枷場菜々子の術式や能力・名言についてわかりやすく解説【呪術廻戦】

枷場菜々子（はさば ななこ）は、『呪術廻戦』に登場するキャラクターで、夏油傑に心酔する呪詛師です。

幼少期の虐待など彼女の複雑な背景や感情に共感する読者も多いです。

本記事では、枷場菜々子の能力やエピソード等について詳しく解説していきます。

呪術廻戦アニメキャラ「枷場菜々子」とは？

引用元：呪術廻戦公式

枷場菜々子（はさば ななこ）は、『呪術廻戦』およびその前日譚『呪術廻戦0』に登場するキャラクターで、双子の姉妹である美々子と共に行動する呪詛師です。

幼少期から呪霊を視認できる体質のため、村人から虐待を受けていましたが、夏油傑（げとう すぐる）に救われ、以降彼に心酔しています。

枷場菜々子のプロフィール・特徴

菜々子は金髪のお団子ヘアーに、ギャルのような白いセーラー服とカーディガン姿が印象的なキャラクターです。

双子の姉妹で、感情表現が豊かで思ったことをすぐに口に出す性格が特徴です。怒りや憎しみを強く示し、美々子をリードする立ち位置にあります。

術式に関係するスマホを常に持ち歩いているのも特徴的です。

作者曰く、「オタクに避けられそうなタイプ」

枷場菜々子の目的

枷場菜々子は、幼少期に村人から虐待を受けていたところを夏油傑に救われ、その出来事をきっかけに夏油に心酔しています。彼女の目的は、夏油の理想である「非術師のいない世界」の実現に協力することでした。

しかし、夏油の死後、その肉体を乗っ取った千年以上前の呪術師「羂索（けんじゃく）」に対して、激しい憎しみを抱いています。羂索を討ち取り夏油の肉体を取り戻すために、両面宿儺という強力な存在を利用するなど、危険な賭けにも出ています。

枷場菜々子の来歴

アニメの初登場は？

枷場菜々子のアニメ初登場は、映画『劇場版 呪術廻戦 0』です。

この作品は、原作の前日譚である『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』を基にしており、菜々子は双子の姉妹・美々子と共に、夏油傑の一派として登場します。このシーンでは、菜々子がパンダを見て「かわいー!!」とスマホで撮影する姿や、夏油が宣戦布告している最中にもかかわらず、「お店が閉まっちゃう!!」とクレープをねだる様子が描かれています。

その後、アニメ第2期にも登場しています。

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夏油傑との出会い

枷場菜々子と美々子は、幼少期から呪霊を視認できる体質のため、周囲から「気味が悪い」と忌避され、村人たちから酷い虐待を受けていました。

ある日、呪霊祓いの任務で村を訪れた夏油傑が、彼女たちが木の檻に閉じ込められているのを発見し、村人を皆殺しにして二人を救出しました。この出来事をきっかけに、菜々子と美々子は夏油を「救い主」として深く慕うようになり、彼の目的達成のために行動を共にするようになりました。

夏油のために何でもする覚悟だね。

百鬼夜行への参戦

枷場菜々子は、夏油傑の理想である「非術師のいない世界」の実現に心酔し、その計画の一環である「百鬼夜行」に参戦しました。百鬼夜行は、夏油が千体の呪霊を用いて東京・京都で同時多発的に呪術テロを引き起こす大規模な作戦です。菜々子は美々子と共に大勢の非術師や術師を次々と殺し、呪詛師として夏油を支える役割を果たしました。

作戦自体は五条悟によって阻止され、夏油自身も討たれる結果となりますが、菜々子たちの忠誠心はその後も揺るぐことはありませんでした。彼女たちは夏油の死後もその意志を継ぎ、復讐心を抱えながら新たな行動を模索することになります。

この参戦は、彼女たちの強い信念と悲劇的な結末を象徴しています。

枷場菜々子の術式・能力

引用元：呪術廻戦公式

枷場菜々子の生得術式は、スマートフォンを媒介とする特殊な能力です。宿儺は彼女の術式について、「被写体の状態をどうこうするもの」と推測しています。

術式はスマホを使用

枷場菜々子の術式は、スマートフォンを媒介として発動されるユニークな能力ですが詳細は不明です。

彼女はスマホのカメラ機能を活用し、撮影した映像や写真を通じて対象に影響を与えます。カメラで撮影することで、自らのダメージを無かったことにしたり、相手の行動を制限する、相手の状態を操作するような術式であると推測されています。

この術式は、現代的な道具を媒介にする点で従来の呪術とは異なり、特にトリッキーな戦術と考えられます。ただし、術式がスマホに依存しているため、デバイスが破壊されると術式も使用不能になるという弱点があります。

この制約が、彼女の戦闘スタイルに緊張感を与えています。

スマホを使った術式なんて現代的だね！

枷場菜々子の印象深い名言・エピソード

枷場菜々子の印象深いセリフは、彼女の信念や夏油への想いが強く表れるものが多いです。

• 私達はあの人が見据える世界を信じてる
• 夏油様の物語は終わったんだ もう誰にも汚させない
• オマエは違う
• それを言い出したら終わりだろうが!!
• 美々子ぉ アイツ ゲロムカつかねェ？
• 夏油様が言えば黒も白だし白も黒なんだよ
• 夏油様をこれ以上 これ以上弄ぶな
• 大好き 大好き 大好き
• 地獄に落ちろ 後悔させてやる
• お願い出て来て 宿儺様

これらのセリフは、彼女のキャラクター性や物語での役割を際立たせる重要な要素となっています。

枷場菜々子についての考察

引用元：呪術廻戦公式

両面宿儺との接触

百鬼夜行で夏油が五条に討たれた後、その肉体は千年以上前の呪術師・羂索（けんじゃく）に乗っ取られてしまいました。夏油一派の幹部である菅田真奈美と祢木利久は「呪術師だけの世界」を目指して渋谷事変に加担しましたが、菜々子と美々子は納得できず、一派を離反します。

二人は「五条を封印したら夏油の肉体を還す」という羂索との取引に応じましたが、約束を反故にされ、羂索への復讐を決意。自分たちの力では叶わないと悟り、呪いの王・両面宿儺を利用する計画を立てます。

気絶している虎杖悠仁に宿儺の指を与え、宿儺を呼び出すことに成功。「偽夏油を殺してほしい」と宿儺に依頼しました。

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夏油傑との関係

幼少期から呪霊を視認できる体質を持っていた菜々子と美々子は、故郷の村で村人たちから疎まれ、酷い虐待を受けていました。そんな中、呪霊退治のために高専から派遣された夏油傑が村を訪れます。

夏油は二人が閉じ込められているのを発見し、村人を皆殺しにして二人を救出。その後、菜々子と美々子は夏油によって育てられました。

この出来事をきっかけに、二人は夏油を「救い主」として深く慕うようになり、彼の理想である「非術師のいない世界」の実現に共感して、側近として行動を共にします。

しかし、夏油の死後の行動を見ると、二人は彼の思想というより、夏油本人を慕って行動していた面が強かったようです。

二人にとって夏油が全てだったんだね

枷場菜々子の最期

渋谷事変において、菜々子と美々子は虎杖に宿儺の指を与え、宿儺への接触に成功し、羂索への復讐を依頼しました。

願いを聞いてもらえると思った二人でしたが、顔を上げた瞬間、美々子の頭が吹き飛びます。隣で怒り狂う菜々子に対して、宿儺は「指の一本や二本で俺に指図できると思ったか。不愉快だ」と冷たく言い放ちます。

宿儺に向けてスマホをかざし術式を発動しようとしますが、宿儺は菜々子を全身の跡形もなくバラバラに斬り飛ばし、即死させました。

この最期は、彼女たちの悲劇的な運命と、宿儺の冷酷さを強調するものとなっています。

む、むごすぎる…

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枷場菜々子に関するよくある疑問・共感ポイント

枷場菜々子はかわいい？

枷場菜々子は、その強烈な個性とビジュアルから「かわいい」と評価されるキャラクターです。ギャル風の制服や髪型が特徴的で、双子の美々子と並ぶとさらにその魅力が引き立ちます。ただし、彼女の「かわいさ」は外見だけではなく、夏油傑への一途な忠誠心や感情表現の激しさにも由来します。

一方で、非術師を軽蔑する冷徹さや、敵対者への攻撃的な態度など、ダークな一面も彼女の魅力として挙げられます。可憐さと狂気が共存する複雑なキャラクター性が、ファンの心を掴む要因となっています。

枷場菜々子と美々子との違いは？

菜々子と美々子は双子で外見が非常に似ていますが、いくつかの違いがあります。

菜々子は美々子に比べて、感情表現が豊かで、特に怒りや憎しみを激しく表に出す傾向があります。見た目においても、セーラー服に黒髪の美々子に対して、菜々子はギャル風の制服に金髪のお団子ヘアをしています。

この対照的な性格の違いが、物語の中での二人の役割を際立たせています。

まとめ

枷場菜々子は、『呪術廻戦』において、夏油傑への深い忠誠心と独特の術式を持つキャラクターです。幼少期の壮絶な経験から夏油に救われた彼女は、美々子と共に彼を崇拝し、その理想を支えるために行動します。

菜々子は、現代的なスマートフォンを媒介とする術式を通じて、作品に新たな視点を加えています。

物語の中で、両面宿儺に接触し、羂索への復讐を試みるものの、その結果は非情で悲劇的な結末を迎えました。彼女の生き様や最期は、『呪術廻戦』のダークで壮絶なテーマを象徴するものであり、多くの読者に強い印象を与えています。

菜々子の存在は、物語の奥深さを一層引き立てる重要な要素といえるでしょう。