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聡明さと美貌を合わせ持つ賢妃・梨花。
彼女は艶やかな髪と涼しげな顔立ちに豊満な胸と印象的な美貌を持ち、皇帝の寵愛を受ける上級妃の一人として登場しました。
東宮を出産するも、白粉による中毒で体調を崩してしまい、そのまま命を落とす事となるなど、生まれたばかりの我が子を失ってしまう悲劇に見舞われてしまいます。
そしてついには自分の命までも落としかねないほどに衰弱してしまう梨花。
しかし、そんな彼女を救ったのは、薬師である猫猫の存在でした。
懸命な看病により、生きる気力を取り戻し、再び皇帝の寵愛を得る為に生きる事を決意し、失った我が子の分まで生きようとする彼女。
群青をイメージカラーを持つ梨花は、凛とした雰囲気と聡明さを持ち合わせ、自尊心も高い女性ですが、それ自制する理性と気品ある女性としても描かれています。
そんな彼女が物語の中で、皇帝とどのような関係を構築していくのか?
そして猫猫と、どのように関わって行くのかと、そんな梨花に注目していきましょう。
薬屋のひとりごとアニメキャラ「梨花(リファ)」とは?

「薬屋のひとりごと」に登場する梨花は、皇帝の寵愛を受ける上級妃の一人・賢妃として登場しました。
水晶宮に住まう23歳の彼女は、つややかな黒髪と涼しげな顔立ち、豊満な胸と魅力的な美貌を持ち、そして群青を基調とした衣装が印象的な美女でもあります。
かつて東宮を出産しましたが、白粉による鉛中毒によって我が子を失い、自身も衰弱してしまう不幸に見舞われてしまいます。
我が子である東宮を亡くしてしまう悲しい過去を持ち、生きる気力を失う中で身を挺して看病に努める猫猫の献身的な看病によって一命を取り留める事に成功します。
また皇帝の寵愛を失ってしまったと悩む彼女に、妓女の秘伝を伝授するなど、後の新たな子の妊娠などを手助けしてくれた猫猫に感謝する様になります。
この経験から、梨花は猫猫に対して特別な感情を抱く事となりました。
自分を助けてくれた感謝の意を込め、梨花は彼女に簪を送るなど、猫猫に関わる重要な人物ともなっていきます。
その凛とした佇まいと聡明さは、国母に相応しい素養と猫猫に表され、自尊心の高さも垣間見えてしまうものの、その根底には性質となる気品があり、人に上に立つべき風格を備えた女性とも言えるでしょう。
梨花(リファ)のプロフィール・特徴
名前 | 梨花(リファ) |
身長 | (公式な記述なし) |
年齢 | 23歳 |
誕生日 | (公式な記述なし) |
声優 | 石川由依 |
役職 | 賢妃 |
住居 | 水晶宮 |
イメージカラー | 青(群青) |
出身地 | (明確な描写なし) |
氏族 | 「華」の傍系と推察 |

まさにお妃様の中のお妃様だね!
梨花(リファ)の目的
梨花の明確な目的は東宮を産む事。
つまり皇帝の世継ぎを産む事にあります。
しかし鉛中毒によって我が子を失ったショックで身体を壊し、そのまま衰弱して命を落としそうになってしまうも、猫猫の治療によって一命を取り留め、再び皇帝との間に子を身籠もる事ができました。
彼女は皇帝の寵愛を受け、そして皇帝の子を産む事を自分の使命と想うほどに、皇帝に対しての想いを強く抱いています。
それは世継ぎを産むだけの国母もとい皇后になる野心だけではなく、純粋に皇帝を愛している一人の女性でもあります。
根底には一族の地位の安定もありますが、もっとも彼女が強く願っている事は、皇帝の為に世継ぎを産み、良き国母として皇帝を支える立場になる事を目的とし、その純粋なまでの想いは、猫猫も評価しています。
猫猫いわく梨花は国母になれる逸材と評しており、同じ上級妃である玉葉も認めている部分もあり、素養と素質のある人物とも言えるでしょう。
上級妃としての誇りと自尊心を強く持ち、皇帝の寵愛を受け止め、他の妃達の中で確固たる地位を築こうとするも、決して他を貶める卑劣な真似はせず、あくまでも堂々と寵愛を受けようとする姿勢は、上級妃としての尊厳を持つ女性なのです。

お妃になるのも大変だ!
梨花(リファ)の来歴

引用:Episodes|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト
梨花妃の来歴は作中では詳しく明かされてはいません。
現在明らかにされているのは現皇帝の縁戚にあたる名家の出身で、その家柄ゆえに賢妃の位が与えられ、皇帝の寵愛を受け、子を身籠もったとされています。
梨花の初登場は物語開始時で、梨花妃は皇帝との間に男児を儲け、その子を東宮・皇太子としていましたが、後宮内で使用されていた化粧品である白粉に鉛が含まれていた事が原因で、亡くしてしまいます。
この出来事により彼女は心を病んで衰弱し、その後鉛中毒によって命の危機に瀕してしまいます。
この鉛中毒の背景には猫猫の忠告を聞き入れず、毒入りの白粉を使い続けていた梨花の侍女の勝手な行為が原因ともなっており、我が子を失った事で衰弱した梨花を追い詰めていく事となります。
そしてこの侍女は梨花の命を狙ったのではなく、ただ彼女に綺麗になって欲しいからと、軽はずみな思いからの行動と、この件は猫猫を激怒させてしまいます。
追い打ちを掛ける鉛の白粉の毒を拭い、猫猫の懸命な看病の中で、子を失った梨花はこのまま死なせて欲しいと言うも、差し出された粥を無意識に飲み込む事は、生きたい証拠だと、不器用ながらも猫猫に励まされ、一命を取り留め回復に至ったのです。
この一件で梨花は猫猫に特別な感情を抱く事となります。
また梨花の侍女頭であった杏は、梨花の同い年の従姉妹ではあるも、梨花妃と共に妃候補として育てられていた仲でした。
しかし、杏には自尊心が強く性格に難があったために、比較的穏やかな梨花が妃へと選ばれてしまい、それが杏は自尊心を砕き、彼女の第二子を流産させようと堕胎薬を仕込む暗躍をおこなっていきました。
でも、この一件は猫猫の介入により阻止され、その後、杏は後宮から追放されてしまいます。
名家出身で、その生い立ちから上級妃となるべく教育を受けてきた彼女。
子を失う悲劇に見舞われながらも、猫猫との出会いを経て回復し、その後も皇帝の寵愛を維持し、物語に深く関わっていく事となります。

梨花はやさしいなぁ
初登場は「TVアニメの第1話」※漫画では第1巻の第1話から
梨花の初登場はアニメ、漫画、そして原作小説のいずれにおいても、第1話から登場しています。
帝の世継ぎを身籠もるも、次々と短命にその命を失ってしまう事件の被害者として登場し、同じ妃である玉葉妃に対し、激昂している激しいほどに取り乱した初登場となってしまいました。
この時の梨花は既に冷静ではなく、我が子が体調を崩して衰弱している状態のために、玉葉が自分の子供に呪いを掛けているのだと、半ば錯乱している状態でもありました。
この時の彼女の印象が強く残ってしまい、高慢な態度を取る女性と思われてしまいますが、普段の梨花は聡明で慈悲深い女性と、猫猫に評価される事で変わる事となります。
梨花(リファ)のキャラクターとしての魅力
高貴な品格と聡明さを合わせ持つ気高さにある
梨花は賢妃としてふさわしい品格と知性を持ち合わせています。
後宮という複雑な人間関係の中で、自身の立ち位置を理解し、冷静に物事を判断できる聡明さを持ち、そして悲劇を乗り越える事の出来る心の強さも持っています。
自身の子を亡くし、また彼女自身も落命の危機に瀕するという壮絶な経験をしました。
猫猫の助力を得て回復し、再び妃として前を向いて歩む姿は、彼女の持つ精神的な強さを現わしたとも言えます。
彼女の凛とした佇まい、そして芯の強さなど、その気高さの表れとも言えます。
そして猫猫に対する恩義も感じており、妃と下女の関係を超えた信頼関係を構築しています。
猫猫の持つ気質と人柄に触れ、彼女に好奇心を抱く事になる梨花。
猫猫に簪を贈り、侍女として迎え入れたい気持ちを持つなど、彼女を高く評価していることが伺えます。
意外なギャップが可愛い!
その見た目からはクールで完璧に淑女としての梨花ですが、その裏腹には猫猫から教わった妓女の秘伝から、様々な夜伽の方法が描かれた本を貰い、それを愛読しているといった、かわいらしい一面を見せることもあります。
また彼女を演じる声優の石川由依さんも、彼女の可愛さは追い詰められ、照れたりした時に見せる瞬間にあると言い、時折見せる女性としての繊細さが魅力ともなります。
東宮を失った際には母親として大いに悲しみ、また自身の身体の不調で弱きになったりとするなど、彼女もまた妃であるも、一人の女性なのです。
そして侍女頭であった杏の裏切りに対しても、怒りを露わにするワケではなく、妃としての優しさを見せ、本来ならば死罪にされる彼女を無礼を働いたとして、追放している事からも他人を思う優しさを魅せる一面があります。
繊細な感情に揺れ動き、完璧な妃ではなく、妃として学び続けている、自信を高めていく女性であることが、梨花の最大の魅力とも言えるでしょう。
梨花(リファ)の印象深い名言
「ねえ、私はもう子はなせないのかしら」
このセリフは我が子を亡くしてしまった事で自信を失い不安を抱いていた梨花が、猫猫に問いかけたセリフとなります。
この問いかけをしたことで梨花は自分の妃としての役割を再認識し、また女性としての存在意義と価値を改めて知る事となります。
玉葉に皇帝の寵愛を奪われたと不安を抱く梨花に、ある助言をすることで彼女は自信を取り戻し、そして猫猫から妓女の秘伝を教わる事で彼女は再び、皇帝の子を身籠もる事となります。
そのおかげで玉葉も寝不足が解消されたと、猫猫はなんとも複雑な顔をしてしまいます。
この子をなせないとする意見を猫猫に呟く梨花の不安と恐れは、それだけ猫猫を信頼し、またその信頼に猫猫が応え、互いの信頼関係が構築されたセリフとも言えるでしょう。
「この者は解雇します。そして、今後一切、後宮への立ち入りを禁じていただきたい」
このセリフは侍女頭の杏に対して放たれた言葉です。
梨花が放った中でも厳しく断罪する言葉であり、また梨花の慈悲とも言える、最後の優しさを示した賢妃としての毅然とした言葉でもあります。
同じ妃教育を幼い頃からずっと受けていた杏の事を想い、また彼女の事を処すのではなく、一人の妃として毅然と向き合ったセリフとも言えるでしょう。
国の未来を切り開こうとする妃としての強い意志を見せた瞬間でもあり、また彼女が再び母親になる決意を示した強さのセリフでもあり、猫猫も強くなったと認める程に、彼女の成長を示す重要なセリフでもあるのです!
梨花(リファ)は皇帝と結ばれるかについての考察

現在の視点から見れば、梨花妃と皇帝は結ばれるのか?
その可能性は未知数とも言えるでしょう。
現在の皇后として就いたのは確かに玉葉ですが、今後の中でもし子供が亡くなるとすれば、彼女は皇后を辞する可能性もあり得ます。
また皇后となれば命を狙われる可能性もありますので、展開によっては玉葉は命を落として作中から退場する可能性も有り得なくはありません。
何分に権力が絡む事なので、簡単にいかないのもまた王位の問題なのです。
その時に梨花が皇后として前に出る可能性もあり得ます。
そしてもし彼女を皇后にすべきとする勢力が出てくれば、内容はさらに複雑化するでしょう。
玉葉は西の国の血を引いている存在でもあり、血統主義の観点から見れば、皇后に相応しくないとする意見も出てくる可能性があります。
皇帝を巡る玉葉との軋轢など、今後の物語に組み込まれるかもしれませんね。

大変なことにならなければいいけど!
皇帝との出会い
梨花妃と皇帝の出会いは作中で描かれていませんが、彼女が子を産んでいることや、家柄がよいと作中で言及されていることから考えれば、梨花は政略結婚に近い形で結ばれた可能性が高いでしょう。
梨花は格式高い家柄の出身であり、幼い頃から妃教育を受けてきた優等生でもあります。
将来の皇后候補として梨花は後宮に入る資質もあると考えれば、幼少期に出会っていた可能性もあるでしょう。
猫猫が後宮に入った時点で梨花は皇帝の子を身籠もっていたので、二人の関係はそれなりに良好だったと思われ、また彼女が病に伏したときも、猫猫に治療を命じているなどを見れば、皇帝は梨花と深い関係にあるとも言えるでしょう。
梨花と皇帝の出会いの背景は、未だに謎の部分がありますが、今後の作品の展開で描かれ、政略の中で芽生えていく絆の物語が描かれるかもしれませんね。
現状の伏線
梨花は猫猫によって心身ともに回復し、また子を失い絶望していた中で、自らの在り方を見詰め直し、本来の気品ある意識を取り戻した事が、大きな伏線の一端とも言えるでしょう。
また梨花は国母として素養と資質が高いと猫猫にも評価されており、血筋に家柄などを考えれば、彼女が国母へと歩んでいく展開もあり得るかもしれません。
しかしその時は、物語に大きな変化が生じる展開となる事でしょう。
玉葉に何か問題が生じてしまい、皇后の座が梨花へと移る可能性もあり得る状況と、現在の皇后の座を賭けた問題が起きることも十分にあり得ます。
その時に猫猫や壬氏はどのように動くのか?
二人の運命を含めての転換期になるかもしれませんね。
梨花(リファ)は皇后になる可能性があるのか
現在のところでは梨花妃が皇后になる可能性は低いでしょう。
まず皇后となったのは玉葉であり皇后として就いています。
梨花は素養としては国母にふさわしいと評価されてはいますが、彼女は子を失った過去があり、また実家との縁戚関係などの問題もあることなど、権威の拡大化をを懸念されている部分もあるので、玉葉の皇后は安定しているモノとされ、また梨花自身も自分の子を表に出すことを強くせず、今は健やかな成長を見守っている状態です。
しかし今後の事を考えれば、梨花を皇后に押し上げようとする勢力が出てくるかもしれません。
これらの物語の展開や伏線や作中で起きる展開などに注目しながら、梨花の身の回りに何が起きてしまうのかと、皇后という立場が彼女を不幸にしないか心配です。
梨花(リファ)に関するよくある疑問・共感ポイント

ここまで梨花関連の記事をまとめてきました。
彼女は読者の感情を強く揺さぶるキャラクターであり、高慢な態度が目立つも、それは愛する我が子を失う瀬戸際にいたからこその感情だったのです。
しかし猫猫による治療によって一命を取り留め、また妓女の秘伝により、彼女は子を失った傷を乗り越え、さらなる成長を遂げる事に成功しました。
本来の気品と知性、そして母親としての純粋な愛情を持つ、妃として成長を遂げた梨花。
より彼女の魅力を知って欲しく、共感と成長の軌跡をまとめていきましょう。
梨花(リファ)の声優は?
声優の概要解説
梨花の声優を勤めるのは石見舞菜香(いわみ・まなか)さんです。
生年月日は1989年5月30日。
血液型はAB型で身長161cm。
出身地は兵庫県と2021年に結婚し、所属事務所は「mitt management」となる2002年にデビューした声優さんです。
「進撃の巨人」ミカサ・アッカーマン
「トロピカル〜ジュ!プリキュア」一之瀬みのり/キュアパパイア
お淑やか系から男勝りな勝ち気系など、声質の幅広い演技力が魅力の声優さんと、繊細な感情表現から力強い演技までこなし、時折見せる梨花のプライドの高さ、子を失った際の悲しみ、そして猫猫によって心を開いていく心情変化を見事に演じ、多くのファンを魅了しています。彼女の演技が、梨花妃というキャラクターに深みと共感を与えています。
梨花(リファ)のモデルは?
リファをモデルにした歴史上の人物は現在公開されていません。
作者である日向夏先生が彼女を描くにあたり参考したのは、中国の後宮制度の中で生きた女性たちの状況から、そのキャラ性を着想していったと考えられます。
皇帝の寵愛を受け、他の妃との権力争いと、子を巡る悲劇に巻き込まれる女性。
それは中国史の物語で見られる後宮で描かれていく日常でもあり、非情な世界でもある証明とも言えるでしょう。
皇位継承を巡る争いの中で梨花のキャラクターは、妃たちが背負うだろう栄光と悲劇を受けていく、女性の苦悩を象徴しているとも言えます。
愛すべき我が子を失い、心身を蝕まれ、立ち直っていく過程は、後宮に生きる女性の強さの象徴とも言えるでしょう。
後宮という特殊な環境を示す上で、重要な存在である存在として創作されたと考えられます。。
梨花(リファ)は今後どうなっていくのか?
梨花妃は現在の視点では、第二子となる男児を出産した事で、比較的穏やかな生活をしています。
子は健やかに元気に育っていますが、皇后の地位は玉葉が就いており、梨花妃は皇后にはなれてはいません。
しかし梨花は皇帝の寵愛を深く受けており、現在の「賢妃」の位を快く受け入れています。
今後も後宮の主要な妃として皇帝と関わりながら、我が子と向き合い過ごしていくと思われますが、今後の物語の内容で、大きな転機を迎えていくのかもしれません。
願うならば、健やかに過ごして欲しいですね。
まとめ

今回は薬屋のひとりごとにおける梨花の事をまとめていきました。
物語序盤において読者に高慢な印象を与えた彼女。
しかしその裏には子を失う不幸が背景にあり、皇帝との間に授かった子を失う悲しみは、彼女の悲哀を高めたとも言えるでしょう。
しかし後に自身も衰弱に苛まれ、子は産めない不安に苛まれていくも、猫猫による献身的な治療で梨花は、再び気品と知性を持つ母親として蘇っていきます。
純粋な愛情を持ち、皇帝の心を射止める彼女の存在は、物語を華やかに彩らせるヒロインの一人とも言えるでしょう。
梨花は第二子を産み、かつて幸せに出来なかった子供の分まで幸せにしようとする、母性を強く描いています。
皇后として前に出ることはなくも、賢妃として皇帝から寵愛される幸せで包まれて欲しいモノです。
悲劇を乗り越え、大きく成長した彼女は、多くの読者を魅了した存在ともいるでしょうね。