楽巌寺嘉伸の術式や能力・名言についてわかりやすく解説【呪術廻戦】

楽巌寺嘉伸（がくがんじ よしのぶ）は『呪術廻戦』に登場するキャラクターで、呪術高専京都校の学長を務める呪術師です。

彼は呪術界の保守派の筆頭で、伝統や秩序を重視する思想を持ちながら、物語の進行に伴い内面で葛藤や変化を見せる複雑な人物です

本記事では、楽巌寺の能力やエピソード等について詳しく解説していきます。

呪術廻戦アニメキャラ「楽巌寺嘉伸」とは?

引用元：呪術廻戦公式

楽巌寺嘉伸（がくがんじ よしのぶ）は、『呪術廻戦』に登場する、呪術高専京都校の学長で呪術師です。伝統や形式を重んじる保守的な人物として描かれている一方で、自信の信念や価値観を強く持ち、呪術界の現状に対しては独自の視点を持っています。

楽巌寺嘉伸のプロフィール・特徴

楽巌寺は白く長い髭に長い眉毛を持ち、耳や鼻、口に複数のピアスをつけた高齢の呪術師です。基本的には和服を着用していますが、その下にTシャツを着たり、個性的なファッションが目立ちます。

さらに、戦闘時にはエレキギターを持ち、これを用いて術式を展開する姿が印象的で、このエレキギターは彼の外見における象徴的なアイテムとも言えます。

これらの特徴が、彼の保守的な立場と斬新な戦闘スタイルのギャップを強調し、楽巌寺のキャラクター性を際立たせています。

葵

ファンキーなおじいちゃん！

楽巌寺嘉伸の目的

楽巌寺嘉伸の目的は、呪術界の秩序を維持し、その伝統と安定を守ることです。彼は保守派の代表として、呪術界のルールや価値観を重んじ、秩序の乱れを回避するために行動します。

そのため、宿儺の器である虎杖悠仁の存在を危険視し、彼を排除しようとする冷徹な決断を下します。また、夜蛾正道との関係やその死を通じて、人間的な後悔や葛藤が描かれることから、単なる権威主義者ではなく、呪術界の未来を案じる一面も示唆されています。

葵

改革を目指す五条悟とは合わないね！

楽巌寺嘉伸の来歴

楽巌寺嘉伸は、京都校呪術高専の学長であり、呪術界の保守派を代表する人物です。幼少期や過去の詳細な背景は明らかにされていないものの、伝統を重んじる思想を持ち、呪術界の秩序維持に尽力してきました。作中では、宿儺の器である虎杖悠仁を危険視し、彼の処遇を巡って他のキャラクターと対立する姿が描かれています。夜蛾正道との関係や彼の死をきっかけに葛藤を抱きつつも、呪術界の規律を守るために行動を続ける点が特徴です。

アニメ初登場は第1期8話「退屈」

楽巌寺嘉伸の初登場シーンは、アニメ第1期8話「退屈」に描かれています。（漫画では3巻の第18話）

このシーンでは、交流会の打ち合わせのため京都校学長として登場しますが、五条悟に騙されて意図せず五条と顔を合わせる展開となります。

楽巌寺と五条の関係は決して良好ではなく、会話のやり取りから二人が犬猿の仲であることが明らかになります。また、虎杖悠仁の処遇を巡る議論を通じて、楽巌寺の保守的な思想が際立つ場面でもあります。

このシーンは、楽巌寺と五条の対立構造を象徴するとともに、楽巌寺の立場やキャラクター性を知る上で重要な要素を含んでいます。

葵

ほんとうに五条とは気が合わない！

渋谷事変後に夜蛾正道を処刑

楽巌寺嘉伸は、渋谷事変には参戦せず、呪術界の保守派として上層部と行動を共にし、渋谷事変後の対応において重要な役割を果たしました。

渋谷事変後に行われた呪術界の裁定で、上層部の命令に従い、夜蛾正道を処刑する役割を担いました。呪術界の上層部は夜蛾が開発した「完全自立型人口呪骸」の製造を危険視し、その秘密を聞き出すために楽巌寺を派遣し製造方法を聞こうとします。製造方法さえ教えれば死罪は免れると夜蛾を説得しますが、夜蛾は答えようとしませんでした。

結果的に夜蛾は死の間際にその情報を明かしました。この際、楽巌寺は「何故…今更話した？何故もっとはやく 何故生き延びなんだ…!!」と後悔を口にし、冷徹な決断を迫られる彼の内面的な葛藤が描かれています。

この出来事は、楽巌寺の保守的な立場と忠誠心を示す一方で、彼の内面の葛藤や後悔も浮き彫りにしました。

2024年11月27日 夜蛾正道の術式「傀儡操術」や能力・名言についてわかりやすく解説【呪術廻戦】

人外魔境新宿決戦にて五条悟を庵歌姫とサポート

決戦前、楽巌寺は五条に、渋谷事変後の混乱で上層部の命令に従い夜蛾正道を処刑したことを打ち明けます。この際、楽巌寺は夜蛾やパンダ、そして五条が自分を恨んでいないことに疑問を抱きつつ、内心で葛藤している様子がうかがえます。

五条はこれを淡々と受け入れながら、「アンタが総監部のトップに立てば少しはマシになる」と楽巌寺の実力と責任感を認める発言をします。このやり取りは、楽巌寺が抱える内面の葛藤を際立たせると同時に、五条との関係性の変化を感じさせる重要な場面です。この会話は、呪術界の今後の在り方を考える伏線となり、楽巌寺の内面に変化の兆しが現れる重要な場面です。

人外魔境新宿決戦においては、楽巌寺は庵歌姫と共に五条悟を支える重要な役割を果たしました。彼は戦闘の直接的な参加はなかったものの、庵歌姫の術式を活用し五条の戦闘を間接的にサポートしました。このサポートは、五条が宿儺との激戦で持てる力を最大限発揮するための重要な布石となっています。五条が前線で孤立しないようにする楽巌寺の立場や行動は、彼の成長や呪術界への責任感を示しています

葵

なんだかんだ言って五条のことは認めてるんだね！

2024年11月19日 庵歌姫の術式や能力・名言についてわかりやすく解説【呪術廻戦】

2024年11月18日 パンダの能力・名言についてわかりやすく解説【呪術廻戦】

楽巌寺嘉伸の術式・能力

楽巌寺嘉伸の術式は、エレキギターを使用して音を呪力に変換し、衝撃波として放つというものです。彼の身体自体が「アンプ」の役割を果たし、演奏した旋律を増幅させて中距離の敵を攻撃します。

このユニークな術式は、呪術界の保守派筆頭である彼の古風なイメージと対照的な斬新さを持っています。

術式は呪力の増幅・放出(術式の名前は不明)

楽巌寺嘉伸の術式は、エレキギターを使用して演奏した音を呪力に変換し、増幅して衝撃波として放つ中距離向きのユニークな能力です。彼の体がアンプの役割を果たし、ギター演奏を通じて強力な攻撃を可能にします。この術式は威力だけでなく、音による広範囲攻撃としても活用可能で、敵の動きを封じる用途もあります。

術式の名前は明らかにされていませんが、楽巌寺の保守的な性格とは対照的に、斬新かつクリエイティブな側面を象徴しています。また、演奏スキルが術式の効果に影響することも考えられ、楽巌寺ならではの個性的な戦闘方法を生み出しています

葵

見た目とのギャップが…

楽巌寺嘉伸の印象深い名言・エピソード

楽巌寺嘉伸のセリフや行動は、彼の内心にある後悔や呪術界の冷酷な現実を象徴し、物語を深くする要素として機能しています。

• 「好き嫌いの問題ではない」
• 「老い先短い年寄りの時間は高くつくぞ」
• 「儂を殺して 確かめろ」
• 「少しお喋りがすぎるのぉ」
• 「糞餓鬼が」
• 「個のために集団の規則を歪めてはならんのだ」
• 「はて その節とは」
• 「何故…今更話した 何故もっとはやく 何故生き延びなんだ…!!」

一方、五条悟を中心に、楽巌寺の呪術界での立場や高齢であること揶揄するような暴言が投げかけられる場面も多々あります。

• ハナから敬う気がねーんだよ 最近の老人は主語がデカくて参るよホント
• ほらお爺ちゃん 散歩の時間ですよ!! お昼ご飯はさっき食べたでしょ!!
• とぼけるなよジジィ
• 牛乳飲んで出直してこい 老い耄れ
• 爺さんもよく聞け
• 謀略 策略勝手にやれよ 但し次俺に指図してみろ　殺すぞ
• どーせ上に命令されただけだろ

葵

けっこうな言われよう…

楽巌寺嘉伸ついての考察

楽巌寺嘉伸は呪術高専京都校の学長で、呪術界の保守派を象徴する存在です。秩序や伝統を重んじる一方、エレキギターを用いた斬新な術式を持つギャップが彼の個性を際立たせています。

夜蛾正道の処刑では、上層部の命令に従いながらも後悔と葛藤を抱える姿が描かれ、冷徹な行動の裏にある人間味が垣間見えます。また、五条悟やパンダとのやり取りでは、保守的な思想と変革の間で揺れる姿が印象的です。彼の存在は、呪術界の旧体制と変革の必要性を象徴し、物語に深みを与える重要な要素となっています。

呪術界上層部との繋がり

楽巌寺嘉伸は、呪術高専京都校の学長であり、呪術界の保守派筆頭として上層部と密接な関係を持っています。渋谷事変後、上層部の命令を受けて夜蛾正道を処刑したことや、虎杖悠仁の処刑を主張するなど、組織の規律を重視する姿勢を示しています。

五条悟のような改革派とは対立しており、彼から「保守派筆頭」と称されることもあります。しかし、楽巌寺自身が上層部に含まれるとされ、その決定に同意し従う姿勢は、保身的であるとの批判も存在します。彼の行動は、呪術界の伝統と秩序を維持するためのものであり、そのために非情な決断を下すことも厭わない人物として描かれています。

一方で、こうした行動には葛藤があり、夜蛾処刑の際には後悔の感情を露わにしています。彼の立場は、呪術界の硬直した権力構造と、その変革の必要性を物語る重要な要素といえます

五条悟との関係

楽巌寺と五条は、呪術界においてしばしば対立する立場にあります。楽巌寺は保守派を代表し、伝統や秩序を重視する一方、五条は既存の体制を批判し、呪術界の変革を目指す改革派の象徴です。この価値観の違いから、特に虎杖悠仁の処遇を巡る議論で緊張が高まりました。

それでも、五条は楽巌寺の判断力や立場を一定程度尊重しており、楽巌寺に「総監部のトップに立てば、少しはマシになる」と語る場面もあります。これは五条が楽巌寺の能力を認めている証拠と言えます。一方で楽巌寺は五条に頼りすぎるなと呪術界のバランスを危惧する発言をするなど、複雑ながら相互に影響を及ぼし合う関係です

葵

うまくやれば最強のコンビかもね！

楽巌寺嘉伸に関するよくある疑問・共感ポイント

楽巌寺嘉伸について読者がよく抱く疑問や共感ポイントは、彼の「矛盾したキャラクター性」と「葛藤」です。一見すると呪術界の伝統を重んじる冷徹な保守派に見える一方、エレキギターを使用した革新的な術式や、夜蛾正道を処刑する際の後悔に満ちた態度は、彼の人間的な側面を浮き彫りにします。また、虎杖悠仁を危険視する行動に対しては、共感と反感が入り混じります。さらに、「音楽を趣味とする高齢の呪術師」という個性に対して、意外性から親近感を抱く読者も多いです。彼の行動や言葉は、呪術界の問題や変革の必要性を考えさせる存在として機能しています

楽巌寺嘉伸は死亡した?

楽巌寺嘉伸は生存しています。

渋谷事変後、楽巌寺は呪術総監部からの命令で夜蛾正道の死刑執行を担当しました。夜蛾は完全自立型人工呪骸の製造方法を隠していましたが、最期にその秘密を楽巌寺に明かし、「呪い」として伝えました。その後、楽巌寺は新宿決戦において、五条悟と宿儺の戦いの開幕に協力し、無下限呪術の奥義「虚式茈」を200%まで引き出すサポートを行いました。

新宿決戦後に呪術界再編の可能性があり、彼が総監部のトップに立つ展開が予想されていますが、実際はトップに立ったかは不明です。

葵

トップに立って改革していってほしいな…

2024年11月6日 【呪術廻戦】死亡キャラ一覧！死亡シーン全まとめ

楽巌寺嘉伸はギタリスト?

楽巌寺嘉伸は、作中でエレキギターを使用した術式を持つことから「ギタリスト」とも言えるキャラクターです。彼の趣味として音楽への関心が描かれており、作中で使用しているエレキギターは形状から「フライングV」と推測され、好きなギタリストとしてもジミ・ヘンドリックスを挙げています。

彼の術式は、ギターを演奏することで音を呪力に変換し、衝撃波として放出するという独特の戦闘スタイルを持ちます。この術式は音楽的センスと呪術が融合した独自の技術が特徴です。

ジミ・ヘンドリックスの影響を受けた可能性が高く、ギターのパフォーマンスにもそのスタイルが垣間見えます。

葵

バンドメンバー募集中らしいよ！

まとめ

楽巌寺嘉伸は呪術高専京都校の学長で、呪術界の保守派を象徴するキャラクターです。秩序と伝統を重視しながらも、エレキギターを用いて音を呪力に変換する独自の術式を持ち、意外性のある一面を見せます。

物語では、虎杖悠仁の処遇や夜蛾正道の処刑といった厳しい決断を通じ、冷徹な行動と内面的な葛藤が描かれています。また、五条悟やパンダとのやり取りを通じて、呪術界の硬直した体制や変革の必要性を浮き彫りにする存在でもあります。

彼の存在は、呪術界の問題点を象徴しつつ、変化への可能性を示す重要な役割を担っています。