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『鬼滅の刃』は少年ジャンプで連載が始まり、アニメ化されてからは社会現象を巻き起こしたほどの人気漫画です。
その魅力は、個性豊かなキャラクター、胸を打つストーリー、そして息をのむような躍動感あふれるバトルシーンにあります。
原作は全23巻で完結しており、壮絶な戦いが描かれました。

みんな生き残れたらよかったのに・・・
本記事では『鬼滅の刃』を無料で読めるサイトはあるのか、安い電子書籍サイトについても紹介していきます。
鬼滅の刃を無料で読める電子書籍サイト一覧

『鬼滅の刃』を無料で読める電子書籍サイト一覧を紹介します。
サイト名 | 期間 | 配信 |
![]() | なし | ◎ |
![]() | なし | ◎ |
![]() | なし | ◎ |
![]() | なし | ◎ |
![]() | 1話~3話まで無料 | ◎ |
![]() | なし | ◎ |
![]() | 1話~3話まで | ◎ |
『鬼滅の刃』を全巻無料で読める電子書籍サイトは残念ながら見つかりませんでした。
無料で読めるサイトでも、いつまで無料なのかは不明です。
一番無料の話数が多いゼブラックと少年ジャンプ+でも3話までなので、物足りないですよね。
そこで『鬼滅の刃』が安く買える電子書籍サイトを探してみました。

全部読みたいよね・・・
【無料あり】鬼滅の刃が安い電子書籍サイトまとめ

『鬼滅の刃』は23巻で完結しています。
電子書籍サイトはお得なクーポンやセールがあるので、気に入ったサイトで買うのがおすすめです。
では、全23巻の価格とお得に買える電子書籍サイトをいくつか紹介していきます。
サイト名 | 価格(税込) | 特典 |
![]() | 10,578円(税込) | ・毎日できるスロットくじ ・70%オフクーポンが6回使える ・PayPayポイントが貯まる |
![]() | 10,578円(税込) | ・激安セールがある ・丸ごと無料の漫画が1,000冊以上 ・1冊のみ50%オフで買える |
![]() | 10,578円(税込) | ・1冊のみ70%オフで買える ・ご来店ポイントがある ・レビュー投稿で1,000ptもらえる |
![]() | 10,578円(税込) | ・漫画100冊購入で50%還元 ・LINE友だち追加で毎週10%OFFクーポン配布 ・ジャンルが豊富 |
![]() | 10,670円(税込) | ・10~50%オフ(毎日2回) ・期間限定のスペシャルクーポンがある ・ご来店ポイントがある |
![]() | 10,670円(税込) | ・90%オフ(上限割引2,000円) ・25%ポイント還元される漫画がある ・1巻試し読みできる漫画が多い |
![]() | 10,601円(税込) | ・初回限定70%割引上限割引3,000円) ・500万冊以上が読み放題 ・月替わりセールがある |
『鬼滅の刃』はほとんどの電子書籍サイトで購入可能で、クーポンの利用で金額が変わります。
一番お得な価格で鬼滅の刃全巻を購入できるのは、ebook japan
eook japanで『鬼滅の刃』を全巻一気に買う際は、6回に分けて購入するのがポイント。
eook japanは、初めてログインした方限定の6回×70%オフクーポンがもらえるからです。
これらのクーポンを活用すれば、1冊あたり200円前後で『鬼滅の刃』が全巻手に入ります。
これは、他のどの電子書籍サイトよりもお得に全巻を購入できるチャンスです。
さらに、最初の1冊に使える50%オフクーポンや、新作が配信されるたびに開催されるお得なフェアなど、割引の機会が豊富に用意されています。
BookLiveは1冊のみ50%オフで買える
BookLiveは、来店ポイントがもらえたりVポイントが貯まるのが大きな特徴です。
ポイント制度も魅力で、月額ポイントコースに登録すると、初回限定ボーナスや継続ポイントがもらえます。
また、漫画をまとめて購入すると5%〜10%のポイントが還元されるので、さらにお得です。
たとえば、最初の1冊を50%オフで購入し、残りをまとめ買いすれば、賢く手に入れられますよ。
BookLiveのポイントをたくさん貯めたいなら、LINEの友達登録とアカウント連携も忘れずに!
これでさらにポイントがもらえます。
コミックシーモアは1冊70%オフで買える
コミックシーモアでは、初回限定で1冊70%オフになるクーポンを利用して購入できます。
また、期間限定のお得なセールを頻繁に開催しているため、人気の電子書籍サイトとなっています。
特に新刊配信記念キャンペーンでは、無料で読める巻が増量されるなど、見逃せない企画が満載です。
さらに、「ポイ活ミッション」で楽しみながらポイントを貯められる点も人気の理由になっています。
Abema漫画は100冊まとめて買うと50%還元される
Abemaマンガの大きな魅力は、一度に100冊までまとめ買いすると50%ポイント還元される点です。
これはまさにまとめ買いの絶好のチャンス!
作品によっては、10,000ポイント以上も還元されることがありますよ。
さらに、LINE登録をしておくと、毎週10%オフクーポンがもらえるのも嬉しい特典です。
また、無料で読める漫画も充実していて、最大8巻まで無料で読める作品もあるので、気になる漫画を気軽に試せますね。
まんが王国はクーポンが多い
まんが王国は、クーポンが非常に豊富な電子書籍サイトとして知られています。
期間限定や回数制限があるものもありますが、これらをうまく活用すれば、とってもお得に漫画を購入できますよ。
テレビCMなどでおなじみの人気漫画も多数配信しているのが大きな特徴。
特におすすめなのは、毎日もらえるクーポンです。
これは全作品が対象なので、購入する際はぜひこのクーポンを活用しましょう!
DMMブックスは90%オフのクーポンで買うのがおすすめ
DMMブックスでは、なんと初回限定で90%オフになるクーポンが手に入ります!
ただし、このクーポンには7日間の有効期限があるので、使い忘れには注意してくださいね。
また、たった1冊の購入でも最大28%のポイント還元など、お得な特典が満載です。
さらに、今ならDMM JCBカードに新規入会すると、10,000ポイントがもらえるキャンペーンも好評開催中!
Kindleはセールを狙って買うのがおすすめ
Kindleでの購入は、以下の割引やキャンペーンを賢く利用するのがおすすめです。
まず、初回限定で70%オフ(割引上限3,000円)になるクーポンをぜひ活用しましょう。
さらに、初めてのまとめ買いでは200ポイントがもらえる特典もあります。
Kindleでは、期間限定で90%以上オフになる破格のキャンペーンが開催されることも多いので、こまめにチェックすることをおすすめします。
定価で購入すると高くつくことがあるため、これらの割引を上手に活用して、お得に読書を楽しんでくださいね。

クーポン使うの忘れないでね!
鬼滅の刃の電子書籍と単行本どちらが安い?

『鬼滅の刃』を単行本と電子書籍で買う場合、どちらが安いのか調べてみました。
レンタルした場合
店名 | 価格 |
TSUTAYA DISCAS | 3~14冊・165円/冊(税込)・25冊以上:99円/冊(税込)、送料1,300円~ |
TSUTAYA | 店舗によって違う(例:新作:2泊3日:90円 / 旧作:7泊8日:90円) |
ゲオ | 1冊55円~ |
ゲオ宅配レンタル | 1冊136円~ |
DMM宅配レンタル | 1冊115円(税込)、送料は全国一律 往復840円(税込) |
『鬼滅の刃』は23巻あるので、送料含めて4,000円前後かかります。
それでも買うよりは安いので、1度読めればいいという方には向いています。
しかし、期間限定のキャンペーンを実施している場合もあるので確認してみてくださいね。
単行本をまとめ買いした場合
新品は11,154円(税込み)でYahoo!ショッピングや楽天市場では同じ価格で販売されています。
さらに、「外伝」を含めた全24巻セットや、公式ファンブックなどがセットになったものは13,000円~15,000円で販売されているようです。
新品はどこで購入しても価格は変わらないので、ポイントなどを重視して購入するのが良いでしょう。
次に、「鬼滅の刃」の中古の全巻セットの価格を紹介します。
店名 | 価格(税込) |
マンガ屋アニメ屋 Yahoo!店 | 2,680円 |
ブックオフオンライン | 2,530円 |
駿河屋 | 2,480円 |
川久Books | 2,530円 |
大体3,000円以内で購入できるので、中古本でも気にならない方にはお得なのでおすすめです。
ただし、店舗によっては在庫がない場合もあり、お取り寄せになる可能性があります。
電子書籍をまとめ買いした場合
「鬼滅の刃」を電子書籍でまとめ買いした場合は、10,596円~とあまり差はありません。
電子書籍サイトで『鬼滅の刃』をお得に買うなら、ebook japanでクーポンを使うのがおすすめです。
単行本は新品は11,154円(税込み)なので、電子書籍の方がお得に購入できます。
中古で単行本を買ったりレンタルする場合は、本の状態が良くない可能性があることを覚えておきましょう。

23冊は意外と場所を取るよね。
「鬼滅の刃」あらすじ

※ネタバレを含むのでご注意ください。
1巻 / 禰豆子と共に鬼殺隊への道を目指す
『鬼滅の刃』第1巻では、物語の主人公である竈門炭治郎が、家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼に変えられてしまうという、衝撃的な導入から始まります。
雪深い山奥で家族と慎ましく暮らしていた炭治郎は、ある日町へ炭を売りに出かけました。
村の人に一晩泊めてもらい、翌朝家路につくと、そこには血の海となった自宅と、惨殺された家族の姿が。
絶望の中、唯一息のあった禰豆子を背負って医者を探しに向かう炭治郎でしたが、禰豆子は鬼と化し、炭治郎に襲いかかります。
そこに現れたのが鬼を狩る「鬼殺隊」の剣士、冨岡義勇(とみおかぎゆう)でした。
義勇は鬼となった禰豆子を斬ろうとしますが、炭治郎は必死に妹を守ろうとします。
禰豆子もまた、完全に理性を失った鬼とは異なり、兄を守ろうとする素振りを見せたことで、義勇は二人に何か特別なものを感じ取ります。
義勇は炭治郎に、鬼を倒す「鬼殺隊」の存在を教え、鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)という人物を訪ねるよう促します。
家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、炭治郎は禰豆子と共に、鬼殺隊への道を目指す決意を固めるのでした。
第1巻では、炭治郎が過酷な運命に直面しながらも、妹を救うために強くあろうとする決意、そして鬼殺隊という世界の片鱗が描かれ、物語の壮大な幕開けとなります。
2巻 / 錆兎と真菰
『鬼滅の刃』第2巻では、竈門炭治郎が鬼殺隊に入るための第一歩を踏み出し、過酷な修行の日々が描かれます。
第1巻で冨岡義勇に促され、炭治郎と禰豆子は狭霧山(さぎりやま)へと向かいます。
そこで彼らを待っていたのは、かつて鬼殺隊の育手(そだて)であり、義勇の師でもある鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)でした。
鱗滝は、鬼である禰豆子が人間を襲わないか試すために様々な試練を与えます。
そして禰豆子は眠り続けることで力を蓄え、人間への攻撃衝動を抑え込みむことを覚えました。
炭治郎は、鱗滝による本格的な剣術の修行を始めます。
最初のうちは基礎体力や集中力を高めるための訓練ばかりで、なかなか先に進めません。
しかし、鱗滝は「呼吸」を会得することの重要性を教え、炭治郎は次第に「水の呼吸」の型を身につけていきます。
修行の最終段階として、鱗滝は炭治郎に巨大な岩を刀で斬ることを命じます。
どんなに努力しても斬れない岩を前に、炭治郎は挫折しそうになりますが、そこに錆兎(さびと)真菰(まこも)という二人の子供が現れます。
彼らは炭治郎の修行につきあい、精神的な支えとなっていきました。
錆兎との稽古を通して、炭治郎は水の呼吸の真髄を理解し、ついに岩を斬ることに成功。
こうして炭治郎は、鬼殺隊の最終選別へ参加する資格を得て、藤襲山(ふじかさねやま)という鬼が閉じ込められた山で七日間生き残るという、命がけの試験に挑むこととなりました。
炭治郎は禰豆子を鱗滝に託し、最終選別へと挑むところで第2巻は幕を閉じます。
3巻 / 最終選別
『鬼滅の刃』第3巻では、竈門炭治郎が鬼殺隊の最終選別を生き抜き、正式な隊士となり、初の任務に就くまでの過程が描かれます。
最終選別の舞台である藤襲山で、炭治郎は七日間を生き抜くために様々な鬼と戦います。
その中で、かつて鱗滝左近次の弟子たちを食い殺した手鬼(ておに)と遭遇。
手鬼は鱗滝の弟子たちの名前を記憶しており、炭治郎は彼らの無念を晴らすべく激しい戦いを繰り広げ、ついに手鬼を倒します。
多くの犠牲者が出た最終選別ですが、炭治郎は生き残り、共に合格した数少ない同期たちと再会しました。
最終選別を突破した炭治郎のもとには、日輪刀の刀鍛冶である鋼鐵塚蛍(はがねづかほたる)が現れ、炭治郎専用の日輪刀が打たれます。
日輪刀は持ち主によって色が変わる特殊な刀で、炭治郎の刀は漆黒に変化しました。
そして、炭治郎は禰豆子と町に行き、初めて鬼舞辻無惨に遭遇しますが、無惨は街中で人間を鬼に変え、炭治郎の足止めを謀ります。
炭治郎は、鬼に変えられた人間を救おうとしますが、そこに現れたのは無惨を追う謎の鬼である珠世(たまよ)とその従者、愈史郎でした。
珠世は、鬼でありながら人間を食さず、医者として人間を助け、さらに鬼を人間に戻す研究をしていると語ります。
炭治郎は珠世と愈史郎に、禰豆子を人間に戻すための協力を求め、彼らと共に鬼舞辻無惨を追うことを決意するのでした。
そこに無惨が送り込んだ二体の刺客、矢琶羽(やはば)と朱紗丸(すさまる)が現れたところで3巻は終わっています。
4巻 / 我妻善逸との出会い
矢琶羽が操る奇妙な方向を指示する矢印と、朱紗丸が投げる鞠(てまり)による連携攻撃に、炭治郎たちは苦戦を強いられます。
珠世は自身の血鬼術で彼らをサポートし、愈史郎も視覚を操作する能力で炭治郎を援護します。
炭治郎は持ち前の嗅覚と集中力、そして「水の呼吸」の技を駆使して、矢印の方向を見切り、矢琶羽の血鬼術を攻略し、激しい攻防の末、炭治郎は矢琶羽と朱紗丸を撃破しました。
戦いの後、珠世は炭治郎に、鬼の血を採取して研究を進めることの重要性を説きます。
そして、次の任務として鬼が連続して行方不明になっているという南南東の方角へ向かうよう、炭治郎を導きます。
道中、炭治郎は同期の隊士である我妻善逸(あがつまぜんいつ)と出会います。
善逸は極度の臆病者で、常に死を恐れ、女性にだらしがない一面を見せますが、鬼への恐怖が極限に達すると意識を失い、本来の力を発揮するという奇妙な特性を持っています。
二人は、鬼の潜む屋敷に迷い込んだ子供たちを助けるため、屋敷へと足を踏み入れるところで巻は終わります。
5巻 / 嘴平伊之助との出会い
第5巻では、炭治郎、善逸、そして新たに登場する嘴平伊之助(はしびらいのすけ)が、屋敷の鬼との戦いを繰り広げます。
炭治郎と善逸が足を踏み入れた屋敷は、鼓を打つことで部屋の配置を変化させる血鬼術を使う鬼、響凱(きょうがい)の住処でした。
屋敷の中では、鼓を叩くたびに部屋が回転したり、上下が逆になったりするため二人は翻弄されます。
炭治郎は迷い込んだ子供たちを守りながら、響凱の鼓のパターンを見破ろうとします。
一方、善逸は臆病風に吹かれながらも、極限状態に陥ると眠りにつき、雷の呼吸の技を繰り出すことで別の鬼を倒しました。
らに、この屋敷には猪の頭を被った謎の人物、嘴平伊之助も潜入していたのです。
伊之助は猪突猛進で好戦的な性格で、炭治郎と出会うや否や戦いを挑んできます。
彼は自己流「獣の呼吸」を使う、常識外れの剣士でした。
炭治郎は響凱の血鬼術を攻略し、自身の「全集中の呼吸・常中」の修行の成果を見せ、ついに響凱を倒します。
響凱は元十二鬼月でしたが、力を失ったことで無惨に捨てられた鬼でした。
屋敷の外で、炭治郎、善逸、伊之助は合流します。
伊之助は禰豆子の入った箱を奪おうとし、炭治郎は彼を止めるために頭突きを食らわせます。
この巻で、鬼殺隊の主要メンバーである「かまぼこ隊」(炭治郎、善逸、伊之助)が揃い、新たな関係性が築かれ始めます。
6巻 / 寄せ集めの家族
第6巻では、「かまぼこ隊」の三人が次なる任務地である那田蜘蛛山(なたぐもやま)へと向かい、そこでの過酷な戦いが描かれます。
響凱の屋敷での戦いを終えた炭治郎、善逸、伊之助は、傷を癒すために藤の花の家紋の家で休養を取ることになりました。
そこで、彼らは鬼殺隊士としての休息と、今後の修行に向けての準備をします。
その後、彼らは鎹鴉(かすがいがらす)の指示で、鬼殺隊士の消息が途絶えているという那田蜘蛛山へと向かいます。
山に入ると、彼らは蜘蛛の糸に操られた鬼殺隊士たちと遭遇します。
炭治郎は彼らを傷つけずに鬼を倒すため奮闘しますが、糸の力は想像以上に強力です。
山の中央部には、蜘蛛の糸を操る「父」「母」「兄」「姉」「累(るい)」からなる「蜘蛛の鬼」の家族がいました。
累は「十二鬼月」の「下弦の伍」でした。
彼らは互いを家族と呼ぶものの、異質な関係性で結ばれている偽りの家族です。
まず炭治郎は、蜘蛛の糸で隊士を操る「母鬼」と対峙します。
彼女の強力な糸に苦戦する炭治郎でしたが、自身の嗅覚と水の呼吸を組み合わせ、糸を断ち切り母鬼を倒しました。
一方、伊之助は「父鬼」と遭遇し、その圧倒的な力に手も足も出ません。
善逸は山の中で毒に侵された隊士たちを見て震え上がりますが、禰豆子を連れた炭治郎が苦戦していることを知り、臆病ながらも奥へと進みます。
そこで、蜘蛛の糸によって毒を注入された多数の隊士と「兄鬼」に遭遇し、善逸の雷の呼吸の才能が試されます。
7巻 / 柱との出会い
第7巻では、那田蜘蛛山での戦いが激化し、鬼殺隊の最高位である柱が本格的に登場します。
「蜘蛛の鬼」の家族の一員である累の圧倒的な力に、炭治郎は苦戦を強いられます。
累の放つ硬い糸は炭治郎の日輪刀すら折れかねないほど強力で、禰豆子も彼の血鬼術によって捕らえられてしまいます。
絶体絶命の状況の中、炭治郎は亡き父の神楽を思い出し、新たな技である「ヒノカミ神楽・円舞(えんぶ)」を放ち、累の頸を斬りました。
しかし、累は自身の頸を自ら切り離して生き延び、再び炭治郎たちを追い詰めます。
その時、水柱である冨岡義勇が駆けつけ、圧倒的な速さと技で累を瞬殺。
一方、善逸は毒に侵されながらも、「兄鬼」との戦いで雷の呼吸の技を極限まで引き出し、勝利します。
伊之助も「父鬼」に苦戦するものの、胡蝶しのぶに助けられました。
累を倒した義勇は、鬼殺隊隊規に反して鬼である禰豆子を連れている炭治郎を捕らえようとしますが、そこに蟲柱の胡蝶しのぶが現れます。
しのぶは禰豆子を処分しようとしますが、義治がそれを阻みます。
最終的に、お館様(おやかたさま)である産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)の命により、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊本部へと連行されることになりました。
8巻 / 柱合会議
第8巻では、鬼殺隊本部での「柱合会議(ちゅうごうかいぎ)」が開催され、炭治郎と禰豆子の処遇が議題となります。
鬼殺隊本部へと連行された炭治郎は水柱・冨岡義勇、蟲柱・胡蝶しのぶ、炎柱・煉獄杏寿郎、音柱・宇髄天元、霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃、蛇柱・伊黒小芭内、風柱・不死川実弥、岩柱・悲鳴嶼行冥が一堂に会する中、裁きを受けます。
柱たちは、鬼を連れている炭治郎の存在を隊規違反として厳しく糾弾し、禰豆子の即時処分を求めます。
特に不死川実弥は、禰豆子を挑発し、鬼の本性を暴こうとしますが、禰豆子は実弥の血を拒否し人間を襲わないという意思を示しました。
最終的に、お館様である産屋敷耀哉の仲裁により、炭治郎と禰豆子が特別な存在であることが認められ、禰豆子は人間を襲わないという条件付きで鬼殺隊での共存が許されます。
ただし、もし禰豆子が人間を襲うことがあれば、炭治郎と義勇、鱗滝が責任を取るという約束が交わされます。
柱合会議の後、炭治郎は胡蝶しのぶの屋敷である「蝶屋敷」で療養することになります。
そこで彼は、全集中の呼吸・常中の会得を目指し、善逸や伊之助と共に厳しい訓練に励み、煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が次の任務で向かうという無限列車へと、炭治郎たちが向かうところで巻は閉じます。
9巻 / 無限列車
9巻では炭治郎たちが無限列車に乗り込み、炎柱・煉獄杏寿郎と共に下弦の壱である魘夢(えんむ)との激しい戦いが繰り広げられます。
無限列車に乗り込んだ炭治郎、善逸、伊之助は、先に任務に就いていた炎柱・煉獄杏寿郎と合流します。
煉獄は、列車内で次々と乗客が行方不明になっている事件の調査にあたっていました。
列車内では、下弦の壱である魘夢の血鬼術によって、乗客と炭治郎たちは深い眠りに誘われます。
魘夢は夢を操る能力を持ち、人々を幸せな夢の中に閉じ込めることで精神を蝕み、精神の核を破壊しようと考えていました。
炭治郎は家族との幸せな夢を見ますが、それが偽りの夢であることに気づき、自らの頸を斬ることで目覚めます。
目覚めた炭治郎は、精神の核を破壊しようとする魘夢の配下たちと戦いながら、眠っている他の乗客や仲間たちを守ろうとします。
煉獄は、その圧倒的な実力で5両の車両を一人で守り、乗客たちを安全に誘導しました。
炭治郎、善逸、伊之助は協力して魘夢本体を探し、無限列車そのものと一体化した魘夢の本体を追い詰めます。
魘夢は列車全体を自身の肉体と化し、炭治郎たちを捕らえようとしますが、炭治郎は伊之助との連携技で魘夢の頸を斬ることに成功します。
しかし、魘夢の血鬼術は深く、列車全体が破壊され始めます。
10巻 / 煉獄杏寿郎の死
第10巻では無限列車での戦いが終結し、上弦の参・猗窩座(あかざ)の出現と、煉獄杏寿郎の壮絶な死が描かれます。
魘夢を倒し、無限列車での任務を終えた炭治郎たち。
しかし、彼らの前に突然、十二鬼月の最高位である上弦の参・猗窩座が現れます。
猗窩座は煉獄杏寿郎の強さを認め、鬼になるよう誘いますが煉獄はそれを断固拒否します。
煉獄と猗窩座の間で、鬼殺隊史上屈指の激しい死闘が繰り広げられることに。
煉獄は炎の呼吸の全てを尽くし、猗窩座の圧倒的な再生能力と体術に立ち向かいます。
炭治郎と伊之助は、そのあまりにもレベルの違う戦いを傍観することしかできません。
夜明けが迫る中、猗窩座は太陽の光を嫌い、撤退しようとします。
煉獄は最後の力を振り絞り、猗窩座の逃走を阻止しようとしますが、致命傷を負ってしまいます。
猗窩座は逃げ去り、煉獄は炭治郎たちに「胸を張って生きろ」という言葉を残し、笑顔で息を引き取りました。
煉獄の死は、炭治郎に深い悲しみと無力感を刻み込むと同時に自身の未熟さを痛感し、より強くなることを誓います。
11巻 / 無限城
第11巻では、煉獄杏寿郎の死を乗り越え、炭治郎たちが新たな修行に挑み、上弦の鬼の動向が描かれます。
無限列車での任務を終え、心に深い傷を負った炭治郎、善逸、伊之助は、再び蝶屋敷へと戻り療養します。
煉獄の死は彼らにとって大きな衝撃でしたが、炭治郎は煉獄の遺志を継ぎ、さらに強くなることを決意。
炭治郎は、煉獄の遺言にあった「ヒノカミ神楽」の手がかりを求め、煉獄家を訪れます。
そこで、杏寿郎の父である元炎柱の槇寿郎(しんじゅろう)と弟の千寿郎(せんじゅろう)に出会います。
槇寿郎は過去の出来事から心を閉ざし、炭治郎に辛く当たりますが、千寿郎は協力的で、煉治家が代々受け継いできた書物を見せてくれます。
しかし、その書物にはヒノカミ神楽に関する記述はありませんでした。
蝶屋敷に戻った炭治郎は、自身の呼吸の型がヒノカミ神楽と共通する部分があることを感じ取り、体への負担が大きいヒノカミ神楽を常時使えるようになるための訓練「全集中の呼吸・常中」の強化に励みます。
善逸と伊之助もそれぞれの弱点を克服するために訓練を再開します。
一方、無限列車での上弦の参・猗窩座の報告を受けた鬼舞辻無惨は、上弦の鬼たちを「無限城」に集め、新たな指令を下します。
無限城に集められた上弦の陸・堕姫(だき)、上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)、上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)、上弦の弐・童磨(どうま)、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の面々が描かれ、今後の物語における新たな脅威が示唆されます。
12巻 / 遊郭へ
第12巻では、炭治郎と音柱・宇髄天元(うずいてんげん)、そして善逸、伊之助が、上弦の陸・堕姫が潜む「遊郭」での任務に挑みます。
無限列車での療養を終えた炭治郎、善逸、伊之助の前に、派手好きの音柱・宇髄天元が現れます。
彼は、遊郭に潜入している自身の三人の嫁の消息が途絶えたため、鬼の潜む遊郭へ潜入捜査をするために、炭治郎たちを無理やり連れて行きます。
炭治郎たちは、女装して遊郭のそれぞれ異なる店に潜入し、嫁たちの情報を集めながら鬼の気配を探り始めました。
遊郭での生活に不慣れながらも、彼らはそれぞれの役割を果たそうとします。
やがて、炭治郎は遊郭の有力な店で、上弦の陸である堕姫(だき)と遭遇します。
堕姫は美しい花魁として遊郭に潜伏しており、人間を食らっていました。
炭治郎は堕姫の存在を確信し、激しい戦いとなります。
堕姫の帯を使った変幻自在の攻撃に苦戦する炭治郎でしたが、ヒノカミ神楽を駆使して堕姫を追い詰めます。
そこで堕姫は、自らの力を解放し、その姿を変容させます。
そして、彼女の本当の力と、もう一人の上弦の陸である兄の妓夫太郎の存在が示唆されるところで巻は閉じます。
13巻 / 上弦の陸
第13巻では、遊郭での戦いが本格化し、音柱・宇髄天元と、上弦の陸・堕姫、そしてその兄の妓夫太郎との熾烈な死闘が描かれます。
堕姫を追い詰めた炭治郎でしたが、彼女の本当の姿と力が明らかになり、さらにその兄である妓夫太郎が姿を現します。
妓夫太郎は背中に背負った鎌と、自身の血でできた猛毒を操る非常に強力な鬼でした。
上弦の陸は、堕姫と妓夫太郎の二人で構成されていたのです。
妓夫太郎の圧倒的な強さに、炭治郎は苦戦を強いられます。
そこに、宇髄天元が駆けつけ、妓夫太郎と対峙します。
宇髄は、自身の「音の呼吸」と高い身体能力を駆使して妓夫太郎と互角に渡り合いますが、妓夫太郎の毒と変幻自在の鎌の攻撃は熾烈を極めました。
善逸と伊之助も、それぞれ堕姫との戦いを繰り広げます。
善逸は眠りながらも雷の呼吸の技を繰り出し、伊之助は獣の呼吸で堕姫に立ち向かいます。
炭治郎は、宇髄と妓夫太郎の戦いの間に割って入り隙を突こうとしますが、上弦の鬼の連携は想像以上に強力でした。
妓夫太郎の猛攻により、宇髄天元は片腕と片目を失うほどの重傷を負い、瀕死の状態に陥ります。
絶望的な状況の中、炭治郎たちは諦めることなく、宇髄を援護しながら上弦の陸の頸を狙い続けるのでした。
14巻 / 百十数年ぶりの快挙
第14巻では、遊郭での上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘が決着し、新たな展開を迎えます。
瀕死の重傷を負った音柱・宇髄天元と、満身創痍の炭治郎、善逸、伊之助は、力を合わせて上弦の陸・妓夫太郎と堕姫に立ち向かいます。
炭治郎は妓夫太郎の猛毒に侵されながらも、ヒノカミ神楽を限界まで引き出し、ついに妓夫太郎の頸を狙います。
善逸と伊之助も、それぞれ堕姫の頸を斬るため、最後の力を振り絞ります。
激しい攻防の末、炭治郎が妓夫太郎の頸を斬ると同時に、善逸と伊之助が堕姫の頸を斬ることに成功し、ついに上弦の鬼、堕姫と妓夫太郎を同時に討伐します。
十二鬼月の中でも上弦の鬼が倒されるのは、百十数年ぶりの快挙でした。
鬼を倒した後も、妓夫太郎の血鬼術が周囲に広がり、炭治郎たちはその猛毒に苦しめられます。
しかし、禰豆子の血鬼術が毒を浄化する力を持つことが判明し、宇髄を含む全員が命を取り留めます。
戦いの後、宇髄は引退を表明し、炭治郎たちを労います。
この勝利は鬼殺隊にとって大きな希望となりますが、同時に多くの犠牲と傷跡を残しました。
また、鬼舞辻無惨は上弦の陸の敗北に激しく怒り、残りの上弦の鬼たちにさらなる圧力をかけます。
15巻 / 刀鍛冶の里へ
第15巻では、刀鍛冶の里を舞台に、上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺との戦いが始まります。
遊郭での戦いを終え、日輪刀を折ってしまった炭治郎は、新たな刀を打ってもらうため、刀鍛冶の里へと向かいます。
刀鍛冶の里は、鬼殺隊にとって重要な場所であり、その場所は秘密にされていました。
刀鍛冶の里で、炭治郎は霞柱・時透無一郎や、恋柱・甘露寺蜜璃と再会し、交流を深めます。
また、鬼殺隊の隊士でありながら、かつて禰豆子を助けた縁がある玄弥(げんや)とも出会います。
玄弥は、鬼を食うことで一時的に鬼の能力を得るという特異な体質の持ち主でした。
しかし、平穏な日々は長くは続きません。
鬼舞辻無惨の命を受けた上弦の肆・半天狗と、上弦の伍・玉壺が刀鍛冶の里に襲来します。
半天狗は、感情によって分裂する血鬼術を使い、炭治郎と玄弥、禰豆子は苦戦。
一方、玉壺は、壺から様々な生物を呼び出したり、空間を操ったりする血鬼術で、里の刀鍛冶たちを襲い、無一郎と対峙します。
炭治郎たちは、鬼の巧妙な攻撃に翻弄されながらも、里と刀鍛冶たちを守るために必死に戦う姿が描かれました。
16巻 / 過去の記憶と赫刀
第16巻では、刀鍛冶の里での上弦の鬼との戦いが激化し、炭治郎、禰豆子、玄弥、そして二人の柱の死闘が続きます。
刀鍛冶の里を襲った上弦の肆・半天狗の分裂した本体である「喜怒哀楽」の鬼たちと、その本体を巡る戦いは壮絶なものとなりました。
炭治郎は、分裂した鬼たちの猛攻に苦戦しながらも、ヒノカミ神楽を駆使して本体を追い詰めます。
禰豆子と玄弥もそれぞれの能力を活かして炭治郎を援護し、特に玄弥は鬼の肉を食らうことで一時的に鬼の特性を得て、驚異的な回復力と身体能力を発揮します。
一方、上弦の伍・玉壺は、刀鍛冶たちを弄び、無一郎を追い詰めます。
玉壺の奇妙な血鬼術によって、無一郎は窮地に陥りますが、彼は過去の記憶を取り戻し、「赫刀(かくとう)」を開花させ、覚醒します。
赫刀とは、日輪刀が赤く変色し、鬼の再生能力を鈍らせる特別な状態のことです。
覚醒した無一郎は、玉壺を圧倒し、ついに彼の頸を斬ることに成功します。
半天狗との戦いも佳境に入り、炭治郎は分裂した感情の鬼たちを退け、本体である「怯」の鬼を追い詰めます。
太陽が昇り始める中、半天狗は逃げようとしますが、炭治郎は禰豆子が太陽の光を浴びてしまう危険を顧みず、半天狗を追い詰めるのでした。
17巻 / 太陽の光と禰豆子
第17巻では、刀鍛冶の里での上弦の肆・半天狗との戦いが決着し、禰豆子に驚くべき変化が訪れます。
そして、鬼殺隊と鬼舞辻無惨の最終決戦に向けた準備が始まります。
太陽が昇り始め、焦りながら逃げ惑う半天狗。
炭治郎は、禰豆子が太陽の光に当たってしまう危険を承知で、半天狗の本体を追い続けます。
ギリギリのところで、炭治郎は半天狗の本体を捉え、ついにその頸を斬ることに成功し、上弦の肆・半天狗は完全に消滅します。
しかし、太陽の光が禰豆子に降り注ぎ、炭治郎は絶望します。
だが、驚くべきことに禰豆子は太陽の光を克服し、人間のように言葉を話せるようになっていました。
この出来事は、鬼舞辻無惨にとって何よりも衝撃的な事実であり、彼が追い求めていた「太陽の光を克服する鬼」が禰豆子だったことが判明します。
無惨は禰豆子を捕獲するため、鬼殺隊本部へと動き出します。
刀鍛冶の里での戦いの後、鬼殺隊は柱稽古(はしらげいこ)を開始。
これは鬼舞辻無惨との最終決戦に備え、全ての隊士の能力を底上げするために、柱たちが直接指導を行うというものです。
炭治郎もまた、様々な柱たちの元を訪れ、厳しい稽古に励みます。
この巻では、禰豆子の奇跡的な変化と、それによって鬼舞辻無惨の目的が明らかになるという、物語の根幹を揺るがす重要な出来事が描かれました。
18巻 / 柱稽古
第18巻では、鬼殺隊の柱稽古が進行し、炭治郎が様々な柱との交流を通じて成長する様子が描かれます。
そして、ついに鬼舞辻無惨が鬼殺隊本部に襲来し、無限城での最終決戦が幕を開けます。
刀鍛冶の里での戦いを経て、鬼殺隊は鬼舞辻無惨との決戦に備え、全隊士の能力向上を目指す柱稽古を開始します。
炭治郎は、それぞれの柱たちの稽古に参加し、彼らの指導を通じて自身の弱点を克服し、さらなる成長を遂げます。
音柱・宇髄天元の基礎体力強化の稽古、霞柱・時透無一郎の素早い動きに対応する稽古、恋柱・甘露寺蜜璃の柔軟性を高める稽古、蛇柱・伊黒小芭内の剣術の稽古など、個性豊かな柱たちとの稽古は、炭治郎にとって貴重な経験となります。
特に、風柱・不死川実弥との稽古では、彼の厳しさと鬼への強い憎しみの背景にある悲しい過去が垣間見えます。
そして、岩柱・悲鳴嶼行冥の元での稽古では、炭治郎は呼吸のさらなる奥義に触れようとします。
悲鳴嶼の厳しい稽古は、炭治郎を限界まで追い込みますが、彼の精神と肉体を鍛え上げました。
柱稽古が終盤に差し掛かった頃、ついに鬼舞辻無惨が鬼殺隊本部を襲撃。
お館様である産屋敷耀哉は、自らをおとりにして無惨を足止めしようとします。
その隙を突き、珠世が無惨に「人を鬼にする薬」とは別の、鬼を人間に戻すための薬を投与します。
しかし無惨の血鬼術によって、鬼殺隊の隊士たちは次々と「無限城」へと引きずり込まれ、鬼殺隊と鬼舞辻無惨、そして十二鬼月との最終決戦が幕を開けました。
炭治郎もまた、無限城へと吸い込まれていきます。
19巻 / 月の呼吸の剣技
第19巻では、無限城を舞台にした鬼殺隊と上弦の鬼たちとの壮絶な戦いが本格的に描かれます。
鬼舞辻無惨の血鬼術により、鬼殺隊の隊士たちは「無限城」へと引きずり込まれ、それぞれの場所で上弦の鬼たちと対峙します。
無限城は、鳴女(なきめ)の血鬼術によって空間が複雑に入り組んでおり、隊士たちはバラバラに引き離されます。
炭治郎は、無限城の中で行方不明だった冨岡義勇と合流し、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)と遭遇します。
黒死牟は、かつて人間の剣士であり、呼吸の使い手だったという衝撃的な過去を持つ鬼でした。
彼らの前に、風柱・不死川実弥と、その弟・玄弥も現れ、鬼殺隊最強クラスの面々が上弦の壱に挑むことになります。
黒死牟の圧倒的な力と、日輪刀から変化した特殊な刀、そして月の呼吸の剣技に、柱たちも苦戦を強いられます。
一方、善逸は無限城の奥で、かつての兄弟子であり、十二鬼月となった上弦の陸(新)・獪岳(かいがく)と対峙していました。
善逸は、自身が編み出した技を駆使して獪岳に挑み、兄弟子との因縁の戦いが始まります。
さらに、恋柱・甘露寺蜜璃と蛇柱・伊黒小芭内は、上弦の肆(新)・鳴女(なきめ)と対峙し、無限城の空間を操る彼女の血鬼術に苦戦します。
この巻では、それぞれの戦場の状況が描かれ、鬼殺隊と上弦の鬼たちの命を懸けた戦いの激しさが読者に示されます。
20巻 / それぞれの死闘
第20巻では、無限城での上弦の鬼との死闘がさらに激化し、特に上弦の壱・黒死牟との戦いが中心に描かれます。
上弦の壱・黒死牟との戦いは、冨岡義勇、不死川実弥、時透無一郎、そして玄弥の四人で繰り広げられました。
黒死牟の圧倒的な剣技と再生能力、そして彼自身の赫刀に苦戦を強いられる柱たちですが、それぞれの呼吸と血鬼術、そして赫刀の発現によって、徐々に黒死牟を追い詰めていきます。
特に、不死川実弥は自身の稀血(まれち)を利用して黒死牟の動きを鈍らせ、時透無一郎は自らの命を顧みず黒死牟の身体に赫刀を突き刺し、再生を阻害。
玄弥もまた、鬼の肉を食らうことで鬼の能力を一時的に得て、黒死牟を拘束しようと奮闘します。
一方で、上弦の弐・童磨(どうま)と対峙する蟲柱・胡蝶しのぶは、自身の毒を最大限に利用して童磨を倒そうと試みます。
童磨の恐ろしい血鬼術と精神攻撃に苦しめられながらも、しのぶは自らの命を捧げる覚悟で童磨に挑み、栗花落カナヲと嘴平伊之助も合流し、しのぶの意思を継いで童磨との戦いに加わるのでした。
そして黒死牟という最強の鬼の一人との戦いが決着に近づくところで巻は閉じ、次巻でのさらなる展開が期待されます。
21巻 / 終わらない戦い
第21巻では、無限城での上弦の弐・童磨との戦いに決着がつき、上弦の壱・黒死牟との戦いも佳境を迎えます。
上弦の弐・童磨(どうま)との戦いでは、胡蝶しのぶが自らの命を犠牲にして童磨の体内に猛毒を注入しました。
その隙を突き、栗花落カナヲと嘴平伊之助が連携して童磨の頸を斬ることに成功します。
童磨は最期に、人間だった頃の記憶を辿り、空虚な人生を送っていた自分に気付いたのでした。
一方、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)との戦いは依然として激しいものに。
冨岡義勇、不死川実弥、時透無一郎、そして玄弥の4人が力を合わせ、黒死牟を追い詰めます。
時透無一郎は、自らの日輪刀を赫刀に変え、黒死牟の体に深々と突き刺します。玄弥も鬼の力を使い、黒死牟を拘束しようとします。
しかし、黒死牟は追い詰められるほどに真の力を解放し、日輪刀から変化した肉体の刀をさらに変形させ、絶望的な強さを見せつけます。
時透無一郎は致命傷を負い、玄弥もまた限界を超えて傷つき倒れてしまいました。
絶望的な状況の中、実弥は不死の覚悟で黒死牟に立ち向かい、義勇もまた集中を切らすことなく戦い続けます。
この巻では、上弦の鬼の強さと、それに立ち向かう鬼殺隊士たちの壮絶な覚悟と犠牲が描かれ、特に黒死牟という最強の鬼の一人との戦いがクライマックスを迎えます。
22巻 / 最終決戦へ
第22巻では、上弦の壱・黒死牟との戦いが決着し、鬼舞辻無惨との最終決戦が本格的に幕を開けます。
上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)との激闘は続き、不死川実弥と冨岡義勇は満身創痍になりながらも、覚醒した黒死牟に立ち向かいます。
時透無一郎と玄弥は既に倒れてしまったものの、彼らの命がけの攻撃は黒死牟に大きなダメージを与えていました。
実弥と義勇の赫刀が黒死牟を追いつめ、ついに黒死牟の頸を斬ることに成功します。
しかし、黒死牟は頸を斬られてもなお、醜い異形の姿に変形して生き延びようとしました。
その悍ましい姿に、実弥と義勇は最後の力を振り絞り、完全に消滅させようとします。
そして、黒死牟は自身の過去と、弟である縁壱(よりいち)への劣等感を思い出しながら消滅していくのでした。
鬼殺隊にとって、最大の脅威の一つであった上弦の壱が倒されたことは大きな勝利となります。
黒死牟を倒した後、生き残った隊士たちは鬼舞辻無惨の元へ向かいます。
無惨は、珠世が投与した「鬼を人間に戻す薬」と「老化を促進する薬」によって身体に異変が生じ、苦しんでいました。
しかし、それでもなお無惨の圧倒的な力は健在で、彼は自ら最終形態に変貌し、炭治郎たちに襲いかかります。
炭治郎は、義勇と共に無惨に立ち向かいますが、彼の攻撃は予測不能で、炭治郎たちは圧倒されます。
無惨は、禰豆子を捕獲するため、鬼殺隊の本部へと向かい、鬼殺隊は全力を挙げて無惨に挑む、文字通りの最終決戦が始まる巻です。
23巻 / 終結
第23巻は、『鬼滅の刃』の最終巻であり、鬼舞辻無惨との最終決戦の結末、そしてその後の物語が描かれます。
鬼舞辻無惨との最終決戦は、夜明けまでの限られた時間の中で繰り広げられていました。
無惨は珠世の薬によって弱体化しているものの、その再生能力と攻撃は依然として絶大で、柱や炭治郎たちを次々と追い詰めます。
多くの鬼殺隊士が犠牲になる中、炭治郎は満身創痍になりながらも、日輪刀を赫刀に変えヒノカミ神楽を限界まで放ち続けました。
全ての柱たちが協力し、それぞれの呼吸と赫刀、そして痣の力を使って無惨に猛攻を仕掛けます。
特に、不死川実弥、冨岡義勇、悲鳴嶼行冥、甘露寺蜜璃、伊黒小芭内たちは、自らの命を顧みず、無惨を日の光が当たる場所へ押し出すために戦い続けます。
夜が明け始め、太陽の光が無惨に降り注ぎ無惨は必死に逃れようとしますが、炭治郎たちの最後の抵抗により、ついに完全に消滅します。
ところが炭治郎もまた無惨の血を取り込み、一時的に鬼と化してしまったのです。
しかし禰豆子や義勇、伊之助、善逸たちの呼びかけと必死の説得により、炭治郎は人間の心を取り戻し、人間に戻ることができました。
戦いが終わり、多くの犠牲者が出たものの、鬼殺隊は鬼舞辻無惨を倒し、1000年にも及ぶ鬼との戦いに終止符を打ちました。
生き残った隊士たちは、それぞれが新たな道を歩み始めます。
数十年後、現代において、炭治郎たちの末裔や転生したと思われる人々が登場し、彼らの平穏な日常が描かれ物語は幕を閉じます。

本当に壮絶な戦いだった・・・
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年公開)
テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」の直接の続編で、原作の「無限列車編」を映像化したものです。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は、テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」の直接の続編であり、炎柱・煉獄杏寿郎と共に、夢を操る下弦の壱・魘夢(えんむ)が潜む「無限列車」での激しい戦いを描いています。
炭治郎、善逸、伊之助は、乗客を守りながら魘夢の血鬼術による夢の攻撃を打ち破り、列車と一体化した魘夢を撃破します。
しかし、その直後、上弦の参・猗窩座(あかざ)が現れ、煉獄杏寿郎と壮絶な死闘を繰り広げます。
煉獄は猗窩座の誘いを拒み、最後まで鬼殺隊士としての誇りを貫き通しますが、致命傷を負い、炭治郎たちに「胸を張って生きろ」という言葉を残して息を引き取ります。
この映画は、煉獄杏寿郎の圧倒的な強さと壮絶な最期、そしてそれによって炭治郎が大きな成長を遂げる姿を描き、物語の重要な転換点となりました。
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ (2023年公開)
このワールドツアー上映は、テレビアニメ「遊郭編」の最終話と「刀鍛冶の里編」の第一話を劇場で先行上映したものです。
・遊郭編 最終話の炭治郎たちが上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘を制し、その勝利の代償と新たな任務への序章まで。
・刀鍛冶の里編 第一話の炭治郎が新たな刀を求めて刀鍛冶の里を訪れ、霞柱・時透無一郎や恋柱・甘露寺蜜璃と再会まで。
しかし、平和な里に上弦の鬼が襲来し、新たな戦いの幕開けが予感されます。
この上映は、テレビアニメの新シーズンの放送に先駆け、映画館の大スクリーンで迫力ある映像を体験できる機会として企画されました。
ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ (2024年公開) 簡潔まとめ
このワールドツアー上映は、テレビアニメ「刀鍛冶の里編」の最終話と、「柱稽古編」の第一話を劇場で先行上映したものです。
刀鍛冶の里編 最終話の炭治郎たちが上弦の肆・半天狗、上弦の伍・玉壺との死闘を繰り広げ決着し、禰豆子が太陽を克服するまで。
・柱稽古編 第一話の鬼殺隊が来るべき鬼舞辻無惨との最終決戦に備え、全隊士の強化を図る「柱稽古」が開始されるところまで。
炭治郎たちが新たな修行へと向かう、次の章への導入部分です。
この上映は、テレビアニメ「柱稽古編」の放送に先駆けて、映画館の大スクリーンで臨場感あふれる映像と音響を楽しめるよう企画されました。
劇場版「鬼滅の刃」無限城編 (制作決定、2025年7月公開予定)
原作漫画の「無限城編」を映像化する劇場版で、三部作として制作されることが決定しています。
その第一章が2025年7月18日に公開予定です。
これらの劇場版は、テレビアニメシリーズと密接に繋がっており、物語の時系列に沿って視聴することで、より深く『鬼滅の刃』の世界観を楽しめます。

三部作は必見だね!
「鬼滅の刃」を読んだ人の感想・レビュー

「鬼滅の刃」を読んだ人の感想・レビューを紹介します。
- 家族愛や仲間との絆が丁寧に描かれているのがいい
- 炭治郎と禰豆子の兄妹の絆には感動する
- 鬼も単なる悪役としてではない背景に泣ける
- 柱がそれぞれ個性豊かで面白い
- キャラそれぞれの過去や信念が描かれるので感情移入しやすい
- 呼吸法と技の表現がかっこいい
- 戦闘シーンは迫力がありながらもキャラの心理描写や戦略が盛り込まれているから飽きない
- ストーリーの流れがシンプルで分かりやすい
- 声優が豪華で驚いた

何度見ても面白いよね
まとめ

今回は「鬼滅の刃」を無料で読めるサイトはあるのか、安い電子書籍サイトを紹介しました。
先に結果から言うと、『鬼滅の刃』を完全無料で読めるサイトはありません。
有料ではありますが電子書籍サイトならお得に買えて、いつでもどこででも読めます。
電子書籍サイトはそれぞれ異なる特徴がありますが、定期的にお得なキャンペーンや割引セールを開催しているのが一般的です。
気になるサイトがあれば、ぜひ一度チェックして、お得に電子書籍を楽しんでみてください。
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