛同した人たちだけでデビルハンター活動をしている」と意味深な発言をしました。
司会者が「チェンソーマンの教え」について突っ込むと伊勢海は、「チェンソーマン本人の声を聞かせましょう」と言い出します。
しかし登場したのは全くの別人で、「どうも、僕がチェンソーマンです」と挨拶したのです。
まず偽チェンソーマンは、「悪魔と人間の中間的存在」だと言いました。
そして「チェンソーマンになれる力」は、”正義の悪魔”との出会いがっきかけだと語ったのです。
さらに、「悪魔のいない世界を創るために戦っている」とも言いました。
テレビに「そんな事ない!オレがチェンソーマンなのに」と言いつつ、落ち込むデンジをナユタが慰めています。
あのワイドショーの影響は大きく、チェンソーマン教会には入信希望者が殺到しました。
アサはというと“落下の悪魔”の事件で本物のチェンソーマンに何度も助けられ、恋心を抱いたようです。
ヨルには「好きとかじゃない」と否定していますが、脳を共有しているためバレていると考えられます。
普段のヨルならチェンソーマンの話題には怒るはず。
しかしヨルは”落下の悪魔”の影響で重力が一時的に変わったせいで、世界各国で貧困問題が起きていると語ります。
その貧困問題は悪化し、戦争を引き起こすというのです。
そして「戦争」が起きれば多くの人々の恐怖が「戦争」に注がれ、ヨルは力を取り戻しチェンソーマン殺害が可能になると考えていました。
アサとヨルがそんな話をしているといつ来たのか、”飢餓の悪魔”が部屋に上がり込んでいました。
そして「アサとヨルの願いを叶えられるんだけど」と、話を持ち掛けます。
“飢餓の悪魔”はチェンソーマンが「普通の人間の生活を送りたがっている」ことを明かします。
しかし現実は、多くの悪魔が「チェンソーマンの心臓」を狙っている状況です。
そこで「世界平和チェンソーマン教会」が、チェンソーマンの代わりにデビルハンターをしていると語ります。
なぜなら多くの信者達は、チェンソーマンに助けられた経験があるからです。
そこまで話すと”飢餓の悪魔”は、チェンソーマン教会に入って戦ってもらいたいとアサに提案します。
さらに”飢餓の悪魔”は「黒いチェンソーマン」の写真を見せて、ヨルの標的が「赤いチェンソーマン」とは違うと明かします。
“飢餓の悪魔”は「黒いチェンソーマン」と戦いたいなら、「赤いチェンソーマンを普通の人間に戻さないとならない」とも言うのです。
これはアサとヨル両方の利害が一致していました。
そして時は経って、チェンソーマン教会に入会して悪魔狩りを行うアサ。
その様子をテレビで見ていたものの、デンジは何もできませんでした。
浮かれた生徒たちの中で、デンジは俯きながら登校しています。
昇降口にいたデンジに、真面目そうな眼鏡女子が話しかけてきました。
眼鏡女子は、デンジがチェンソーマンの服を着ていたからです。
現在「チェンソーマンの功績は本当ならアサのものだった」という内容が広がっていました。
「それが事実でもキミはチェンソーマンの服を着るの?」とデンジに問いかけます。
さらに、「加害者がプリントされた服を着てる事になるよね」とも言いました。
すると突然別の生徒が現れ、「チェンソーマンを馬鹿にしやがって!」となぜかデンジを殴ります。
こうして、デンジの理不尽な1日が始まったのです。
殴られたデンジは相手を殴り返したため、職員室に呼び出されます。
デンジが殴り返した相手が、歯が折れて病院送りになったからです。
教師は「停学にしてもよかったんだぞ?」と言いますが、かろうじて口頭注意で済みました。
しかし「今度喧嘩したら1発アウトだからな?」という忠告を受けています。
職員室を出たデンジを待っていたのは、吉田でした。
吉田に誘われるがまま、学校を出て映画館に行くデンジ。
映画は上映されていますが、デンジと吉田しかいません。
32分前に悪魔が現れたため、みんな避難してしまったのです。
しかし現れた悪魔は、映画館に勤務しているデビルハンターが倒しています。
吉田は、「チェンソーマンがいなくても悪魔は倒せるんだ」と言い切りました。
何がなんでも、デンジをチェンソーマンに変身させたくないという意思を感じさせます。
そこに「デンジとデートしたい」という吉田のクラスメイトが現れます。
吉田は、デンジとを引き合わせるために映画館に連れてきたのです。
デンジが「これが普通の生活なのか?」と聞くと、吉田は「そうだね」と答えて帰っていきました。
女子生徒の2人きりになったものの、「今かなり落ち込んでてとりあえず今は1人になりたいんだ」と言うデンジ。
しかし女子生徒は無言で、デンジの下半身を触り始めました。
デンジの下半身を触っていた女子生徒は転がったままの悪魔の死体を指さして、「あれ舐めてくださいよ」と言います。
さらには、「エッチさせてあげる」とまで言うのですが、デンジは、「オマエ怪しいな」と疑いの目を向けます。
あまりにも都合の良すぎる流れに、流石のデンジも疑いを持っています。
そしてデンジは、「ハニートラップにはもう引っかからねえ」と断ったかのように見えました。
しかし次のページで、悪魔を舐めているデンジの姿が。
妄想では「自分の体は大切にしろ」と言っていたデンジですが、欲望には逆らえませんでした。
2人は映画館を出て、カラオケボックスの個室にいました。
しかし女子生徒は、始める前にマキシマム ザ ホルモンの「チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ」を熱唱。
それを聴きながら「普通」の生活を噛み締めていましたが、長くは続きませんでした。
突然個室の扉が開き、バットを持った男性が乱入。
デンジは腕で防御した上で反撃します。
その後も次々と男性が入ってくるのですが、歌い続ける女子生徒。
女子生徒が1番の歌詞を歌い終えた時点で、デンジは乱入者禪院を倒しました。
そこでデンジが振り向くと、バットを拾った女子生徒がいたのです。
互いにバットを持って対峙することになったデンジと女子生徒。
先に動いたのは女子生徒で、デンジはバットを振りかぶって戦う素振りを見せました。
しかし、デンジの背後に銃を持った男がいたのです。
デンジが撃たれると思った瞬間、女子生徒が銃を持った男の頭にバットを投げつけました。
男は気絶し、デンジは撃たれずにすんでいます。
実は女子生徒は、公安対魔特異7課に所属する人間でした。
デンジの護衛をするために「後輩」として学校に通っていたのです。
吉田が現れて「彼女は三船フミコ、キミの後輩だ」と明かして判明しました。
「後輩」とは言っても22歳で、デンジの高い戦闘能力に感心した様子。
デンジは「エッチ」をエサにしたのも仕事のうちかとへこみます。
しかし三船は、「好意があるのは本当です」と言ってのけました。
その頃、自宅のベッドで、テレビを見ていたアサ。
「美少女デビルハンター」として、自分自身のことが放送されています。
アサと一緒にテレビを観ていたヨルは、アサの評価の高さに満足げです。
一方のアサは無表情で「褒められたくてやってるんじゃない」と呟いています。
アサはチェンソーマンを助けるためにやっているだけなので、第三者からの評価はどうでもいいようです。
デンジは、自分とアサが掲載されている「チェンソーマン教会入信案内」のビラを見て驚きます。
するとデンジの横にいた人物が、「チェンソーマンが新人に並べられてムカつくよな」と話しかけてきました。
いきなり話しかけられたデンジは「最近知らない奴によく話しかけられるんだよな」と呟きます。
しかし相手はデンジを知っているようで、「ソードマン」と名乗りました。
“ソードマン”は、デンジがマキマvsチェンソーマンの決戦の時にいた武器人間です。
しかしその当時のチェンソーマンはデンジではなく、ポチタでした。
お互い何も言う事がないせいか、微妙な空気が流れ始めます。
そしてデンジは、何も言わず学校に向かって走り去って行きました。
しかしその”ソードマン”が、転入生としてデンジのクラスに入ってきたのです。
須郷ミリという名前の転入生に、女子生徒たちは「イケメンが来た」と浮かれていました。
デンジが屋上で三船フミコのイスになっているところに、須郷ミリがやってきます。
須郷は、人前では話せないと考えていました。
しかし三船フミコがデンジの事情を知っていると聞かされ、須郷は話し始めます。
「自分はチェンソーマン教会の使いで来た」と言い、「チェンソーマン教会と共にウェポンズは歩むことになった」と言いました。
ウェポンズとは”武器人間”を指すようで、なぜかデンジに一緒に来いと誘います。
チェンソーマン教会に「かなり良い条件で迎えられ、さらに上の地位も約束されている」ウェポンズ。
その証拠に、須郷はデンジの夢だった「毎日ステーキ」を食べていると語ります。
しかしナユタがいるので、独断で教会に入るわけにはいかないデンジ。
須郷は熱心にデンジを誘いますが、デンジは誘いには乗りませんでした。
須郷は”支配の悪魔”マキマに支配され、対魔特異5課のデビルハンターをしておりチェンソーマンと戦ったことがあります。
須郷がマキマの支配から抜けられたのは、チェンソーマンがマキマを倒したからです。
そのため須郷はチェンソーマン、すなわちデンジに感謝しています。
さらに須郷が転校してきたのは、「デンジと友達になりたかった」という思いもありました。
しかし去り際に須郷が言った「一緒に来れば女も抱き放題なのに」という言葉に飛びつくデンジ。
そして「チェンソーマン教会」に強い魅力と興味を持ち始めたのです。
ワープしたのかと思うほどのスピード感で須郷の前に立ち、「チェンソーマン教会」に入る意思を見せました。
早速デンジは須郷と「チェンソーマン協会」を訪れます。
「チェンソーマン教会」のビルには、チェンソーマンの頭部模型が。
元々カルト教団のビルだったのを、「チェンソーマン教会」が吸収したのです。
そこに、教会内部の案内役を務めるという東山ノバナが現れます。
早速「チェンソーマン教会」に入るのですが、学生ばかりでデンジは戸惑います。
さらに「大人はアメリカが作った紫外線化学兵器により思考能力が低下させられているため、教会は学生がメインで動いている」と聞かされました。
ノバナはその「紫外線化学兵器」に気付いたのは、チェンソーマンだとも語ります。
自分には身に覚えのない話ばかりで、デンジは何とも言えない顔を見せていました。
まず案内されたのは「チェンソーマン結婚式場」で、チェンソーマン教会が運営している結婚式場です。
そしてデンジは、結婚式場の隣の部屋で「エッチ」ができると聞かされます。
ノバナから「チェンソーマン教会が学生結婚を推奨している」と話し、デンジにも結婚前提で教会への入会を求めました。
しかし、デンジには結婚や入会する気はありません。
デンジがきっぱり断っても、ノバナは話を続けます。
「成人になってからの結婚」は、日本人を奴隷化するためにアメリカが持ち込んだシステムだと言うのです。
須郷はそれを信じているようで、「アメリカは最悪だ!」と言い放ちました。
とうとうデンジは「この嘘つきどもめ!」と反発し始めます。
「チェンソーマンである自分がアメリカの何とかを見つけたことはない!」と言った後で、教会を批判するデンジ。
須郷は、「教会に救われた人たちがいる」と教会を擁護します。
互いに譲らないデンジと須郷は、単なる言い合いになっていくのでした。
そこに「バルエム」と名乗る人物が現れます。
バルエムはデンジに握手を求めたかと思うと、自分の指をデンジの鼻の穴に突っ込みました。
そして「何をしたらチェンソーマンは戻ってくるか」と問いかけます。
その理由として「東京で恐ろしい悪魔が暴れる」「アサが殺される」などを挙げるバルエム。
さらにバルエムは、デンジに”天秤”という二者択一の質問をします。
左側は「チェンソーマンになれるスターター」。
右側は「犬や猫を飼い家族や友人と平和で素晴らしい日常生活を送る」。
デンジは少し考えてから、何かに気付いた様子を見せました。
そして突然デンジは、教会を出て行ってしまいます。
デンジはスーパーでナユタと買い物しており、半額シールが貼られたチェンソーマンカレーパンを見ていました。
かつては多くの熱狂的ファンに支えられ、街の人気者だったチェンソーマン。
しかし世間では「美少女JKデビルハンター・アサ」が注目され、チェンソーマンの人気は下降しています。
買い物を終えて楽しそうに家路につくデンジとナユタの前に、突然悪魔が現れました。
デンジは迷わずスターターを引こうとしますが、吉田とのやり取りを思い出し動けません。
しかも、チェンソーマン教会の信者たちの手で悪魔は倒されてしまいました。
信者たちはチェンソーマンを助けようと、積極的に悪魔退治をやっています。
その努力が実り、チェンソーマンの出る幕はなくなりつつあります。
デンジは複雑そうな顔をしながら、家に向かって歩き出すのでした。
デンジはナユタとチェンソーマンカレーパンを食べて風呂に入り、眠りにつきます。
今後の人生について不安を抱いているデンジは眠れません。
高校卒業したら就職して普通に暮らすという選択をして、「今より幸せになれるのか」と疑問を感じてしまったのです。
そんなデンジにナユタは「ずっと一緒にいてあげる」と言葉をかけます。
“支配の悪魔”ではあるものの、ナユタはデンジの家族です。
デンジはナユタを抱きしめて、眠りにつくのでした。
東山コベニが働いていたファミリーバーガーで、、「明日の作戦」について4人のウェポンズが話し合っています。
4人とは、須郷ミリ、バルエム、”鞭の武器人間”と思しき女性、”槍の武器人間”と思しき男性です。
その中でバルエムが、一番地位が高いように見えます。
バルエムは、大勢の公安デビルハンターと民間デビルハンターを退けてチェンソーマンを誘い出すという計画を語ります。
しかし須郷にだけ「その先の目的」は、知らされていないようです。
4人の”武器人間”の役割は”武器”だけでなく、”悪魔”に見せかけてチェンソーマンを誘い出すというものでした。
場面は変わり大きいデパートの屋上の遊園地で、ナユタが乗り物に乗って楽しんでいる様子が描かれています。
その様子をベンチに座り、魂が抜けたような表情でナユタを見つめるデンジが。
さらに三船フミコもいて「チェンソーマン教会に入会しなかったんですね」と語りかけます。
デンジは、「チェンソーマンには一生ならない」と答えました。
チェンソーマンに変身すれば、世間から尊敬や賞賛が集まるのにもったいないと三船は言い返します。
しかし「良い事ばっかりじゃない」と言うデンジに、三船は「まぁそうですね」と微妙な表情を見せました。
チェンソーマンは、トイレの中も監視されるからです。
初めて知った事実にデンジは驚きますが、うっかり秘密事項をバラした三船も焦っていました。
ここで三船は、デンジが”銃の魔人”になったアキと戦った町に住んでいたと明かします。
両親が瓦礫に埋もれてしまい助けを求めたものの、チェンソーマンには届かなかったのです。
その結果、三船の両親は死亡しました。
しかし三船は「その件で悩まないでください」と言います。
そして「チェンソーマンが人間の姿に戻った瞬間を見た」とも言いました。
デンジはアキを自分の手で死なせたことを泣いており、その様子を見た三船はチェンソーマンが「子供」だと知ったのです。
この一件で三船は「私が助けなきゃ」と決めたため、チェンソーマンではなくその中身のデンジのファンだと判明しました。
そして話をしていたデンジと三船の元に、バルエムが突然現れます。
バルエムは、「チェンソーマンが戦っている姿を見たい」と言い、「このデパートの1階に悪魔が現れる」と予言するのです。
一方デパートの1階に鞭と槍の武器人間と、”ソードマン”の姿がありました。
デパートの1階で武器人間たちが、今から行う惨劇の段取りを確認しています。
タバコを吸っている”槍の武器人間”が、子供と女性は悲鳴が大きいから標的にしろと指示。
さらに喪失感が分かりやすいからと、足か手を狙えとも言います。
一方”鞭の武器人間”は不老不死でさらに強い”武器人間”が、「人間の上位種」だと言い放ちます。
“鞭の武器人間”は、自身こそが「神に選ばれた」と考えているようです。
“鞭の武器人間”の考え方に賛同した”槍の武器人間”は、これから行う大虐殺を「神託」と表現しました。
そして「17時になったら作戦開始だ」と伝えます。
須郷は「これは神託なんだ」と自身に言い聞かせ、「俺は武器!」と思考を捨てることにしたようです。
17時が近づき、それぞれ”変身”の準備に移ります。
そして17時の鐘が鳴り響いた瞬間、突然現れたクァンシが3人の武器人間をあっという間に制圧したのです。
クァンシは子供に向かって「がおー」とやる気のない威嚇をし、その場から逃がすと公安に「ヤった」と報告します。
デパートの周囲には警視庁の姿があり、公安の特異七課も突入態勢を整えていました。
一方報道各社の間で「チェンソーマン教会の信者数人がデパートで銃乱射」という情報が広まっていたのです。
チェンソーマン教会の関係者はテレビでニュースを知り、家宅捜査が入ると予想。
「地下の武器」が見つかったら、自分たちは国家転覆罪になると考えます。
その場にいた伊勢海は、「武器があるなんて聞いてない!」と驚いていました。

新キャラがいい味出してるね

チェンソーマン 17巻

公安により次々と制圧されるチェンソーマン教会施設。教会の“広告塔”アサの身にも危険が迫る!! バルエムの目論見は潰えたかに思われた時、“恐怖の大魔王”をめぐる真の計画が明らかに…!! 大量発生した悪魔と混乱する群衆で街が地獄絵図と化す中、デンジの選択は!?
チェンソーマン教会は、警察と公安による家宅捜索を予期して地下に保管されていた武器を使い迎撃態勢に入ります。
信者達はハンドガンやアサルトライフルなど、物騒な武器を手にしていました。
教会幹部は信者らの持っている武器を「光の武器」と呼び、士気を高めます。
そしてチェンソーマンの意志は「国家の闇を晴らすこと」だと語るのです。
いよいよ公安の特異7課が、教会本部へと突入する時がやって来ました。
突入する特異7課員は、正面玄関と裏口から1名ずつと決まり、最初に教会本部の正面から侵入したのは”釘の魔人”です。
幹部信者の指示で、信者たちは発砲を始めます。
“釘の魔人”はあっさり銃弾を避けると、”釘”を使い信者達を無力化することに成功。
子供達に「銃」を持たせたことに対し、”釘の魔人”は怒りを露わにしました。
信者たちの制圧に成功し、”釘の魔人”は「明日から銃じゃなくてシャーペンを使うように」と話しかけます。
その言葉に「わかった」と答えた信者に「敬語使え!」とトンカチで信者を殺害してしまいました。
ほとんどの信者が制圧されますが、”正義の悪魔”と契約を結んだ信者が登場。
「正義を喰らえ!」と叫び”釘の魔人”に向けて蹴りを入れようとしますが、その足は切断されます。
チェンソーマン教会の本部裏口から侵入したと思われる、サムライソードの仕業でした。
その後公安により東京都、神奈川県、大阪府、福岡県のチェンソーマン教会関連施設が制圧され、重火器が押収されたことも判明しました。
さらに悪魔と違法に契約した未成年者は「悪魔管理センター」という施設に収容されることに。
公安の担当者は、保護者たちに「被害者の会」設立を促しました。
さらに公安は、”戦争の悪魔”であるアサの確保も考えていたのです。
場面はデパートの屋上に代わります。
バルエムこと”火炎放射器の武器人間”は、チェンソーマン教会の副総帥でした。
公安は、「未成年に悪魔取引させたこと」と「銃器密輸」を罪状にバルエムを逮捕すると言います。
バルエムは、「もう少しだけ待ってくれ」と頼みました。
そして夕焼けを見ながら「クンバーマーヤロー クンバヤー」と歌い始めたバルエム。
チェンソーマン教会の対応をしていた公安の担当者は、「名称診断士」から呼び出されます。
そして、チェンソーマンが倒した客の悪魔は”正義の悪魔”だったことを知らされました。
「”公正や平等の悪魔”の可能性は?」と聞きますが、「名前は”正義の悪魔”です」と断言します。
しかし、死んだはずの”正義の悪魔”の力が行使されていたことが気になる公安の担当者。
名称診断士は、信者たちが契約した悪魔が”正義の悪魔”ではない可能性を示唆したのです。
その頃、吉田はアサの家を訪ねていました。
「ピンポン」とチャイムと同時に、”戦争の悪魔”に対し手を組んで地面に伏せるよう指示が出されます。
しかしアサは捕まるつもりはなく、「自分が住んでいる606号室を武器にする」と考えていました。
アサが床に手をつき、「606号室剣」と唱えた瞬間、吉田がアサの右腕を切り落としたのです。
さらに”正義の悪魔”のフリをしていたのは”火の悪魔”だと判明します。
それを指示していたのは”飢餓の悪魔”でした。
“火の悪魔”の能力は「契約者がなりたいと願った者になれる」です。
その能力を使い、大勢のチェンソーマン信者たちが偽チェンソーマンになります。
“火の悪魔”の力は、契約者の数の多さによって強くなるのです。
協会が信者を増やした結果、公安だけではなく一般市民も襲うという大惨事を引き起こしました。
そしてバルエムと”飢餓の悪魔”の目的は「恐怖の大魔王を倒して人類を救うこと」でした。
さらにナユタにより、”死の悪魔”は”支配・戦争・飢餓の悪魔”の4姉妹の長女だと明かされます。
その恐怖の大王が”死の悪魔”だったのです。
「ナユタは世界を闇へと誘う魔女」だと言うバルエムの指示で、偽チェンソーマンにナユタが狙われる事態に陥ります。
そこにクァンシが現れ、偽チェンソーマンをあっさり撃破します。
偽チェンソーマンは燃やせば復活できないということが判明するのですが、デンジも偽者判定されてしまいました。
どんなに「本物だ」と言っても信じてもらえません。
結局、偽チェンソーマンとして追われる身になってしまうのでした。
一方の吉田はアサを殺せず、606号室が完成してしまいます。
人間と偽チェンソーマンが戦争状態になり、人々が戦争に恐怖を感じたせいで”戦争の悪魔”の力が強まってきました。
多くの人々がチェンソーマン騒動を人vs悪魔の戦争と認識する中、三船はデンジたちを守ると宣言します。
しかしそんな三船をナユタは殺そうとし、デンジに悪魔側につかない?とすら言い出しました。
デンジはそんなナユタを、想いの深さで思いとどまらせることに成功。
三船と別れて、デンジとナユタは家に向かいます。
「こんな騒ぎになっていても意外と普通の日常だね」というナユタの言葉にデンジはハっとします。
そして自分は今、すごい幸せだと実感するのです。
そんなデンジの前に、ポチタが現れました。
「私たちが見たかった夢は叶ったね」とポチタは言い、「次の夢は?」と問いかけます。
ポチタの望む夢は「デンジが夢を叶え続けること」でした。
デンジは「やっぱりチェンソーマンになりたい」と答えます。
そしてデンジとナユタが家に着くと、家が燃えていました。
家の中には、ニャーコや犬たちが留守番しているのです。
家に駆け寄ろうとしたデンジを、バルエムが足を引っかけて転ばせます。
「やっぱり燃やすなら家族だな」と言い、アサよりもニャーコたちを狙うことにしたのです。
デンジが怒りに飲まれそうになった瞬間、三船たち公安のデビルハンターがバルエムを倒しました。
しかしそこに”鞭の武器人間”、”槍の武器人間”、”ソードマン”が現れ、三船を拘束します。
“ソードマン”とデンジが言い合いをする中で、バルエムが立ち上がりました。
しかし家族を焼いたバルエムをナユタが許すはずもなく、”支配の鎖”を撃ち込みますが効果なし。
バルエムは未だにマキマの支配下にあり、マキマが思い描いた平和な世界が来ると信じていたのです。
まだ燃えている家の前にはポチタがいて、デンジの帰りを待っていたかのように見えました。
そしてデンジは、チェンソーマンに変身したのです。
しかし周囲の人々は、本物か偽者か判断できません。
チェンソーマンになったデンジの前には、”鞭の武器人間”、”槍の武器人間”、”ソードマン”が。
ナユタは逃げようと声をかけますが、デンジはやっとチェンソーマンになれた幸福感を感じていました。
“鞭の武器人間”、”槍の武器人間”をあっさり倒し、残るは”ソードマン”です。
2人は相打ちになったかのように見えましたが、デンジの高笑いだけが響き渡ります。
敵を倒したにも関わらず人々の敵意はデンジに向かいリンチが始まってしまいます。
そのうちの1人がナユタを殴ったため、怒りに任せて一般市民をチェンソーでかすり傷を負わせました。
それがさらに事態を悪化させ、デンジは槍で突かれてしまうのです。
ナユタは「自分と一緒にいない方がいい」とデンジに言われて、悩んでいました。
そんなナユタを助けようとした女性を支配し、デンジを刺していた男を殴らせたナユタ。
支配はしたものの「人は殺さない」というデンジとの約束を守っています。
チェンソーマン 18巻

暴徒と化した群衆と、それを扇動するバルエムにより追い詰められるデンジとナユタ。瀕死のデンジを守るため、一人立ち向かうナユタだが…!? 公安による凄惨な計画が進む中、アサとキガはチェンソーマンを救うべく超厳戒警備の東京悪魔収容センターを襲撃する!!
三船はデンジを助けることを諦め、見捨てて帰ると宣言しました。
さらにバルエムが人々を煽り、事態は悪化するばかりです。
デンジが「自分と一緒にいない方がいい」と言ったのは、ナユタを守るためでした。
しかしナユタは、デンジを何とかして逃がそうと考えています。
そんなナユタを指さして、1人の男が悪魔だとバラしてしまうのです。
さらに、ナユタが支配した女性に「この子は敵だ」と大勢の前で言われてしまいます。
しかしこれは、ナユタがデンジを逃がすための時間稼ぎだったのです。
そしてデンジを、支配した男性に運ばせています。
「自分は子供だぞ!」と言っても聞き入れてくれる大人はいません。
ナユタは、自分の正体をバラした男に銃口を向けられてしまいます。
ここで回想に変わります。
ナユタとして生まれた理由やマキマのこと、なぜかデンジの心臓を欲しいと思っていること、2人での生活の様子が描かれています。
そしてナユタは、前の自分(マキマ)の願いを叶えたら自分の正体を掴めると考えつきました。
そのために、まずはデンジを幸せにしようと決心します。
しかし逆にナユタはデンジから「家族」をもらった、というところで回想は終了。
ここで、デンジが病院で目を覚ます場面になります。
病院に収容され目を覚ましたデンジは、真っ先にナユタのことを心配します。
そこには吉田がいて、ナユタの行方は分からないと言われてしまいました。
さらに吉田は、デンジがチェンソーマンにならないという約束を破ったから何もしてやれないと言い再び薬で眠らせます。
デンジは東京悪魔収容センターにてバラバラにされ、国の所有物になる手術を施されることに。
センターの人は創設してから1度も悪魔が逃げ出したことはない、と語ります。
しかしセンター前に立っている、”戦争の悪魔”らしき足が描かれていました。
東京悪魔収容センターの前にいたのは”戦争の悪魔”と”飢餓の悪魔”でした。
アサは”飢餓の悪魔”にチェンソーマンを倒すことが救うことに繋がると言われ、ヨルの目的はチェンソーマン殺害です。
そしてアサの思い込みでセンターの攻撃システムが買えたという事実ができたため、アサは「進学資金銃」を手に入れます。
何とかうまく内部に入り込めたはずが、肝心なところで転ぶアサのせいで見つかってしまったのです。
しかし、”飢餓の悪魔”が機転を利かせて、ピンチを切り抜けます。
そして悪魔収容センターの地下には、元チェンソーマン教会の幹部がいることが判明しました。
“飢餓の悪魔”は”ギロチンの悪魔”を呼び出します。
そして敵の武器と衣服を切り刻みました。
そこに囚われていたデビルハンター部の伊勢海、亜国、東山ノバナが現れます。
伊勢海は最初は”飢餓の悪魔”を拒否しますが、チェンソーマンが施設にいると聞かされ一緒に行くと決めました。
“飢餓の悪魔”は「自分の力で召喚した悪魔は弱い」と語っています。
多くを語らないことから、”戦争の悪魔”を信じ切っていないのかもしれません。
そしてアサたちは、偽チェンソーマンがいる部屋の前に辿り着きます。
妻が偽チェンソーマンになったという公安の男が、幹部たちが同じようにならないのかと聞いています。
アサはなぜか公安の男を誘導尋問して、浮気していたことを白状させました。
ヨルはこのやりとりが時間稼ぎだと気付き、”飢餓の悪魔”を壁からさり気なく離れさせます。
離れた瞬間、”ソードマン”が壁を突き破って現れました。
“飢餓の悪魔”は”ギロチンの悪魔”を使おうとしましたが、人形のようなものに戻っていて使えません。
背後から”釘の魔人”が襲い掛かってきますが、ヨルがキックで助けています。
既にアサたちが侵入したことはバレているようです。
しかしここで”ソードマン”がアサのちょっとファンだと判明します。
アサは”ソードマン”がチェンソーマンに恨みを抱いていると知り、今は休戦して一緒に会いに行こうと誘いました。
それを聞いた公安が、従わないなら約束していた店の出店や祖父の組の復活が叶わなくなると脅します。
しかし、”ソードマン”と”釘の魔人”が裏切りそうだと見抜いた公安は一時撤退を決定。
「チェンソーマンと戦うなんてくだらない」と言う伊勢海に、チェンソーマンと戦うために心臓が動いているんだとヨルは言い返しました。
アサたちは手術室に着いたものの、デンジはすでにバラバラにされて箱詰めが済んでいました。
そこでデビルハンター部員たちに、ヨルが体を繋げ合わせろと命令します。
伊勢海は最初こそ嫌がりますが、心臓が見つかるころには興味が勝っていました。
頭が見つかり、アサはデンジがチェンソーマンだったことに驚きます。
しかし眼帯をした公安が到着し、クァンシも同行していました。
“釘の悪魔”が、命乞いをするフリで戦闘開始。
クァンシは”ソードマン”を簡単に倒し、ヨルと”釘の悪魔”の連携も軽くかわします。
それを見て恐怖を感じたノバナが、デンジの首を差し出そうとしました。
クァンシは急に戦意を無くし、「腐れ縁から手を出すな」と言われていると語ります。
それを聞いた眼帯の公安が、クァンシの愛人の遺体のことを持ち出し脅迫。
しかし眼帯の公安が偽チェンソーマンになった妻に刺されてしまいます。
クァンシは、アサたちに負けたフリをして戦うのを辞めるから倒せと提案しました。
ヨルは、チェンソーマンとクァンシはどっちが強いか尋ねます。
クァンシは、弱いのはチェンソーマンだが恐ろしい奴だと答えました。
おそらく腐れ縁とは岸辺のことで、デンジには手を出すなと言われたのでしょう。
伊勢海がテレビを点けて、アイドル・駒川コマの不倫の末の略奪結婚報道に目を止めます。
いくつも戦争が始まっているのに、こんな報道をしているのかと驚いていました。
そして1つの部屋に、デンジ、アサ、”釘の魔人”、伊勢海、ノバナ、デンジ、”飢餓の悪魔”がいることで奪還と脱獄成功が判明します。
その部屋は、”飢餓の悪魔”の隠れ家で”ソードマン”もいました。
ヨルと”ソードマン”は目覚めたデンジと戦う気満々でしたが、伊勢海に止められています。
デンジはヨルに、ナユタが見つかったら戦うと答えます。
アパートの焼け跡でナユタを探しますが、見つかりません。
ヨルはナユタを探すのをやめて、自分と戦うよう諭します。
しかしデンジは、「自分がチェンソーマンになったら周囲が最悪になる」と言いながら瓦礫を漁っています。
デンジは「寿司がいい」と言いますが、寿司が嫌いなアサはこれを拒否します。
“ソードマン”がアサを責め、デンジは瓦礫を漁りつつ、寿司がいいとゴネるのでした。

デンジが復活して良かったね
チェンソーマン 19巻

ナユタが行方不明になり、元気が出ないデンジの腹を満たすため寿司屋へ向かうアサたち。だがその道中、サムライソードの一言でまさかの緊急事態が発生…!! 自らの欲望に振り回され心ここにあらずのデンジが、たどり着いた寿司屋で遭遇する悪夢の一皿とは…!?
アサはデンジに、戦えば普通の生活を過ごせると説得します。
“飢餓の悪魔”が寿司屋「素死々」(すしし)を提案し、全員で行くことになりました。
デンジは移動しながら道端に転がっている偽チェンソーマンの遺体に驚きますが、周囲は慣れてしまった様子。
そして”飢餓の悪魔”がチェンソーマンとの契約や、アサがデンジに勝ちたいと思う理由を説明します。
まずは、チェンソーマンになる対価についてです。
デンジが普通の生活を過ごし、それができなくなると本物のチェンソーマンが出てくる。
さらに本物を倒し、人間の心臓をデンジに移植したらデンジは普通の人間に戻れる。
信用できないデンジは”飢餓の悪魔”を怪しいといますが、アサが庇います。
デンジは「もう元に戻れない」とネガティブなことしか言いません。
ここで”ソードマン”が「男を元気にするなら女だろ」だと言って、寿司屋に行く前に風俗店に誘っていました。
“ソードマン”が所有している風俗店を紹介しようとしますが、アサが阻止します。
しかし「最近元気が出ないのは射精していないからだ」と言い出すデンジ。
デンジは伊勢海とノバナに同意を求めるも黙殺され、アサには呆れられてしまいました。
とりあえず全員で店に着いたのですが、店は焼失しており閉店。
そこに雨が降ってきてはひざまづいたデンジは、自身の願いはやっぱりモテることだと言います。
デンジは、自分の下半身の欲求には逆らえないと怒り出しました。
アサがヨルに代わり、「下半身を斬ってやる」と言い放ちます。
ヨルが路地裏でナイフをこっそり作り、デンジの下半身を狙います。
デンジが嫌がって暴れた弾みで、飛んでいくナイフ。
めげないヨルが、デンジの股間を素手で掴みます。
するとナユタに消去されたはずの、キスした記憶をヨルが取り戻したのです。
デンジとヨルが、なんとなくキスをしてしまいます。
思わず離れて照れてしまったものの、もう1度長いキス。
そしてデンジは、久しぶりに射精したのでした。
手を見たヨルは不快そうにしますが、キスしたのは好きだからじゃなくて気持ち良かったからだと言うヨル。
そしてもう一度キスをすると、デンジは衝撃を受けてしまい立てなくなります。
ヨルはデンジから離れますが、ヨルは中にいるアサから物理的な攻撃を受けて体を交代しました。
そしてアサもお腹が空いていたので、みんなで素死々に行き寿司を食べることにします。
デンジは6段はあるだろう回転寿司を前に、今までの出来事について内にいるポチタに相談しました。
嫌なことばかりだけどアサにさっきしてもらったこと(キス)で心が気持ちよくなったと感じているデンジ。
そして、それが幸せなのか、または不幸なのかと考えこんでしまいます。
アサは、寿司が食べられないので気まずいようです。
伊勢海は、留守番している”釘の魔人”と亜国に申し訳なさを感じつつも寿司を食べるのでした。
ノバナは、寿司代が奢りなのか自腹なのか分からないので食べません。
そしてアサのことを腕がないのにいつも通りなのはおかしいと伊勢海に話しています。
そこにバルエムが突如現れ、「ナユタに会わせてやる」とデンジに言うのでした。
とりあえず話を聞く姿勢を取るデンジに、公安から自分たちを逃がしてくれたらナユタに会わせるというバルエム。
バルエムは殺気立っているデンジに玉子をすすめ、デンジはナユタに会えるならと仕方なく食べます。
さらにイカを味わうよう言われたデンジは、我慢できずにキレてしまいます。
デンジが公安をどうにかすればいいのかと聞くと、自分たちも公安もチェンソーマンの力を少しだけ使いたいと答えます。
チェンソーマンとしてデンジは未完成なので、存在ごと消す力が欲しいと語ったのでした。
しかしデンジは、チェンソーは木を切る道具だからそんな力は持ってないと返します。
バルエムはマグロを使って「これは仮説だ」と前置きし、チェンソーマンが色々消したせいで木を切る力しか残らなかったのではと言い出しました。
そこで存在ごと消す力を得るためには、人々の恐怖とデンジの不幸が必要なんだと言い大将に大トロを頼みます。
しかし回ってきた皿の上に乗っていたのは、ナユタの首だったのです。
バルエムは自身の行動をひどいと認識しながらも、世界を救うためだと話します。
デンジがバルエムの胸ぐらを掴んだ瞬間、デンジの腸が飛び出しバルエムの首が切られてしまいました。
その直後、黒いチェンソーマンが現れます。
そして公安の対魔1課、2課と特異5課が動き出しました。
黒のチェンソーマンの出現は想定済みだったのか、慌てることもなく作戦を開始します。
そして倒れたビルに立っているのは黒のチェンソーマンです。
デンジを不幸にすることで、黒のチェンソーマンを出現することが分かっていたかのような行動でした。
最強の悪魔となった黒のチェンソーマンは、特異5課をあっさり排除します。
さらに6課も続きますが、こちらも全く相手になりません。
とうとう“耳の悪魔”も食べられてしまい、世界から耳という概念が消えてしまいました。
ここでなぜかヨルが、”誰も認知できないはずの耳”の喪失に気付いています。
そして耳という概念がなくなったことで、存在ごと消す力があると証明されました。
ここで「耳」の消失を認識した公安は、C班を動かすことに。
そして黒のチェンソーマンを、”謎の強い悪魔”が殴ります。
さらに吉田の”蛸の悪魔”が締め上げて”耳の悪魔”を吐き出させることに成功、世界中に耳が戻ったのでした。
場面は変わって、政治家が耳の消失と復活について何やら話し合っています。
そこには三船がおり、黒のチェンソーマンの力は人類の進化に必要だと語ります。
さらに”老いの悪魔”が「条件によるがチェンソーマンの体内に入ってやってもいい」と言っているとも話します。
その条件とは、「日本人の子供を鏡の前で1万人殺害する」というものでした。
それを聞いた年長者と思われる元政治家が、乗り気になってしまいます。
「子供1万人の命で老いがなくなるなら安いものだ」と考えたのです。
そこで三船が子供を集めさせるために携帯を使おうした瞬間、口、雪、蛸、苦みが世界から消えました。
チェンソーマンは、自分を襲ってきた人間の首をはねてしまいます。
さらにヨルと”ソードマン”、”老いの悪魔”が攻撃しますが、3人は両手を斬られました。
“ソードマン”は首も斬られ、ヨルは両手を失いながらも立ち向かおうとします。
片膝をついてしまいますがその目は絶望など感じていない、まさに”戦争の悪魔”らしい表情でした。

デンジが黒のチェンソーマンになっちゃったよ…
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劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の公開はいつ?

悪魔の心臓を持つ「チェンソーマン」となり、
公安対魔特異4課のデビルハンターに所属する少年・デンジ。
憧れのマキマとのデートでうかれる帰り道、雨宿りをしていると、
カフェで働く少女レゼと出会いー!?
レゼ篇は『チェンソーマン』の劇場版で、デンジがレゼと出会ったところから物語は始まります。
このストーリーの映画化はファンを喜ばせました。
そこで気になるのが公開日ということで、『チェンソーマン レゼ篇』の公開日について調べてみました。
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は2025年公開
公開日は「ジャンプフェスタ2025 ジャンプスーパーステージRED」で、発表されています。
それは、「2025年の台風がくる頃に」という内容でした。
作中で”台風の悪魔”が登場することから、その時期に決まったようです。
曖昧な表現なので予測でしかありませんが、7月から10月の間ではないかと考えられます。
キャストは以下の通りです。
役名 | 声優 |
デンジ | 戸谷菊之介 |
レゼ | 上田麗奈 |
ポチタ | 井澤詩織 |
マキマ | 楠木ともり |
早川アキ | 坂田将吾 |
パワー | ファイルーズあい |
東山コベニ | 高橋花林 |
サメの魔人 | 花江夏樹 |
暴力の魔人 | 内田夕夜 |
天使の悪魔 | 内田真礼 |
公開日が近づいたら、何かしらの発表がされる可能性が高いので要チェックです。

レゼ篇楽しみだよね
まとめ
今回はチェンソーマンのあらすじを分かりやすくまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
まだ完結しておらず衝撃の展開も多いので、1度読んだだけでは理解が追いつかないかもしれません。
今後どんな展開になるのか、とても楽しみです。
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